本記事のおすすめ・ランキング・比較は、広告報酬の多寡ではなく、公表スペック・技術的根拠と、一部機種の実機レビューにもとづいて選定・評価しています。
更新日:2026年9月2日|カテゴリ:選び方・おすすめランキング
「家庭用NASを買いたいけど、Synology・QNAP・UGREEN・BUFFALO…種類が多すぎ!」
執筆時点(2026年8月)で本体15万円以下を基準に家庭用NASを10機種厳選し(HDDは別売り・総額の目安は各所に明記)、実売価格・スペック・向いている人を一気に比較します。なお9位の枠は、予算上限を超えたDS925+から、同一プラットフォームのSynology DS925neo+(2026年8月6日発売・約¥116,800〜)へ入れ替えました。順位は「その価格帯に対する必要十分さ」で付けているため、性能が上でも家庭の主目的から外れる機種は下位になります——本機はQuick Sync非搭載で動画配信向きではなく、上位のDS425+(4位)より高い一方、4ベイ+Ryzenの処理性能が要る人に絞られるため9位です。DS925+と同じRyzen V1500B・2.5GbE×2のまま標準メモリをnon-ECCにした廉価モデルで、15万円の枠内に収まります。16万円台へ上がったDS925+は、ECC標準の上位モデルとして参考掲載に回しました。
お詫びと訂正(2026年8月23日):8月22日の更新ではDS925+の値上がりだけを取り上げ、DS925neo+に触れていませんでした。「この性能帯は予算超過」と読める記述になっていた点を訂正します。
結論、初心者は Synology DS225+ か UGREEN NASync DXP2800 を選んでおけばまず後悔しません。
予算帯から選びたい人は家庭用NASおすすめランキング(予算別)が近道です。この記事は全10機種を横並びのスペック比較表でまとめて見比べたい人向けにまとめています。
今すぐ結論(2026年版)
- 初心者の鉄板:Synology DS225+(約¥62,000〜¥72,000)
- HDD自由&高性能:UGREEN NASync DXP2800(約¥50,930〜¥59,880)
- 4ベイ大容量:Synology DS425+(約¥102,820〜¥119,890)
- 予算15万円の枠内で上位を狙うなら:UGREEN NASync DXP4800 Plus(約¥85,560〜¥93,000・10GbE内蔵)か QNAP TS-464(約¥109,800〜)
- Ryzenの4ベイを枠内で:Synology DS925neo+(約¥116,800〜¥118,599・2026年8月6日発売)
- 予算超過の参考枠:Synology DS925+(約¥161,379〜¥165,000)。DS925neo+と同一プラットフォームで標準メモリがECC。実売が16万円台へ上がり、本記事の予算上限を超えました
2026年版・家庭用NAS 10選一覧(実売価格つき比較表)
スマホで横スクロールが大変なときは、用途からサッと選べる用途別おすすめ早見表(後述)が見やすいです。
| 順位 | モデル | ベイ | CPU | メモリ | LAN | 本体実売(¥) | こんな人に |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | Synology DS225+ | 2 | Celeron J4125 | 2GB(増設可) | 2.5GbE+1GbE | 62,000〜72,000 | 初心者の鉄板 |
| 2 | UGREEN NASync DXP2800 | 2 | Intel N100 | 8GB | 2.5GbE | 50,930〜59,880 | HDD自由・コスパ |
| 3 | Synology DS223j | 2 | Realtek ARM | 1GB | 1GbE | 34,000〜39,000 | とにかく安く |
| 4 | Synology DS425+ | 4 | Intel Celeron | 2GB(増設可) | 2.5GbE+1GbE | 102,820〜119,890 | 4ベイ初心者 |
| 5 | QNAP TS-464 | 4 | Intel N5095 | 4GB(増設可) | 2.5GbE×2 | 109,800〜113,292 | Plex 4K配信 |
