本記事のおすすめ・ランキング・比較は、広告報酬の多寡ではなく、公表スペック・技術的根拠にもとづいて選定・評価しています。
「初めてのNASは絶対失敗したくない。でも種類が多すぎる…」
本記事では 執筆時点(2026年10月)に実売されている2ベイNAS 5機種を、実売価格・型番・HDD込みの総額つきでランキングにしました。家庭用で最初に選ぶなら2ベイ——HDDが1本壊れてもデータが残る最小構成だからです。
結論:予算優先ならDS223j、長く使うならDS225+(2026年版の3択)
- 🥇 Synology DS225+(約¥59,980〜¥67,980)— 長く使うならこれ(完成度の高いオールラウンダー)
- 🥈 UGREEN NASync DXP2800(約¥47,900〜¥65,880)— HDD自由・コスパ良
- 🥉 Synology DS223j(約¥33,462〜¥38,247)— 予算優先で始めるならこれ
HDD(4TB×2)込みの総額は 約¥97,422〜¥138,380 が家庭用の標準ライン(執筆時点)。
なぜ初心者には2ベイNASがおすすめなのか(1ベイ・4ベイとの違い)
2ベイNASとは、HDDを2本まで入れられるNASのことです(ベイ=HDDを差し込むスロット)。おすすめの理由は、HDDの故障にRAID 1(ミラーリング)で備えられる最小構成だから。4ベイ以上は高価で消費電力も大きめ。家庭用には2ベイがベストバランスで、家族写真を入れたまま壊れた1本だけを交換できます。
| 項目 | 1ベイ | 2ベイ(推奨) | 4ベイ |
|---|---|---|---|
| 初期費用(HDD込) | 約¥59,980〜 (DS124+4TB×1) | 約¥97,422〜 (DS223j+4TB×2) | 約¥176,720〜 (DH4300 Plus+4TB×4) |
| HDD1本が故障したとき | ×NAS内は全消失 | ◎残った1本で継続 | ◎残った本数で継続 |
| 消費電力(アクセス時・公称値) | 約11W | 約11〜17W | 約28〜41W |
| サイズ | 缶コーヒー2本程度 | A5ノート+α | A4書籍2冊分 |
| 家庭用適性 | △単なるバックアップ用 | ◎最適 | ○写真家・SOHO向け |
消費電力は各メーカー公式仕様のカタログ値(アクセス時)。1ベイ DS124(10.69W)/2ベイ TS-233(10.81W)〜DS225+(16.98W)/4ベイ DS423+(28.30W)〜TS-464(40.54W)の公表値です。2ベイと1ベイの差は1〜6W程度。電気代はNASの電気代はいくら?へ。
4ベイと迷うなら4ベイNASのおすすめと選び方、10GbE機まで含めた10機種の順位は家庭用NASのおすすめランキングへ。
先に大事なこと:RAID 1は「バックアップ」ではありません
上の表の「◎」は、HDDが1本壊れたときにデータが残るという意味です。次の4つには効きません。
- 誤ってファイルを削除した(2本とも同時に消えます)
- ランサムウェア・ウイルスに暗号化された
- NAS本体の故障・落雷・水没・盗難/引っ越し中の事故
つまり 「2ベイNASを買った=家族写真のバックアップ完了」ではありません。外付けHDDかクラウドにもう1コピー持って、はじめて写真が守られます。家庭にRAIDが要るのかはNASにRAIDは必要か?、コピーの持ち方は3-2-1バックアップルールへ。
初心者におすすめの2ベイNASランキング(2026年版)
このランキングの決め方(評価軸と配点)
「初めての1台」という前提で、次の5軸・100点で評価しています。広告リンクの有無や報酬の多寡は評価軸に入れていません。
| 評価軸 | 配点 | 見ているもの |
|---|---|---|
| ①初期設定のやさしさ | 30点 | 日本語UIの有無・セットアップウィザード・スマホだけで完結できるか |
| ②データを守る仕組み | 25点 | スナップショット(Btrfs)・バックアップアプリ・RAIDの組みやすさ |
| ③5年後も使えるか | 20点 | CPU/メモリ増設の余地・OSの更新が今も続いているか |
| ④HDD込みの総額 | 15点 | 本体+NAS用HDD 4TB×2(同梱機は同梱容量)の実勢総額 |
