本記事のおすすめ・比較は、広告報酬の多寡ではなく、公表スペック・技術的根拠にもとづいて選定・評価しています。価格は変動が激しいため、購入前に各リンク先で最新価格を確認してください。

「写真も動画もどんどん増える。思い切って4ベイNASにしたいけど、どれを選べばいいの?」
2ベイでは物足りなくなってきた人が次に検討するのが4ベイNAS。HDDを4台積めるぶん、大容量・高い耐障害性・拡張性が手に入ります。この記事では、2ベイとの違いから用途別のおすすめモデル、必要なHDD本数と総額まで、4ベイNAS選びをまるごと解説します。

結論:用途で選ぶ4ベイNAS

  • コスパ重視で4ベイを始めたい → UGREEN DH4300 Plus(約5万円・8GBメモリの高コスパ)
  • Plexで4K動画を配信したい → QNAP TS-464(Intel製・ハードウェアトランスコード対応)
  • 家庭用4ベイの定番・長く使いたい → Synology DS425+(DSMの完成度と長期サポート)
  • SOHO・自宅サーバーとして高性能に → Synology DS925neo+(約11.8万円・Ryzen V1500B・2.5GbE×2・2026年8月6日発売)。DS425+との差は13,000円。上位プラットフォームがこの上乗せで届きます
  • ECC標準が必要なら → Synology DS925+(約16.1万円)。DS925neo+とはCPU・ベイ数・ポート・保証まで同一で、公式仕様書の記載差は3か所・そのうち家庭の判断に関わるのは標準メモリがECCかどうかの1点です。差額43,500円を払う理由があるかで判断してください

4ベイNAS選びでよく聞かれる点を、先に一問一答でまとめます。

4ベイ選びのよくある疑問 ひとことの答え
2ベイと4ベイ、どっちがいい? 写真・書類中心なら2ベイで十分/動画・RAW多め・RAID 5を使うなら4ベイ
4ベイの最大のメリットは? RAID 5/SHRで「容量効率」と「1台故障耐性」を両立できること
HDDは最初から4台必要? 多くの機種は1〜2台から開始し、後で増設可能(RAIDは同時構成が安全)
予算はどれくらい? 本体5万円台〜約16.5万円+HDD 4台。合計約18万円〜約35.7万円が目安(執筆時点・HDDは値上がりが続いています)
Plex(動画配信)向けは? ハードウェアトランスコード対応のIntel製(QNAP TS-464等)が有利

各項目は本文で詳しく解説します。まず「2ベイと4ベイ、どちらを選ぶべきか」から見ていきましょう。

4ベイNASとは?2ベイとの違い

4ベイNASとは、HDD(またはSSD)を最大4台搭載できるNASのこと。2台までの2ベイNASに対し、容量・耐障害性・拡張性で一段上を狙えるのが特徴です。まず両者の違いを表で確認します。

比較項目 2ベイNAS 4ベイNAS
HDD搭載数 最大2台 最大4台
使えるRAID RAID 1(ミラーリング)中心 RAID 5/6・SHRも選べる
容量効率(耐障害あり) 実効50%(1台ぶんが冗長) 実効75%(RAID 5なら1台ぶんだけ冗長)
拡張性 低い(買い替えになりがち) 高い(HDDを足して増設可)
本体価格 3万〜7万円台 5万円台〜約16.5万円(DS925+を除けば5万〜12万円台)
向く用途 写真・書類・家庭の共有 動画・RAW・大容量・自宅サーバー

いちばんの違いは、RAID 5やSHRが使えること。詳しくは次で解説しますが、これにより「容量のムダを抑えつつ、HDD1台の故障に耐える」という、2ベイでは難しいバランスが取れます。

2ベイと4ベイ、どっちを選ぶ?