| 6 | UGREEN NASync DXP4800 Plus | 4 | Intel Pentium Gold 8505 | 8GB(最大64GB) | 10GbE+2.5GbE | 85,560〜93,000 | 4ベイ高性能 |
| 7 | QNAP TS-233 | 2 | ARM Cortex | 2GB | 1GbE | 27,800〜33,000 | QNAP最安 |
| 8 | ASUSTOR Drivestor 4 Pro Gen2 | 4 | Realtek ARM | 2GB | 2.5GbE | 51,473〜63,699 | 4ベイを安く導入したい人 |
| 9 | Synology DS925neo+ 2026年8月6日発売 | 4 | Ryzen V1500B | 4GB non-ECC(最大32GB) | 2.5GbE×2 | 116,800〜118,599 | SOHO・高性能を枠内で |
| 10 | BUFFALO LinkStation LS720D0802 8位→10位に降格 | 2 | ヘキサコア | 非公開 | 2.5GbE | 98,700 (98,700〜113,000・HDD 4TB×2同梱) | テレビ録画(DTCP-IP)・国内サポート |
| 参考 | Synology DS925+ 予算上限超過 | 4 | Ryzen V1500B | 4GB ECC(最大32GB) | 2.5GbE×2 | 161,379〜165,000 2026年8月に上昇 | ECC標準が要るSOHO(本体15万円超) |
※本体価格は執筆時点の実勢(当サイトの価格データベースと連動。Drivestor 4 Pro Gen2は2026年8月4日、DS425+とDXP4800 Plusは8月22日、QNAP TS-233は8月22日、DS223j・DS225+は8月19日、UGREEN DXP2800は8月31日の確認です)。QNAP TS-464は2026年7月28日に価格改定があり、本記事の金額は改定後の実勢(2026年8月5日確認)に差し替えています。9位は2026年8月6日発売のSynology DS925neo+に差し替えました(2026年8月23日確認)。DS925+は7月下旬から8月にかけて約12.5万円→約16.1万円へ上昇したため(8月21日確認)、参考行として残し、本体15万円という予算上限を超えたことを明記しています(DS425+は同時期ほぼ横ばいです)。HDDは別売りです(LS720D0802のみHDD 4TB×2同梱で、表示価格=HDD込みの総額)。LS720D0802のレンジ幅はショップ間の価格差です。中心値と下限は当サイトが2026年8月14日にAmazon.co.jp本体で確認した価格で、上限の113,000円は2026年8月5日までに調べた楽天市場・Yahoo!ショッピングの値をそのまま置いています(上限は8月14日には取り直していません)。価格の確認日は最も古いもので2026年8月4日です。
2026年8月の順位見直し:LS720D0802を8位から10位へ/さらに「総額が安い」という理由も失効しました
バッファローは2026年に希望小売価格を3回引き上げました(LS720D0802は66,440円→74,800円→87,010円→110,440円)。当初は実売がそこまで追随していませんでしたが、2026年8月14日に確認した時点で実売も98,700円まで上がりました(Amazon専売型番のLS720D0802/N・販売元Amazon.co.jp)。同じ実効4TBのDS223j+NAS用HDD 4TB×2(101,000円)との差は2,300円=ほぼ同額で、「HDD込みだから総額が安い」という推奨理由はなくなりました。
順位を下げた理由は、もともと価格以外の3点でした。①買える経路が狭い——ヨドバシは販売終了表示、ツクモは完売、ケーズデンキは取扱終了、価格.comは掲載店ゼロで、在庫を確認できたのはAmazon.co.jp本体と楽天・Yahoo!の数店だけ(2026年8月3日確認。Amazon本体の在庫は8月5日にも確認しており、以前あった残数の逼迫表示は解消していました)。②店ごとの価格差が大きく、いくらで買えるかが読めない。③本ランキングが最重視する「5〜7年運用しての失敗しにくさ」で、スナップショット・アプリ追加・Docker非対応、保証1年という制約が他機との差になる。ここに今回、総額の優位の消失が加わりました。DTCP-IP録画という本ランキングの他機にない機能は健在なので圏外にはせず、用途特化枠として10位に据え置きます。選ぶ理由は「録画を残せること」と「HDDを選ばず届いた日から使えること」の2点で、価格ではありません。