| ⑤家庭用途の守備範囲 | 10点 | 写真の自動仕分け・Time Machine・メディア再生 |
5機種の採点は次のとおりです。得点は当サイトの主観評価で、測定値ではありません(実機で確かめたのは DS223j と DXP2800 の2台、他は公式仕様と実勢価格から判断)。根拠は各機種の解説に書いた内容です。
| 機種 | ①30 | ②25 | ③20 | ④15 | ⑤10 | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1位 Synology DS225+ | 30 | 25 | 20 | 9 | 10 | 94 |
| 2位 UGREEN DXP2800 | 28 | 20 | 17 | 11 | 9 | 85 |
| 3位 Synology DS223j | 30 | 25 | 8 | 14 | 7 | 84 |
| 4位 QNAP TS-233 | 20 | 18 | 10 | 15 | 8 | 71 |
| 5位 BUFFALO LS720D | 21 | 12 | 6 | 14 | 4 | 57 |
2位と3位は1点差ですが、内訳は逆向きです。DS223jが①②④で計10点上回り、DXP2800が③(メモリ8GB・拡張余地)と⑤で取り返しています。④は4TB×2込み総額の下限が安い順に配点しました。
本文で触れていない配点の補足です。
- LS720Dの①21点:HDDの選定と装着が要らないぶん、TS-233を1点上回ります
- LS720Dの⑤4点:Time MachineとDLNAには対応しますが、追加アプリで機能を広げられないため最低点です
- ②のDXP2800 20点・TS-233 18点:DXP2800は当サイトでRAID 1の実機運用がある一方、バックアップアプリはDSMのHyper Backupほど成熟していないため、DSM勢の25点との差をつけています
比較表の「OS完成度」の★は、①と⑤を合わせて5段階にした当サイトの主観評価で、測定値ではありません(上の表の①+⑤が多い順に★が増えます)(DS223jが★4なのは、①はDS225+と同等でもアドオンパッケージの差で⑤が下がるため)。メモリ1GB・増設不可は★ではなく③で減点しています。速度・拡張性・テレビ録画(DTCP-IP)を最優先する方は順位が変わります。
1位Synology DS225+(実売 約¥59,980〜¥67,980)
長く使う前提の本命。完成度の高いオールラウンダー
- CPU:Intel Celeron J4125(4コア)。ただしPlex・Jellyfin・EmbyでのハードウェアトランスコードはDSMの標準状態では効きません(2025年世代のSynologyはドライバ対応が外されたため。詳しくはPlex・Jellyfin・Embyの比較)
- メモリ:2GB(最大6GBまで増設可)
- 対応ファイルシステム:Btrfs(スナップショット可)
- 2.5GbE LAN×1+1GbE LAN×1(合計2ポート)
- OS:DSM(DiskStation Manager)— 公式アーカイブにDS225+向けDSM 7.4.1の更新ファイルがあり、更新が続いています(2026年7月確認)
選ぶ理由:DSMは家族写真の自動仕分け(Synology Photos)、スマホ写真自動アップ、Time Machineバックアップ、Plexでの動画ストリーミング(変換を伴わないダイレクトプレイに限る)──家庭で必要な機能がひととおり標準装備で、5〜7年使う前提でも機能不足で買い替える事態になりにくいのが強みです。
HDDは市販品でOK(縛りは2025年10月のDSM 7.3でほぼ撤回)
2025年モデルのDS225+は、DSM 7.3以降なら互換性リスト未掲載のWD Red Plus / IronWolfでもストレージプールを作れます(Synology公式KBで確認)。ただし次の3点は購入前に確認を。
- ストレージマネージャでの表示は「未検証」になります。公式KBには「システムの安定性に影響を与えたり、データ損失が発生したりする可能性があり、Synology テクニカルサポートからの支援も限定的となる場合があります」と記載があります(プールの作成・運用自体はサポート対象=表示が出ることと作れないことは別です)