迷ったときの判断はシンプルです。

2ベイと4ベイの選び分け

  • 2ベイでOK:保存するのは写真・書類・年数本の動画が中心/容量は合計4〜8TBで足りる/予算を抑えたい
  • 4ベイがおすすめ:動画コレクションやRAW写真が多い/将来10TB以上に増やしたい/RAID 5で容量効率よく冗長化したい/Plexなどの自宅サーバーを本格運用したい

「まだ2ベイでいいかも」という人は、初心者向け2ベイNASのおすすめも合わせてどうぞ。逆に、データが確実に増え続ける・動画をたくさん貯める見通しがあるなら、最初から4ベイを選んだほうが後から買い替える無駄を避けられます。

4ベイの最大メリット:RAID 5/SHRで容量効率と耐障害性を両立

4ベイNASを選ぶ最大の理由が、RAID 5(またはSynologyのSHR)を使えることです。RAID 5は、4台のうち1台ぶんを「パリティ(誤り訂正用)」に使い、残りを容量として使う仕組み。これにより、HDD1台が壊れてもデータが失われず、しかも容量のムダは1台ぶんだけで済みます。

構成 RAID 実効容量 故障耐性
4TB×2(2ベイ・RAID 1) RAID 1 4TB(実効50%) 1台まで
4TB×4(4ベイ・RAID 5) RAID 5 12TB(実効75%) 1台まで
4TB×4(4ベイ・RAID 6) RAID 6 8TB(実効50%) 2台まで

同じ「1台故障耐性」でも、4ベイのRAID 5なら容量効率が75%と、2ベイのRAID 1(50%)より大幅にお得。これが4ベイの決定的な強みです。RAIDの仕組みをもっと知りたい人はRAID 0/1/5/6/SHRの違いを徹底解説を、そもそもRAIDが必要か迷う人はRAIDは必要?を参考にしてください。

RAIDはバックアップではありません
RAID 5/6はHDD故障に強い仕組みですが、誤削除・ウイルス・NAS本体の故障には無力です。重要データは必ず別媒体へのバックアップ(3-2-1ルール)を併用してください。

RAID 5を「HDDを何本・何TBで組むか」から逆算したい人は、RAID 5を組めるNASの選び方(3本スタートと4本目の追加・容量の早見表)も参考にしてください。

4ベイNASの選び方・4つのポイント

4ベイNAS選び・チェックポイント

  1. CPU(用途で決まる):Plexで4K動画を配信するなら、ハードウェアトランスコード対応のIntel製CPUが有利。写真整理や共有中心ならARM製でも十分。ただしCPUがIntelでも、SynologyのDS425+はPlex・Jellyfin・EmbyでのハードウェアトランスコードがDSMの標準状態では効きません。DS925+とDS925neo+はAMD Ryzen V1500Bで、そもそもQuick Sync自体が非搭載です
  2. メモリ:Docker・仮想マシン・写真AI整理を使うなら8GB以上(増設可否も確認)
  3. ネットワーク:2.5GbE以上が今の標準。大容量転送が多いなら10GbE対応機も
  4. OSの完成度:初心者にはSynology(DSM)が最も扱いやすい。UGREEN・QNAPは価格・拡張性で対抗

とくに重要なのはCPUです。「Plexで4K動画を観るか」で選ぶべき機種が変わります。次に、用途別のおすすめモデルを具体的に見ていきましょう。

【2026年】4ベイNASのおすすめモデル

主要な家庭用4ベイNASを一覧化しました(本体のみの目安。DS925neo+は2026年8月23日、DS925+は8月21日、DS425+は8月22日、UGREEN DXP4800 Plusは9月8日、QNAP TS-464は8月5日、UGREEN DH4300 PlusとASUSTORは8月4日に確認した実勢です)。

モデル CPU メモリ ネットワーク 実売目安 向く用途
ASUSTOR Drivestor 4 Pro Gen2 Realtek ARM 2GB 2.5GbE 約5.1万円〜約6.4万円 低価格帯で4ベイ入門
UGREEN DH4300 Plus Rockchip ARM(8コア) 8GB(増設不可) 2.5GbE 約5万円 コスパ重視
Synology DS425+ Intel Celeron 2GB(最大6GB) 2.5GbE+1GbE 約10.3万円〜約12万円 家庭用4ベイの定番
QNAP TS-464 Intel N5095 4GB(最大16GB) 2.5GbE×2 約11万円 Plex 4K配信
UGREEN DXP4800 Plus Intel Pentium Gold 8505 8GB DDR5(最大64GB) 10GbE+2.5GbE 約9.3万円 高性能・拡張性
Synology DS925neo+ AMD Ryzen V1500B 4GB non-ECC(最大32GB) 2.5GbE×2 約11.8万円
2026年8月6日発売
SOHO・高性能を枠内で
Synology DS925+ AMD Ryzen V1500B 4GB ECC(最大32GB) 2.5GbE×2 約16.1万円〜約16.5万円
2026年8月に上昇(下記)
ECC標準が要るSOHO

