本記事のおすすめ構成・比較は、広告報酬の多寡ではなく、公表スペック・技術的根拠と実勢価格にもとづいて選定しています。価格は変動するため、購入前に各リンク先で最新価格を確認してください。

この記事の結論
  • 迷ったら SHR-1 を選ぶ:異容量HDDを無駄なく使え、後から容量アップもラク
  • 8TB以上のHDDを4台以上で運用するなら SHR-2:2台同時故障に耐える=リビルド失敗の事故を防ぐ
  • 他社NASへ移行する可能性があるなら 標準RAID:SHRはSynology専用で他社との互換性なし
  • SHR-1 → SHR-2 は運用中でも変換可能(ドライブ追加が必要)。ただし 逆方向(SHR-2 → SHR-1)はデータ消失
  • 2ベイに同じ容量を2本入れる限り、SHR-1とRAID 1は実効容量も耐障害性も同じ:差が出るのは3本以上で組むとき(2本構成の実効容量早見表

Synology NASを設定するとき、RAIDタイプの選択で「標準RAID(RAID 1/5/6等)」と「SHR(Synology Hybrid RAID)/SHR-2」のどちらを選ぶかで悩む方は多いはずです。この記事では両者の違いを、容量計算・変換可否・対応モデル・用途別の選び方まで、Synology公式ドキュメントを一次ソースに整理します(SHRの仕様は2026年4月、DS925neo+シリーズは2026年8月23日に確認)。

そもそもRAIDとは?主要レベルを30秒でおさらい

RAID(Redundant Array of Independent Disks)は、複数のHDDを組み合わせて1つの大きなボリュームに見せる技術です。目的は「容量拡張」「速度向上」「障害耐性の確保」のいずれか、または複数の組み合わせ。Synology NASで選べる主要なRAIDレベルは次の通りです。

RAIDレベル最低台数耐障害性特徴
RAID 02台なしストライピング。速度は最速だが1台故障で全滅
RAID 12台1台ミラーリング。使える容量は1台分
RAID 53台1台パリティ分散。容量効率◎、家庭用で人気
RAID 64台2台パリティ2重化。大容量HDDのリビルド事故に強い
RAID 104台最大2台*RAID 1+0。高速&高耐障害、ただし容量効率は50%

* RAID 10 の耐障害性は「同一ミラーペア内の同時故障でなければ」2台まで。

Synology Hybrid RAID(SHR)とは?—異容量HDDを無駄なく使える独自RAID

SHR(Synology Hybrid RAID)は、Synologyが独自に設計した「賢いRAID管理レイヤー」です。標準RAIDとの最大の違いは、異なる容量のHDDを混ぜても最大限容量を活かせること。

たとえば標準RAID 5で「4TB + 3TB + 2TB」を組むと、最小容量(2TB)に合わせるため 実効容量は4TB に留まります。同じ構成をSHRで組むと 5TB まで活用できる。これが「SHRなら無駄が出ない」と言われる理由です。

SHRの3つのメリット

  • 異容量HDDでも容量ロスが最小:段階的な容量アップに強い
  • 構成を自動選択:2台ならミラー、3台以上ならパリティ相当に自動切替
  • 1本ずつ大容量HDDに交換していくだけで、自動で容量拡張(「容量交換式」と呼ばれる運用)

SHRとRAID 1の違いは?2本構成では実効容量も耐障害性も同じ

2ベイに同じ容量のHDDを2本入れる限り、SHR(SHR-1)とRAID 1は実効容量も、1台までの故障に耐えるという耐障害性も同じです。SHRは標準RAIDの上に載る管理レイヤーで、2本のときの中身はミラーそのものだからです。違いが出るのは次の3点に限られます。

差が出る場面SHRRAID 1
3本目以降を足したときパリティ構成(RAID 5相当)へ広がる(プールの拡張操作は必要)RAID 5への変換操作が必要(ドライブ1台追加・データは保持)
容量の違うHDDの混在3本以上なら差分も使える常に最小容量に揃う
他社NASへの持ち込み不可(Synology専用形式)標準RAIDなので移行しやすい