- 自分の機体のDSMが7.3以降かは実機で確認します(コントロールパネル→更新と復元)。DSM 7.3公開(2025年10月8日)より前にセットアップした個体は7.2系で止まっていることがあります(現行版は7.4.1) なお3位のDS223jのような2024年以前のモデルは対象外です。全体像はSynologyの純正HDD縛りは結局どうなったかに公式KBの引用つきでまとめています。
出典:Synology ナレッジセンター「ドライブ互換性ポリシーFAQ(DSM 7.3以降)」/「未検証」表示への対処
長く使う前提で「最初の1台を外したくない」なら、これが基準です。DS225+の最新価格・在庫を確認:
2位UGREEN NASync DXP2800(実売 約¥47,900〜¥65,880)
HDD自由+Intel N100の高性能
- CPU:Intel N100(4コア4スレッド・TDP 6W)
- メモリ:8GB DDR5(スロット×1・最大16GBだが「増設」ではなく交換)
- システム領域:eMMC 32GB(OS領域がHDDを占有しません)
- 2.5GbE LAN×1、HDMI×1(4K出力)
- USB:前面 10Gb/s×2(USB-C・USB-A)/背面 USB-A 5Gb/s×1・USB 2.0×2
- OS:UGOS Pro — 2025〜2026年で完成度が上がってきた新興OS
- メーカー純正HDDの縛りなし:WD Red Plus / IronWolf / Toshiba N300 などNAS用CMR HDDから選べます
スペックはUGREEN公式 DXP2800 製品ページ(2026年8月31日確認)。UGREEN公式は2026年9月3日に定価を65,880円へ改定しました。当サイトが2026年10月13日に価格.comを確認したところ、在庫あり最安は¥47,900(掲載14店のうち5店)でした。上のレンジは改定後の実売です(購入前に最新価格をご確認ください)。UGREEN公式の互換性リストはHDD・SSDが対象で、掲載外のドライブを「非対応」とする記載はありません(テストが全製品を網羅しない旨の注記あり・2026年8月31日確認)。16GB化は増設ではなくモジュールの交換で、底面を開ける作業は保証条件にも関わります。
選ぶ理由:本体価格は、Synology DS225+と比べて下限どうしで¥12,080、上限どうしで¥2,100安いのに、CPU性能・メモリ容量は上位です。N100はQuick Sync Videoに対応するので、Plexの4K配信(H.264・H.265のトランスコード)は処理できる想定で、Docker・仮想マシンも動かせます。OSの完成度はSynologyにまだ一歩譲りますが、日本語UIは実用水準です。
当サイトの検証範囲(DXP2800)
当サイトはDXP2800を購入し、Claude Code専用サンドボックスとして24時間連続稼働させています。ただしPlex・仮想マシンの常用は検証していません。上のトランスコードの記述は、Intel N100の公表仕様(Quick Sync Video対応)からの想定です。
2.5GbEは2026年9月8日(10GB)と9月14日(1GB)に実測しました。PC ─ 2.5GbE対応ハブ(エレコム EHC-LQ01-8)─ DXP2800(WD Blue 4TB×2=容量表示3.6TB・RAID 1)で10GBファイルを転送したところ、1GbE比で書込112.4→139.7MB/s、読出108.4→148.5MB/s(1.24〜1.37倍)でした。回線はiperf3で2.38Gbps=2.5倍に広がるのに、10GBの実転送は1.2〜1.4倍どまり(NASのメモリに収まる1GB級は1本目が2倍超)——壁は回線ではなくHDD 2本です(全ラウンドの数値と測定条件はNASの2.5GbE化は何倍速いか)。実機写真・UGOS Proの管理画面つきの記録はUGREEN NASync DXP2800レビューにあります。
▼[PR]DXP2800(HDD別売):WD Red Plus 4TB×2込みの総額は約¥111,860〜¥136,280。OSの完成度を最優先する人には不向きです。
3位Synology DS223j(実売 約¥33,462〜¥38,247)
とにかく安くNAS入門したい人の定番
- CPU:Realtek RTD1619B(ARM 4コア)