コスパ重視なら:UGREEN DH4300 Plus

「4ベイを、できるだけ安く始めたい」なら、UGREEN DH4300 Plusが有力です。約5万円という価格ながら8GBメモリ(LPDDR4X・増設不可)・2.5GbE・最大128TB対応と、価格を大きく超えるスペック。写真のAI整理やスマホ自動バックアップにも対応します。ARM製CPUのためPlexの重い4Kトランスコードは苦手ですが、大容量保管とバックアップが主目的なら十分な1台です。

Plex 4K配信なら:QNAP TS-464

自宅でPlexサーバーを立てて4K動画を配信したいなら、Intel製CPUを積んだQNAP TS-464が有力です。内蔵GPU(Intel UHD Graphics)による4K HEVCのハードウェアトランスコードに対応します(当サイトは本機を保有しておらず、同時配信できる台数は未検証です)。メモリは最大16GBまで増設でき(8GBモデルなら最初から余裕)、Docker/仮想化にも対応。さらにHDMI 2.0出力でテレビ直結、PCIe Gen3スロットでM.2 SSDキャッシュや10GbEの増設にも対応します。OS(QTS)はやや多機能で中級者向けですが、使いこなせば自宅サーバーの中核になります。ただし2026年7月28日の価格改定で本体は約11万円まで上がり、10GbEを備えるDXP4800 Plus(約9.3万円)より高くなりました。4Kのハードウェアトランスコードが目的でないなら、購入前に両者の実売差を確認してください。Plex運用の詳細はNASでメディアサーバー(Plex/Jellyfin)も参考にしてください。

家庭用の定番・長く使うなら:Synology DS425+

とにかく失敗したくない・長く安心して使いたい人には、SynologyのDS425+が定番です。ただしPlex・Jellyfin・EmbyのハードウェアトランスコードだけはDSMの標準状態では効きません(Quick Sync内蔵のCeleron J4125ながらSynologyがドライバ対応を外したため)。その用途は前述のQNAP TS-464側です(詳しくはPlex・Jellyfin・Embyの比較)。写真管理・ファイル共有・Docker・純正アプリには影響しません。OS(DSM)の完成度が高く、SHRで異なる容量のHDDを混在させて後から容量アップも可能。写真管理(Synology Photos)や自動バックアップ(Active Backup for Business)が無料で使え、初心者でも迷いにくいのが強みです。より高性能を求めるなら、同じSynologyのRyzen機が選択肢になります。

▼ リンク先はガイドブック付モデル(DS425+/G)です。上に出した本体価格は無印モデルの実売なので、購入前に無印と/Gの両方の価格をご確認ください

Ryzenの4ベイは「高い」から「約1.3万円差」へ:DS925neo+の登場

ここが2026年8月に大きく動きました。2026年8月6日、SynologyはDiskStation neo+シリーズ(DS1825neo+/DS1525neo+/DS925neo+/DS725neo+の4機種)を発表しました。4ベイのDS925neo+(約11.8万円)と上位のDS925+を、公式仕様書の全項目で突き合わせたところ、記載が違ったのは3か所だけでした。そのうち家庭の判断に関わるのは標準メモリのECC/non-ECCの1点です。CPU(AMD Ryzen V1500B・4コア8スレッド)・4ベイ+M.2×2・2.5GbE×2・最大メモリ32GB・DX525で最大9ベイ・騒音20.5dB(A)・消費電力37.91W(アクセス時)・3年保証は、いずれも記載が一致していました。公式が挙げる転送速度も読み取り最大522MB/秒・書き込み最大565MB/秒で2機共通です(Synologyの社内テスト値。構成によっては下回ると公式が注記しています)。

公式仕様書で記載が違った3か所 DS925+ DS925neo+
標準メモリ 4GB DDR4 ECC SODIMM 4GB DDR4 non-ECC SODIMM
オプション扱いのメモリ ECCモジュール3種(D4ES04-4G/D4ES03-8G/D4ES03-16G) 上記ECC 3種+non-ECCモジュール D4NS01-4G
Hyper-Vの対象OS Windows Server 2025・2022 Windows Server 2025