各モデル詳細レビュー
1位:Synology DS225+ — 初心者の鉄板
2025年発売の最新2ベイPlus機。Btrfs対応でスナップショット運用可、Synology PhotosのAI顔認識も公表スペック上は快適に動く水準。DSM 7.3完全対応で初めてのNASとして当サイトが最も安心して勧められる選択。HDD互換性制限はあるが2025年10月のDSM更新で一部緩和。
なぜ2位(より安く高性能なDXP2800)より上か:本ランキングは「生スペック」ではなく5〜7年運用しての“失敗しにくさ”を最重視軸に置きました。DSMの成熟度・約7年のサポート実績・トラブル時の日本語情報量でDXP2800を上回るため1位です。価格とスペックのコスパを最優先するならDXP2800(2位)が上になります。
ただしPlex・Jellyfin・EmbyのハードウェアトランスコードはDSMの標準状態では効きません(DS225+はQuick Sync内蔵のCeleron J4125ながらSynologyがドライバ対応を外したため)。写真管理・ファイル共有・Dockerには影響しませんが、メディアサーバーが主目的なら2位のDXP2800かPlex・Jellyfin・Embyの比較を先にご覧ください。
初心者で迷うならまずコレ。DS225+の最新価格・在庫を確認する。
2位:UGREEN NASync DXP2800 — HDD自由&Intel N100
同価格帯のSynologyをCPU・メモリで圧倒するコスパモンスター。Plex 4K配信、Docker、仮想マシンも快適。HDMI 2.0出力でテレビ直結も可能。OSはUGOS Pro(DSMより一歩劣るが急速に追いついている)。サードパーティHDD(WD Red Plus / IronWolf)が完全自由に使えるのが最大の魅力。8GB DDR5メモリはこの価格帯では潤沢で、写真整理アプリとDockerを同時に動かしても動作に余裕があります。国内で購入した個体には2年保証が付くため、初めての海外ブランドNASでも導入のハードルは高くありません。実際の使用感はDXP2800 実機レビューで紹介しています。2026年7月には10GbE版の上位モデル DXP2800 GT も加わりましたが、HDD 2本で組むなら10GbEは活かしきれません(DXP2800 GTと無印の違いで試算)。
UGREEN公式は2026年9月3日に希望小売価格を65,880円へ改定すると告知しています(改定前は59,880円)。改定されるのは希望小売価格で、実売は通常その割引後の価格です。上の実売は改定前の相場(2026年8月31日確認)で、改定後に実売がどこまで動くかは当サイトでは確認できていません。出典:UGREEN公式 DXP2800 製品ページ(2026年9月2日確認)
コスパ最優先ならDXP2800。楽天/Amazonの価格を確認する。
3位:Synology DS223j — とにかく安く始めたい
「J」型番のエントリー機。メモリ1GB固定(増設不可)、Plexのハードウェアトランスコード不可という制限はあるが、写真自動バックアップ・Time Machine・ファイル共有など基本機能は全て使える。BtrfsとスナップショットはDSM 7.2-64570以降でDS223jも対応済みで、当サイトも実機のDS223jをRAID 1+Btrfsで運用しています(ext4とBtrfsの違い)。本体3万円台+HDD 4TB×2=総額¥101,000前後でNAS入門できる最安ライン。
4位:Synology DS425+ — 4ベイ初心者の本命
4ベイPlus機。SHR(Synology Hybrid RAID)で異容量HDD混在・後から容量UP可能。Surveillance Stationの無料カメラライセンスは2台(追加は有償)、Active Backup for Business無料。家庭用4ベイの定番として5年以上使える。
5位:QNAP TS-464 — Plex 4K配信の実力派
Intel N5095の内蔵GPU(Intel UHD Graphics)で4K HEVC ハードウェアトランスコードが爆速。Plex Pass併用で家族別プロファイル+4K配信が快適。HDMI 2.0出力、PCIe Gen3スロット搭載でM.2 SSDキャッシュやネットワーク拡張も可能。QTSのUIは複雑なので中級者向け。