- メモリ:1GB(増設不可)
- 1GbE LAN×1、USB 3.2 Gen1×2
- OS:DSM(J型番なので一部機能に制限あり)— DS223j向けもDSM 7.4.1の更新ファイルが公式アーカイブにあります(2026年7月確認)
選ぶ理由:本体3万円台+HDD 4TB×2(約¥63,960〜¥70,400)で 総額¥97,780前後 から始められます。写真・文書バックアップが主用途なら必要十分。ただしメモリ1GB・増設不可、Plexハードウェアトランスコード不可、Surveillance Stationは最大12台(DS225+は25台)の制限があります。一方でBtrfsとスナップショットは使えます(DSM 7.2以降で公式対応。当サイトの実機でもBtrfsボリューム+Snapshot Replicationを運用中で、ext4とBtrfsの違いにDSM画面つきで記録しています)。「無料カメラライセンス2台」もJ型番固有の制限ではなく、DS225+も同じ2ライセンスです(追加は有償)。「将来も写真・文書しか入れない」と決まっているならアリです。
運営者が家族の写真3万枚を預けて1年以上使った使用感は、Synology DS223jの実機レビューにまとめています。DS223jの最新価格・在庫を確認:
4位:QNAP TS-233(実売 約¥32,499〜¥34,040)
機能は豊富。設定を自分で詰めたい人向け
- CPU:ARM Cortex-A55(4コア)/メモリ:2GB(増設不可)
- 1GbE LAN×1、USB 3.2 Gen1×1+USB 2.0×2
- HDMI出力は非搭載。テレビに直挿しして使うHybridDesk Stationは利用できません(HDMI出力を持つQNAP機の機能)
- OS:QTS — 設定項目が多く、できることも多い
QNAPはハード性能と拡張機能で定評があり、TS-233も本体価格だけで機能は十分です。一方でQTSは設定項目が多く、初めての1台としては、当サイトはSynology DSMのほうが迷いにくいと考えています(TS-233の実機は保有しておらず、公表スペックと公式ドキュメントにもとづく評価です。両社の違いはSynologyとQNAPの比較)。
HDMI非搭載はQNAP正規代理店フォースメディアのTS-233 製品仕様で確認。HybridDesk StationはQNAP公式が「HDMI出力を備えたNASが必要」としている機能です(2026年7月確認)。
▼[PR]TS-233(HDD別売):WD Red Plus 4TB×2込みの総額は約¥96,459〜¥104,440。初めてで設定に迷いたくない人、HDMI出力が要る人には不向きです。
QNAPで性能とHDMI出力まで取りたい場合は、上位機のTS-264(QNAP公式:Celeron N5095/8GB・2.5GbE×2・M.2 NVMe×2・別途費用なしの3年保証/2026年8月15日確認)という選択肢もあります。ただしTS-233より一段上の価格帯で、当サイトは実機を保有していません。
5位:BUFFALO LinkStation LS720D(8TB=4TB×2モデル・実売 約¥97,772〜¥118,106)
国内メーカー安心枠。HDD込みで届く(機能は限定的)
- HDD 4TB×2を同梱した完成品(RAID 1で実効4TB・HDDを選ぶ必要なし)
- 2.5GbE LAN×1、RAID 1/RAID 0/通常モード
- 独自OS — WebAccess、DLNAメディアサーバー、Time Machine対応、DTCP-IPダビング(テレビ録画の引っ越し)
- アプリ追加の仕組みはなく、標準機能の範囲で使う製品です
2026年10月の見直し:値上げで「総額が安い」という優位も消えました
LS720Dの希望小売価格が2026年に4回上がり(直近は10月1日)、実売も追随したため、HDD込みでも総額の優位はありません。2026年10月13日時点で、LS720D0802/N(型番末尾に「/N」が付く専売モデル)は、当サイトが確認した実売が98,760円。同じ実効4TBのDS223j+WD Red Plus 4TB×2(97,780円)との差は980円(LS720Dのほうが高い)=実質同額、QNAP TS-233+同じHDD 2本(96,459円)と比べるとLS720Dのほうが2,301円高い。ただし同梱HDDの型番・グレードは公表されていません(2026年8月3日確認)=比べているのは「総額」であって「同じ部材の値段」ではありません。