両機の公式Product Specifications(いずれも2026年8月6日版)を、ハードウェアからソフトウェアまで全項目突き合わせた結果です(2026年8月31日に当サイトで確認)。あくまで「仕様書の記載上の差」であり、仕様書に載らない差まで否定するものではありません。Hyper-Vの記載差が何を意味するかは当サイトでは確認できておらず、家庭のNAS用途には関係しない項目です。なお当サイトは両機の実機を保有していないため、この比較は公式仕様書にもとづくもので、実測値や使用感は含みません。

Synology 4ベイ・本体差(実勢中心値) DS425+(Celeron・2GB)との差
DS925neo+(Ryzen・4GB non-ECC) +13,000円
DS925+(Ryzen・4GB ECC) +56,500円

つまり、約1.3万円の上乗せで、DS425+の上位プラットフォームに手が届きます。一方ECC標準のDS925+は7月下旬から8月にかけて実売が約12.5万円→約16.1万円へ上昇し、DS925neo+との差は43,500円に開きました。値上がりの原因を示す公式発表は確認できていないため、当サイトは因果を書きません(時期が重なっている事実のみ)。

4ベイのneo+は、本体だけでRAID 5を組める

同じneo+シリーズでも、4ベイを検討している人にとっていちばん効く違いが1つあります。RAIDです。

公式仕様表の対応RAIDタイプを並べると、DS725neo+はRAID 5/6/10に「(with Expansion Unit)」という但し書きが付きます。拡張ユニットDX525を足して初めて選べる、という意味です。対してDS925neo+のRAID 5/6/10には但し書きがなく、本体4ベイだけで組めます(この点は従来のDS925+も同じ表記です)。

さらにDS925neo+は、HDDを足してのボリューム拡張がSHR・JBOD・RAID 5で対象(RAID 6だけは拡張ユニット併用時)、グローバルホットスペアもSHR・RAID 1・RAID 5が対象です。つまり「まず数台で始めて、あとからHDDを足して容量を増やす」運用が、拡張ユニットなしで完結します。

この記事が4ベイを勧める理由そのもの(RAID 5/SHRの容量効率75%と1台故障耐性)が、neo+の価格のまま手に入るということです。neo+という選択肢の意味は、2ベイより4ベイのほうが大きいというのが当サイトの見方です。

公式Product Specifications(DS925neo+/DS725neo+/DS925+ とも2026年8月6日版)の Supported RAID Type を比較(2026年8月31日確認)。なお公式仕様表は「Synology Hybrid RAID」としか書かず、SHR-1/SHR-2を区別していません(従来のDS925+も同じ書き方です)。

ECCメモリは要るのか、後から増やせるのか

ECC(Error-Correcting Code)はメモリ上の1bitの誤りを訂正し、2bitの誤りを検出する仕組みです。効きやすいのはメモリ上にデータを長時間保持し続ける使い方で、24時間稼働のデータベース・仮想マシン・大規模なファイルサーバーがこれにあたります。

家庭ではどうか。当サイトが家庭向けに勧めてきたDS223j(1GB)・DS225+(2GB)・DS425+(2GB)は、いずれも標準メモリがnon-ECCです。写真・動画・書類を保管するという用途で、ECCの有無によっておすすめが変わった場面を、当サイトはまだ確認していません。「ECCが無いとデータが壊れる」という説明も見かけますが、家庭の環境でどれだけの頻度で起きるのかを示すデータを当サイトは確認できておらず、断定を避けています。Synologyの公式発表も「ワークロードの拡大に応じて」ECCへ拡張できると書くにとどまり、家庭では不要とは言っていません。

メモリを後から増やす場合、2機で道が分かれます。

メモリをどうしたいか DS925neo+ DS925+
ECCで運用したい 標準の4GB non-ECCを外して入れ替え(ECCとnon-ECCの混在はSynologyが公式に非サポート) 標準がECC。ECCモジュールを足すだけ
ECCは要らない、容量だけ増やしたい 公式のオプション一覧にnon-ECCモジュール D4NS01-4G が載っている 公式のオプション一覧にnon-ECCの記載なし