6位:UGREEN NASync DXP4800 Plus — 4ベイ高性能(無印は国内で入手性低下)
無印DXP4800は国内での入手性が低下し(海外では販売継続)、現行の主力はDXP4800 Plus。メモリ最大64GB・M.2 NVMe×2でDocker/VMも余裕。10GbE+2.5GbEのデュアルLANを搭載し、他の4ベイ機(2.5GbE)を上回る大容量転送が可能です。HDD互換性も自由で、OSの完成度ではDSMに譲るものの、4ベイの拡張性とコスパで有力候補です。
7位:QNAP TS-233 — QNAP最安2ベイ
QNAP最安クラス。HDMI出力なし、ARM CPUなのでDocker等は限定的。QNAPの世界観を最安で試したい人向け。初心者にはDS223jの方が日本語UIが優れているのでおすすめしやすい。
8位:ASUSTOR Drivestor 4 Pro Gen2 — 4ベイ2.5GbEを5万円台から
4ベイ+2.5GbEが5万円台から揃う希少モデル。ADM(ASUSTOR独自OS)の完成度はDSMには劣るが、低価格で始められる4ベイ入門機として独自の立ち位置。なお本機にHDMI出力はありません(HDMI搭載は上位のNimbustorシリーズ)。国内サポートは薄め。
9位:Synology DS925neo+ — Ryzenの4ベイを15万円の枠内で
2026年8月6日に発表されたDiskStation neo+シリーズ(DS1825neo+/DS1525neo+/DS925neo+/DS725neo+の4機種)の4ベイモデル。上位のDS925+と実質的に違うのは、標準メモリがECCからnon-ECCになった1点だけです。CPU(Ryzen V1500B・4コア8スレッド)、4ベイ、M.2 NVMe SSDキャッシュ×2、2.5GbE×2、最大メモリ32GB、DX525で最大9ベイ、3年保証は公式仕様上すべて同じ。あとからECC化することもできますが、それは「増設」ではなく「入れ替え」です——ECCとnon-ECCの混在はSynologyが公式に非サポートと明記しており、標準付属の4GB non-ECCは使わなくなります(neo+と従来Plusの違い)。
読者にとっての意味はシンプルです。Ryzen機の処理性能とデュアル2.5GbEが、DS925+より43,500円安く、本記事の予算上限(本体15万円)の内側で手に入ります。分かれ目は「ECC標準が要るか」だけ——メモリの1bit誤りを訂正する仕組みで、24時間動かす業務データや仮想マシンで効いてきます。家庭の写真・動画・バックアップが中心なら、差額を上乗せする理由は薄いでしょう。
注意点は2つ。PCIeスロット非搭載のため10GbE増設はできません(DS925+と共通)。またRyzen V1500BはQuick Syncを搭載せず、Plex・Jellyfin・Embyのハードウェアトランスコードは使えません——メディアサーバーが主目的なら5位のTS-464です。なお本機とDS925+は併売で、DS925+が終売・旧型になったわけではありません(2026年8月23日時点でSynology公式の製品一覧に両機が掲載)。Synology純正HDD(HAT3300/HAT5300)推奨。
▼ リンク先はガイドブック付モデル(DS925neo+/G)です。上に出した本体価格は無印モデルの実売なので、購入前に無印と/Gの両方の価格をご確認ください
参考:Synology DS925+ — ECC標準の上位SKU(本体15万円超)
DS925neo+と同一プラットフォームで、標準メモリがECCの上位SKU。2026年7月下旬から8月にかけて実売が約12.5万円→約16.1万円へ上昇(+29%)し、本記事の予算上限を超えました(2026年8月21日確認)。DS425+との本体差は約5.7万円、10GbE内蔵のDXP4800 Plusとの差は約7.5万円です。neo+も後からECC化はできますが、混在が公式に非サポートのため標準の4GB non-ECCを外す入れ替えになります。この差額を最初から払う理由は「初期構成のままECCで運用したい」場合に絞られます。値上がりの原因を示す公式発表は確認できていないため、当サイトは因果を書きません(neo+発表と時期が重なっている事実のみ)。