2ベイのまま使うなら、どちらを選んでも使える容量は変わりません。将来もっとベイ数の多いSynology機へ乗り換えて容量違いのHDDも混ぜたいならSHR、他社NASへ移る余地を残したいならRAID 1、という分かれ方になります(DS223j・DS225+のような2ベイ機はベイ自体を増やせないため、ベイを増やす拡張は本体の買い替えになります)。RAID 1 ⇄ SHR の相互変換は公式にサポートされていないため(変換可否マトリクス)、あとから乗り換えるにはプールの作り直し=データ消去が必要です。

SHR-2とは?SHR-1との違いと「最低4台」の条件

SHR-2は、2台同時故障まで耐えられるSHRです(標準RAIDならRAID 6に相当)。最低4台のドライブが必要で、1台分よけいに冗長性へ回すぶん、実効容量は同じ台数のSHR-1より1台分少なくなります。

項目SHR(SHR-1)SHR-2
最低HDD台数1台
(冗長性が付くのは2台以上)
4台
耐障害性1台同時故障まで2台同時故障まで
容量効率高い(RAID 5相当)やや低い(RAID 6相当)
向いている用途2〜4ベイ家庭用NAS4ベイ以上・大容量HDD運用
推奨される状況8TB未満のHDD構成8TB以上のHDD・重要データ

なぜ8TB以上ならSHR-2を推奨するのか?
HDD容量が大きくなるほど、1台故障後のリビルド(復旧処理)に時間がかかり、その最中に2台目が故障するリスクが無視できなくなるからです。家庭用で4TB以下のHDDならSHR-1で十分、NAS向け8TB以上のCMR HDDを4台以上で運用するならSHR-2が安心です。

容量計算の実例:RAID 5 と SHR で何が違う?

異容量HDD混在時の差は、数字で見るとはっきりします。

HDD構成RAID 5 の実効容量SHR の実効容量SHRの利得
4TB × 2 + 2TB × 26TB8TB+2TB
4TB + 3TB + 2TB4TB5TB+1TB
6TB + 4TB + 4TB + 2TB6TB10TB+4TB
8TB × 2 + 4TB × 212TB16TB+4TB

SHRは、HDDの容量を「何本そろっているか」で層に区切り、3本以上そろう層はRAID 5相当、2本しかそろわない層はミラー(RAID 1相当)で束ねます。1本にしか存在しない層は組む相手がいないため使われません。上の表の数字はこの規則で計算したものです。たとえば「4TB+3TB+2TB」なら、3本共通の2TB分でRAID 5相当(4TB)+2本共通の1TB分でミラー(1TB)=5TB。4TBの残り1TBは未使用になります。

2ベイ(HDD 2本)の実効容量早見表

2本で組む場合、SHRは「小さい方のHDDに合わせたミラー」になります。容量違いを混ぜても、大きい方の差分(4TB+8TBなら4TB分)はSHRでも使えません

HDD構成(2本)SHRの実効容量
(①RAID構成後)
実際に使える空き
(②OS表示+③予約後の概算)
使われない領域HDD 2本の実売目安
(WD Red Plus)
4TB × 24TB約3.5TBなし65,000円
6TB × 26TB約5.2TBなし81,960円
8TB × 28TB約7.0TBなし97,600円
12TB × 212TB約10.5TBなし145,600円
4TB + 8TB(混在)4TB約3.5TB8TB側に4TB81,300円
8TB + 12TB(混在)8TB約7.0TB12TB側に4TB121,600円

※「SHRの実効容量」はRAID構成後の値。「実際に使える空き」は、OSが2進法で数えることと、Btrfsのメタデータ予約(容量の4%)・各ドライブ約10GBのシステム領域を引いた当サイトの概算です(内訳は実効容量の3段階の目減り)。HDDはWD Red Plus(CMR・NAS向け)1本の実売相場×2本の目安で、2026年8月31日〜9月1日に確認した税込価格です。