「標準の1枚を残して、もう1枚足せる」とは断定できません
公式仕様書はマルチモジュール構成では全モジュールが同一で、同じモデル番号を共有する必要があると注記しています。一方で、プリインストールされている4GB non-ECCモジュールの型番がD4NS01-4Gと同じかは公式に記載がなく、当サイトでは確認できていません。2枚構成で8GBにする前提で買うなら、購入前にSynologyまたは販売店へ確認してください。

ECC化を選ぶ場合、標準の4GB non-ECCは使わなくなる前提で総額を見てください。差額43,500円を最初から払う理由は「初期構成のままECCで運用したい」場合に絞られます(詳しくはneo+と従来Plusは何が違うのか)。

お詫びと訂正(2026年8月23日)
2026年8月22日の更新では、同時期に併売開始していたDS925neo+に触れず「DS425+との差5.7万円を払えるか」という枠組みで書いていました。正しくは「約1.3万円差のneo+があり、ECC標準が要るときだけDS925+」です。訂正します(DS925+は終売ではなく併売。2026年8月23日時点で公式製品一覧に両機が掲載)。

なお、より高性能なUGREENが欲しい人には10GbE対応のDXP4800 Plus(約9.3万円)もあり、こちらはDS925+より約6.8万円安く、10GbEを内蔵します。

4ベイに必要なHDDは?本数と総額

4ベイNASは本体だけでは動きません。別途、NAS用HDDが必要です。RAID 5で運用するなら最低3台、フル構成なら4台を用意します。HDDは24時間稼働に耐えるCMR方式のNAS用HDD(WD Red Plus・Seagate IronWolfなど)を選ぶのが鉄則です。

構成(RAID 5・4台) 実効容量 HDD総額の目安 本体込み総額
4TB×4 約12TB 約13万円前後 約18万円〜約29.5万円
6TB×4 約18TB 約16.4万円前後 約21.4万円〜約32.9万円
8TB×4 約24TB 約19.2万円前後 約24.2万円〜約35.7万円

HDD総額はWD Red Plus 1本の実勢を4倍した目安です。本体込み総額の下限は上の本体価格表で最も安いUGREEN DH4300 Plus(約5万円)、上限は最も高いSynology DS925+(約16.5万円)と組み合わせた金額です。本記事の価格は2026年8月4日以降に当サイトが確認した実勢を使っています(最も古い確認日を表示)。2026年はHDDの値上がりが4ベイの総額を大きく押し上げています(WD Red Plus 6TBは秋葉原最安で1月から7月に+72.7%)。4台まとめ買いは値動きの影響も4倍になるので、相場の推移と買い時はNAS用HDDの値上がりと相場の推移で確認してから決めるのがおすすめです。

「まず全ベイ埋めなくても」という人は、1〜2台から始めて後で増設する運用も可能です(ただしRAIDの再構成に時間がかかるため、可能なら最初から必要本数を揃えるのが安全)。おすすめのHDDモデルはNAS用HDDのおすすめで詳しく解説しています。

4ベイNASの電気代・置き場所は?

4ベイはHDDが増えるぶん、消費電力も2ベイより上がります。目安は月¥400〜¥700程度(HDD4台・常時稼働時)。HDDのスリープ(ハイバネーション)機能を有効にすれば、夜間の消費を抑えられます。詳しくはNASの電気代と静音・省エネ設定を参考に。置き場所は、放熱のため周囲に数cmの余裕をもたせ、直射日光と密閉を避けるのが基本です。

よくある質問(FAQ)