10位:BUFFALO LinkStation LS720D0802 — テレビ録画(DTCP-IP)に標準対応する2.5GbEモデル
HDD 4TB×2を同梱しているので追加購入は不要。RAID 1で組めば実効4TBを冗長化した状態で、届いた日から家族の写真共有を始められます。日本語マニュアル・国内電話サポートに加え、本記事の10機種でDTCP-IPダビングに標準対応するのは本機だけ——レコーダーの録画番組をNASへ移せます(QNAPの一部機種は有料アプリ「sMedio DTCP MOVE」の追加で対応していましたが、2026年4月末〜5月初旬に販売終了しました。購入済みなら継続利用は可能/2026年の現況と残る選択肢)。ただし録画の受け皿だけなら、同じバッファローのLS220DGシリーズが半額以下で足ります——8TBのLS220D0802Gは実売45,100円、DTCP-IP対応・RAID 1搭載です(LANは1GbEで、2.5GbEの本機より転送は遅い)。当サイトはLS220D0802Gを購入して実機検証しました(nasneの録画番組はどこへ移行する?)。nasne(ナスネ)については、LS720D側にnasneを登録して新しく録画された番組を自動ダビングする機能がバッファロー公式に記載されている一方、同社は「SIE製nasne®との動作検証は行っておりません」とも明記しています(メーカーの検証範囲外である点は変わりませんが、当サイトはLS220D0802Gにnasne 3台を自動ムーブ登録し、手動ムーブで1台目ぶんを移してPC TV Plusでの再生を確認したうえ、自動ムーブが実際に走って設定より後の録画が移るところまで確認しました(torne mobile・テレビ本体での再生は未確認)。移行先の選択肢はnasneの録画番組はどこへ移行する?で比較しています)。
ただし「総額が安い」という利点は、2026年8月の値上げで消えました。実効4TBあたりで比べると本機は1TBあたり24,675円、DS223j+WD Red Plus 4TB×2は101,000円で1TBあたり25,250円。総額の差は2,300円、1TBあたりでも575円しかなく、実質同額です(LS720Dの中心値・下限は2026年8月14日、上限の113,000円は8月5日までの調査値です)。しかも同梱HDDの型番・グレード(NAS用CMRかどうか)は、バッファローの製品ページで公表されていません——比べているのは「総額」であって「同じ部材の値段」ではない点はご注意ください。加えてPlex・Docker・スナップショットは非対応、保証は1年。ほぼ同じ支払いでDSMの機能が付いてくると考えると、写真のAI整理やスナップショットを使う予定があるなら3位のDS223jが順当で、本機を選ぶ理由はDTCP-IP録画とHDD取り付け不要の手軽さに絞られます。
さらに流通は細いままです——在庫を確認できたのはAmazon.co.jp本体(専売型番のLS720D0802/N)と楽天・Yahoo!の数店だけで、店ごとの価格差も大きい状態が続いています(詳細は上の順位見直しボックス)。なお無印のLS220Dシリーズ(4モデル)はメーカー公式で全て販売終了ですが、G付きのLS220DGシリーズは現行です(家庭用はLS720D/LS220DG/LS210DG/LS710Dが併売・公式カタログvol.239)。
テレビ録画(DTCP-IP)を速さ優先で残すならこれ。LS720D0802(HDD 4TB×2内蔵・実効4TB/Amazon専売型番は末尾に「/N」が付きます)の価格・在庫を確認する。
当サイトはLS720D0802を保有しておらず、使用体験はありません——評価はバッファロー公式の仕様と、当サイトが確認した実売価格にもとづきます。
用途別おすすめ早見表
※タイトルの「15万円以下」はNAS本体の実売価格です。下表の合計予算はNAS用HDD込みの総額のため、用途によっては15万円を超えます。また参考掲載のSynology DS925+は2026年8月の値上がりで本体だけで16万円台となり、この上限を超えています(同一プラットフォームで標準メモリがnon-ECCの9位・DS925neo+なら枠内です)。
| 用途 | 第1候補 | 第2候補 | 合計予算(HDD込) |
|---|---|---|---|
| 初心者・写真バックアップ | Synology DS225+ | UGREEN DXP2800 | ¥115,930〜¥142,400 |