順位は5位のまま据え置きます。上の配点表のうち④「HDD込みの総額(15点)」で他機種に並ばれたうえ、②「データを守る仕組み(25点)」でスナップショットを持たず、③「5年後も使えるか(20点)」で拡張余地がないため、合計45点ぶんの2軸で1〜4位に届かないからです。5位に残る理由から「安さ」が抜け、「テレビ録画(DTCP-IP)+HDDを選ばずに済む手軽さ」と拡張性の引き換えになりました。買える店が限られる点(下の注記)も不利です。
「国内メーカーの窓口で安心したい」「HDDの型番を調べたくない」「レコーダーの録画番組をNASへ移したい」人には今も有力です。録画を扱わないなら、ほぼ同額のDS223j+HDDのほうが機能面で有利です。
▼[PR]LS720D0802/N(HDD 4TB×2内蔵):HDD 8TB(4TB×2)内蔵で、この約98,760円が総額です。テレビ録画を扱わない人には不向きです。
逆に録画の受け皿だけが目的なら、バッファローの LS220D0802G(8TB=4TB×2・実効4TB)が74,299円前後で、LS720D 8TBモデルより24,461円安く済みます(当サイト実機でnasneからのムーブとPC TV Plus再生を確認・torne mobile/テレビ再生は未確認・LANは1GbE)。なおLS720Dは当サイト未保有で、バッファローは「SIE製nasne®との動作検証は行っておりません」と明記しています。比較は録画をNASに残す2026年の選択肢へ。
型番・同梱容量はBUFFALO公式 LS720D0802、nasne との動作検証についてはBUFFALO公式サポート「nasne 対応について」と、Amazon専売のLS720D0802/Nで確認(どちらもDTCP-IP対応/2026年8月3日)。前世代のLS220D(無印)は販売終了で、現行はLS220DGシリーズです(8TBはLS220D0802G・2026年8月22日確認)。価格改定はバッファローの告知(2026年7月23日発表・8月3日実施)・同(2026年9月16日発表・10月1日実施)に記載があります。在庫にも注意が必要です——2026年10月1日に当サイトが在庫を確認できた新品は、同じ通販モールの出品3件だけでした(公式製品ページに販売終了の表示はありません)。
2ベイNAS 5モデルの一覧比較表
| モデル | CPU | メモリ | LAN | OS完成度 | 市販のNAS用HDD | 本体実売 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Synology DS225+ | Celeron J4125 | 2GB(増設可) | 2.5GbE+1GbE | ★★★★★ | ◎使える (DSM 7.3以降・表示は「未検証」) | ¥59,980〜¥67,980 |
| UGREEN DXP2800 | Intel N100 | 8GB | 2.5GbE | ★★★★☆ | ◎使える (純正縛りなし) | ¥47,900〜¥65,880 |
| Synology DS223j | Realtek ARM | 1GB | 1GbE | ★★★★☆ | ◎使える (2024年以前=ポリシー対象外) | ¥33,462〜¥38,247 |
| QNAP TS-233 | ARM Cortex | 2GB | 1GbE | ★★★☆☆ | ◎使える | ¥32,499〜¥34,040 |
| BUFFALO LS720D(8TB) | ヘキサコア | 非公開 | 2.5GbE | ★★☆☆☆ | —(4TB×2を同梱・HDDは選べません) | ¥98,760 (¥97,772〜¥118,106) |
※本体価格は当サイトの価格データベースと連動(価格.com・実店舗ECの在庫あり価格)。確認日は最も古いもので2026年10月9日。HDDは別売り(LS720Dのみ4TB×2同梱=この行だけHDD込み・実効4TB)。
メーカー保証の年数(公式ページの記載)
保証年数は本体価格に出ない差です。5〜7年使う前提なら、故障したときに無償で見てもらえる期間も見てから決めてください。