Q. 家庭用に4ベイはオーバースペックですか?
A. 写真・書類が中心なら2ベイで十分です。ただし動画コレクションやRAW写真が多い、将来10TB以上に増やしたい、RAID 5で容量効率よく冗長化したいなら、4ベイのほうがむしろコスパよく使えます。用途次第です。
Q. 4ベイは最初からHDDを4台そろえる必要がありますか?
A. 多くの機種は1〜2台から始めて後で増設できます。ただしRAIDの再構成には時間がかかり、リスクもゼロではないため、可能なら最初から必要な本数を揃えるのが安全です。
Q. Plexで4K動画を配信したいのですが、どの4ベイがいいですか?
A. ハードウェアトランスコードに対応したIntel製CPUの機種(QNAP TS-464など)が有利です。ARM製CPUのモデルは大容量保管には向きますが、重い4Kトランスコードは苦手な傾向があります。
Q. RAID 5にすれば、バックアップは不要ですか?
A. いいえ。RAID 5はHDD1台の故障には強いですが、誤削除・ウイルス・NAS本体の故障には対応できません。RAIDはバックアップの代替ではないため、重要データは別媒体へのバックアップ(3-2-1ルール)を必ず併用してください。
Q. DS925neo+とDS925+は何が違いますか?どちらを買うべき?
A. 公式仕様書(2026年8月6日版)を全項目突き合わせると、記載が違うのは3か所です。①標準メモリ(neo+が4GB non-ECC、DS925+が4GB ECC)②オプション扱いのメモリ(neo+にだけnon-ECCモジュールD4NS01-4Gの掲載がある)③Hyper-Vの対象OS。家庭の判断に関わるのは①だけで、CPU・ベイ数・M.2×2・2.5GbE×2・最大32GB・3年保証は同一、2026年8月23日時点で併売されています。家庭の写真・動画・バックアップが中心ならDS925neo+で十分です。neo+も後からECC化できますが、ECCとnon-ECCの混在は公式に非サポートのため、標準の4GB non-ECCを外しての入れ替えになります。それでも差額43,500円を最初から払うのは「初期構成のままECCで運用したい」場合に絞られます。
Q. 家庭用のNASにECCメモリは必要ですか?
A. 必須ではありません。ECCが効きやすいのは、24時間稼働のデータベースや仮想マシンのようにメモリ上でデータを長時間持ち続ける使い方です。当サイトが家庭向けに勧めてきたDS223j・DS225+・DS425+はいずれも標準メモリがnon-ECCで、写真・動画・書類の保管という用途でECCの有無によっておすすめが変わった場面は確認していません。ただしSynologyの公式発表も「家庭では不要」とは書いていないため、業務データを預ける・仮想マシンを常時動かすといった使い方なら、ECC標準のDS925+を選ぶ理由はあります。
Q. DS925neo+は本体だけでRAID 5を組めますか?
A. 組めます。公式仕様表では、DS925neo+の対応RAIDタイプのうちRAID 5/6/10に「(with Expansion Unit)」の但し書きが付いていません(4ベイ本体のみで選べます)。同じneo+でも2ベイのDS725neo+はRAID 5/6/10に但し書きが付き、拡張ユニットDX525が必要です。またDS925neo+はHDDを足してのボリューム拡張がSHR・JBOD・RAID 5で対象なので(RAID 6は拡張ユニット併用時)、後からHDDを増やす運用も本体だけで完結します。
Q. 4ベイNASの寿命はどれくらいですか?
A. 本体は5年以上使えることが多く、HDDは3〜5年を目安に交換します。4ベイならHDDを1台ずつ交換しながら長期運用しやすいのも利点です。

まとめ:用途とHDD本数を決めれば4ベイ選びは失敗しない

4ベイNAS選びの最終結論

  • コスパ重視 → UGREEN DH4300 Plus(約5万円・8GBメモリ)
  • Plex 4K配信 → QNAP TS-464(Intel製・ハードウェアトランスコード対応)
  • 家庭用の定番 → Synology DS425+(DSMの完成度・SHR)
  • SOHO・高性能 → Synology DS925neo+(Ryzen V1500B・2.5GbE×2・4GB non-ECC)。DS425+との差は13,000円で、上位プラットフォームがこの上乗せで届く
  • ECC標準が要るときだけ → Synology DS925+(約16.1万円)。DS925neo+との差43,500円。neo+も後からECC化できるが、混在が公式に非サポート=標準メモリを外しての入れ替えになる
  • 4ベイの真価はRAID 5/SHRで容量効率75%+1台故障耐性。HDDはCMRのNAS用を4台が基本
  • RAIDはバックアップではない。重要データは別媒体へ(3-2-1ルール)

まだ2ベイと迷っているなら2ベイNASのおすすめを、他の容量・機種も含めて比べたいならNASおすすめ10選をどうぞ。HDD選びはNAS用HDDのおすすめが参考になります。

参考・出典