| とにかく安く始めたい | Synology DS223j | QNAP TS-233 | ¥92,800〜¥109,400 |
| Plex 4K動画配信 | QNAP TS-464 | UGREEN DXP4800 Plus | ¥273,800〜¥277,292 |
| 4ベイ大容量・5年以上 | Synology DS425+ | UGREEN DXP4800 Plus | ¥249,560〜¥283,890 |
| SOHO・自宅サーバー | Synology DS925neo+ 本体は枠内 | QNAP TS-464 | ¥273,720〜¥281,920 ECC標準のDS925+構成なら¥328,920(本体が予算上限超過) |
| テレビ録画(DTCP-IP)を残したい | BUFFALO LS720D0802 | BUFFALO LS220D0802G 1GbE・半額以下 | ¥98,700(¥98,700〜¥113,000・HDD同梱) LS220D0802Gは¥45,100 |
| HDMI出力でテレビ直結 | UGREEN DXP2800 | QNAP TS-464 | ¥115,930〜¥277,292 |
NAS選びの最重要3ポイント
失敗しないための鉄則
- ① ベイ数は最低2ベイ:1ベイはHDD故障で全データ消失。RAID 1で守れる2ベイ以上を選ぶ。
- ② OSは「Synology DSM」が初心者に最適:HDD自由度を最優先するならUGREEN UGOS Pro。QNAP QTSは中級者以上向け。
- ③ HDDは必ずNAS用CMR:WD Red Plus(4TBの実売SKUはWD40EFZZ、6TB以上はWD60EFPX等)/Seagate IronWolf/Toshiba N300。デスクトップ用HDDの流用はメーカーの想定外(WD公式はWD Blue・Green・Blackを24時間365日のRAID用途に非推奨と明記)。
初心者がやりがちなNG選定
失敗パターン5選
- NG①:1ベイNAS(DS124、TS-130)を買う → HDD1本故障で全データ消失。バックアップとしても機能しない。
- NG②:2万円以下の無名NAS → 日本語非対応、OSバグ多発、サポート皆無。
- NG③:CPUがARM系のままPlexを期待 → ハードウェアトランスコード非対応で動画再生失敗。Intel N100以上を選ぶ。ただしIntelなら何でもよいわけではありません——Synologyの現行Plus機(DS225+/DS425+/DS925+/DS925neo+)はDSMの標準状態では効きません(DS925+とDS925neo+はRyzen V1500BでQuick Sync自体が非搭載。詳細)。
- NG④:HDD容量2TBで節約 → 1〜2年で容量不足、RAID再構築の手間。
- NG⑤:中古NASを買う → 残りDSMサポート期間不明、HDD寿命不明。新品が結局最安。
よくある質問(FAQ)
Q1. NAS本体だけで使える?HDDは別途必要?
A. BUFFALO LinkStation以外はHDD別売りです。Synology・UGREEN・QNAP・ASUSTORは本体のみ販売なので、NAS用CMR HDD(WD Red Plus 4TB=WD40EFZZで約¥32,500〜¥35,200)を最低2本用意してください。HDD同梱のLS720D0802はその手間が要りませんが、総額はDS223j+HDDとほぼ同額(差2,300円)で、価格面のメリットはありません。スナップショット・アプリ追加も使えず、買える店も限られます(本文10位を参照)。
Q2. 4ベイは家庭用にオーバースペックでは?
A. 4ベイの最大メリットは RAID 5/SHRで「容量効率+耐障害性」を両立できる点です。4TB×4本でRAID 5なら実効12TB+1本故障耐性。家庭で動画コレクション・写真RAW多めならむしろ4ベイの方がコスパ良くなります。家庭の写真・文書中心なら2ベイで十分。
Q3. SynologyとUGREEN、長期サポートはどちらが安心?
A. Synologyは新モデル発売から7年程度DSMアップデートされる実績があります。UGREENは2024年参入で歴史が浅く、5年後のサポートは未知数。5年以上使う前提ならSynologyの方が安心。3〜4年のサイクルで買い替える派ならUGREENの最新ハードを楽しむのも◎。
Q4. NASの月額電気代は?