| 機種 | メーカー保証 |
|---|---|
| Synology DS225+ | 3年(有償のEW201で5年へ延長可) |
| UGREEN DXP2800 | 2年 |
| Synology DS223j | 2年 |
| QNAP TS-233 | 当サイトでは確認できていません |
| BUFFALO LS720D | 1年(LS720D0402の仕様表) |
保証年数は各社公式の記載を2026年8月14〜15日に確認したものです:Synology DS225+「3年ハードウェア保証、EW201で5年に延長可能」/DS223j「2年ハードウェア保証」/UGREEN DXP2800「2年間安心保証」/バッファロー LS720D0402仕様表「保証期間 1年」。QNAP TS-233の保証年数と、LS720Dの8TBモデル(LS720D0802)の表記は当サイトで確認できていません。
予算が3万円以内なら、2ベイ機の本体だけを先に買う方法を含めて3万円でNASを始める4つの方法を先に見てください。
予算別・2ベイNASのおすすめ構成
| 予算(HDD込) | おすすめ構成 | こんな人に |
|---|---|---|
| ¥97,422〜¥109,807 | DS223j + IronWolf 4TB×2 | 写真・文書バックアップが主目的 |
| ¥111,860〜¥136,280 | UGREEN DXP2800 + WD Red Plus 4TB×2 | HDD自由・Plex 4K配信もやりたい |
| ¥123,940〜¥138,380 | DS225+ + WD Red Plus 4TB×2(長く使うなら) | 家族でフル活用したい初心者 |
| ¥145,940〜¥158,340 | DS225+ + WD Red Plus 6TB×2 | 動画も多く、5年以上使いたい |
4TB×2の3構成——DS223j構成は順番が動かず、DXP2800とDS225+だけ逆転します
レンジの幅はショップ間の価格差です。下限(最安の組み合わせ)で並べると DS223j構成 ¥97,422 → DXP2800構成 ¥111,860 → DS225+構成 ¥123,940 の順で、この3構成ではDS223j構成がいちばん安い(DXP2800構成との差は14,438円)。DS223j構成は、当サイトが確認した主な価格帯の上限 ¥109,807 でもDXP2800構成の下限に届きません。主な販売店の価格帯で比べるかぎり、順番は入れ替わりません(IronWolf 4TBには、この帯から外れた高値を付けている店が2店あります。そうした店で買うと上限を超えるので、HDDの価格は購入時に確認してください)。レンジが重なるのはDXP2800構成とDS225+構成です。この2つは同じWD Red Plus 4TB×2を積むので、総額の差がつくのは本体だけです。DXP2800本体の上限 ¥65,880 が、DS225+本体の下限 ¥59,980 を上回るため、この2構成は本体をどこで買うかで総額が逆転します。店舗差の幅は本体が¥17,980(¥47,900〜¥65,880)、WD Red Plus 4TB×2が¥6,440(¥63,960〜¥70,400)です(HDDの型番と買い方はNAS用HDDのおすすめ、相場の推移はHDD値上がりはいつまで続くのか)。
価格は執筆時点の実勢(当サイトの価格データベースと連動)。2026年はHDDの値上がりが総額を押し上げています(WD Red Plus 6TBは秋葉原最安で1月から7月に+72.7%。出典:AKIBA PC Hotline! 月刊価格レポート)。
2ベイNASを買う前に確認したい3つの注意点
失敗しないための3箇条
- ① 容量2TBで妥協しない:写真・動画を入れると1〜2年で足りなくなります。最初から4TB×2(必ずNAS用CMR)。
- ② 1万円台の超激安NASは慎重に:日本語のサポート窓口やマニュアルが無い製品もあります。サポート体制とファームウェアの更新履歴を確認してから。
- ③ 中古のNAS本体はリスクが高い:HDDの使用時間が不明で、OSのサポートが切れている場合もあります。
2ベイNASのよくある質問(FAQ)
Q1. NAS本体だけ買えばOK?HDDも別に必要?
A. BUFFALO LinkStation以外は本体のみ販売です。Synology・UGREEN・QNAPは、NAS用CMR HDD(WD Red Plus 4TB=WD40EFZZで約¥31,980〜¥35,200)を 最低2本別途用意します。
Q2. RAID 1にすると容量が半分になるのはなぜ?
A. RAID 1(ミラーリング)は同じデータを2本のHDDに同時書き込みするため、見かけの容量は1本分(4TB×2本でも実効4TB)になります。HDD1本が故障してもデータが残ることと引き換えの必要コストです。守れるのはHDDの故障だけで、誤削除やランサムウェア、本体ごとの故障には効きません(NASにRAIDは必要か?)。
Q3. 初期設定はどのくらい時間がかかる?
A. SynologyとUGREENはセットアップウィザードに従えば30分〜1時間で完了します。スマホアプリ(Synology DS finder、UGREEN NAS App)ならPCなしでも完結します。全手順はNASの初期設定完全ガイドにあります。
Q4. 古い1ベイNAS(バッファロー LS210D等)からの買い替えはどうすれば?
A. 古いNASをLAN接続したまま、新しいNAS(DS225+等)から「外部サーバーからのバックアップ」機能でコピーする方法が安全です。1〜2TB程度なら数時間〜半日で終わります。
⚠️ 初期化(フォーマット)は取り消せません。古いNASを初期化する前に、①新しいNASでファイルが開けること ②写真・動画の枚数が移行前と一致すること を確認してください。初期化は外付けHDD等にもう1コピー取ってからが安全です(3-2-1ルール)。データの取り扱いはご自身の責任で行ってください。手順はNASの買い替え・データ移行にまとめています。
Q5. Synologyの「J」「無印」「+」「Play」はどう違う?
A. J=エントリー(ARM CPU・メモリ1GB増設不可。BtrfsはDSM 7.2以降で対応)/+(Plus)=ミドル(Intel/AMD CPU・メモリ増設可・アドオンが多い)/Play=マルチメディア向け(廃止傾向)。長く使うなら「+」が基本で、J型番は予算を3万円台に収めたい場合の選択肢です。
まとめ:2ベイNASは予算優先ならDS223j、長く使うならDS225+
2026年版・初心者の最適解
- 本気で長く使うなら 🥇 Synology DS225+ + WD Red Plus 4TB×2(総額約¥123,940〜¥138,380)
- HDD自由&動画派なら 🥈 UGREEN NASync DXP2800 + WD Red Plus 4TB×2(総額約¥111,860〜¥136,280)
- とにかく安く始めたいなら 🥉 Synology DS223j + IronWolf 4TB×2(総額約¥97,422〜¥109,807)。最安どうしで比べるとDXP2800構成より14,438円安く始められます
- QNAP TS-233は設定を自分で詰めたい人向け、BUFFALO LS720Dはテレビ録画(DTCP-IP)とHDD込みの手軽さが要る人の枠(8TBモデルはHDD込み98,760円=DS223j+HDDより980円高く、総額の優位は消えました)
- どれを選んでも RAID 1はバックアップではありません。外付けHDDかクラウドへのもう1コピーまでが「守れた」状態です
総額を左右するのは本体をどこで買うか(本体の店舗差はHDD 2本ぶんより大きい)です。本体が決まったら、同時に入れるNAS用CMR HDDまで決めてしまうのが失敗しにくい進め方です。