A. 2ベイ家庭用(DS225+/DXP2800)で月¥240〜¥370、4ベイ(DS425+/DXP4800 Plus)で月¥400〜¥700程度。HDDスリープ機能を有効化すれば夜間消費を半分以下に抑制可能。詳細は 省エネ記事 参照。
Q5. 2025年版から2026年版で何が変わった?
A. 主な変化は ①UGREEN NASyncが本格的に普及(DXP2800/4800が定番化) ②Synology新世代(DS225+/DS425+/DS925+)登場 ③Synology HDD互換性問題がDSM 7.3で一部緩和 ④QNAP TS-464が4ベイPlex機の定番として安定の4点。加えて⑤2026年はNAS用HDD・BUFFALO製NAS・Synology上位機の値上げと、⑥Synologyの「DiskStation neo+」シリーズ発表(2026年8月6日・DS1825neo+/DS1525neo+/DS925neo+/DS725neo+の4機種)が重なりました。neo+は既存Plus機と同一プラットフォームで、標準メモリをnon-ECCにして導入価格を下げたモデルです(DS225neo+/DS425neo+は存在しません)。DS925+は実売が約12.5万円→約16.1万円へ上がり予算上限を超えたため、9位は枠内のDS925neo+に差し替え、DS925+は参考掲載としました。BUFFALO LS720D0802は実売も98,700円まで上がり、同じ実効4TBのDS223j+HDDとの差は2,300円=ほぼ同額で、「HDD込みだから安い」という利点は消えています。8位から10位へ見直した理由は本文の順位見直しボックスを参照してください。
まとめ:2026年の鉄板はDS225+とDXP2800
2026年版・15万円以下NAS最終結論
- 初心者・写真バックアップ重視:Synology DS225+ + WD Red Plus 4TB×2(約¥127,000〜¥142,400)
- HDD自由&動画派:UGREEN DXP2800 + WD Red Plus 4TB×2(約¥115,930〜¥130,280)
- Plex 4K配信:QNAP TS-464 + IronWolf 6TB×4(約¥273,800〜¥277,292、TS-464は2026年7月28日の価格改定で本体が約11万円に上がり、15万円の枠を大きく超えます)
- 4ベイ家庭用:Synology DS425+ + IronWolf 6TB×4(約¥269,000)
- SOHO・高性能を枠内で:Synology DS925neo+ + WD Red Plus 6TB×4(約¥281,920)。2026年8月6日発売。DS925+と同じRyzen V1500B・2.5GbE×2で標準メモリがnon-ECC
- 参考枠(予算超過):Synology DS925+ + WD Red Plus 6TB×4(約¥325,420)。本体が約16.1万円へ上がり上限を単体で超過。ECC標準が要らないならneo+で43,500円安い
- テレビ録画(DTCP-IP)を残したい:BUFFALO LS720D0802(HDD 4TB×2同梱・98,700円・実効4TB)。受け皿だけならLS220D0802G(45,100円・1GbE)で足ります。総額はDS223j+HDDとほぼ同額(差2,300円)で価格の優位はなく、入手経路の狭さと機能の制約から8位→10位
NASは「最初の選定」で5〜7年の体験が決まります。本記事の比較表をブックマークしておけば、家電量販店やAmazonで迷ったときにすぐ判断できます。
あわせて読みたい
参考ソース
- Synology 公式:DiskStation製品一覧
- Synology 公式:DiskStation neo+ シリーズ発表(2026年8月6日)/DS925+・DS925neo+ 製品仕様
- UGREEN 公式:NASyncシリーズ
- QNAP 公式:NAS製品ライン
- ASUSTOR 公式:Drivestor
- BUFFALO 公式:LinkStation LS720Dシリーズ/LS220DGシリーズ(現行・DTCP-IP対応・RAID 1)/LS220Dシリーズ(無印・全4モデル販売終了)
- Synology 公式:DS223j 製品仕様(Btrfs対応・DSM 7.2-64570以降)
- 価格.com:NASランキング
どのNASを選んでも、NAS用CMRのHDDは最低2本必要です。本体と一緒に、まず1本目のHDDをそろえておくと初期セットアップがスムーズです。