新しく2本買うなら同容量で揃えるのが基本です(CMR・NAS向けの選び方と実売価格はNAS用HDDのおすすめ)。混在が生きるのは「いま手元にある4TBを流用し、あとで8TBへ交換して実効8TBに広げる」段階的な運用です。この1本ずつの交換による拡張は、SHRでもRAID 1でも行えます(手順はNASの容量の決め方)。

自分の構成で計算する:Synology公式RAID計算機の使い方

Synology公式 RAID計算機(30秒)

  1. RAID計算機を開き、「ステップ1 ドライブを選択」で搭載するHDDの容量を1本ずつ指定する(容量違いの混在もそのまま入力できる)
  2. RAIDタイプを切り替えて、SHR / SHR-2 / RAID 5 / RAID 6 の「利用可能な容量」を比べる

計算機ページの注記より:RAIDの各ドライブは約10GBのシステム領域を予約し、ボリュームはBtrfsで容量の4%、ext4で2%をメタデータ用に予約します。公式ページは「異なる容量のドライブを使用してRAIDを構成する予定がある場合、未使用スペースの無駄を最小限に抑えるためにSHRまたはSHR-2を使用することをお勧めします」と案内しています(Synology RAID計算機・2026年9月1日確認)。裏を返せば、同容量で揃えるならこの推奨は当てはまりません(上の2本構成の早見表のとおりです)。

▼ 上の表はHDDを単体で買う場合(WD Red Plus)の価格です。下は本体とHDDを一度にそろえる手=DS223j+Synology純正HDD 4TB×2本のキット(同梱HDDは型番HAT3300で、表のWD Red Plusとは別製品です)

変換可否マトリクス:どのRAIDからどのRAIDに切替できる?

ここが混乱しやすいポイントです。SynologyのStorage Managerでデータを保持したまま変換できる組み合わせは限定的で、RAID 1 ↔ SHR のように一見同じ動きに見えても切替できないパターンがあります。

変換元変換先可否条件・備考
BasicRAID 1ドライブ1台追加が必要、データ保持
BasicRAID 5ドライブ2台追加が必要、データ保持
RAID 1RAID 5ドライブ1台追加が必要、データ保持
RAID 1SHR不可SynologyはRAID 1 ↔ SHR の切替を公式にサポートしない
RAID 5RAID 6ドライブ1台追加、データ保持
RAID 5SHR不可プール削除・再作成が必要=データ消失
SHR-1SHR-2条件付き可空きベイ+ドライブ追加が必要、データ保持
SHR-2SHR-1不可プール削除・再作成=データ消失
SHRRAID 0/1/5/6不可プール削除・再作成=データ消失
RAID 6RAID 5 / SHR不可縮小方向の変換は非対応

最初の選択が重要
「あとで変換すればいいや」は通用しません。特に SHR ⇔ 標準RAID、SHR-2 → SHR-1 は一方通行で、変換にはデータ全消去&再構築が必要です。導入時に用途を見極めて選ぶことが、あとから後悔しないコツです。

SHRに対応しているSynologyモデル【2026年8月時点】

SHRは家庭用・SOHO向けのDiskStation(DS)シリーズの大半で利用可能ですが、エンタープライズ向けシリーズでは公式に非対応です。また、1ベイモデル(DS124など)は公式仕様の「対応するRAIDタイプ」がBasicのみで、SHRは選べません。

SHR対応モデル(主な現行機)

シリーズ代表モデルベイ数SHR-2対応
Jシリーズ(入門)DS223j2ベイ—(4台必要)
valueシリーズDS223 / DS4232・4ベイDS423は条件次第で可
Plusシリーズ(旧)DS224+ / DS423+ / DS723+ / DS923+2〜4ベイ(拡張対応)4台以上で可
Plusシリーズ(2025年)DS225+(2025/6発売)/ DS425+(2025/7発売)/ DS925+(2025/6発売)2・4ベイDS425+/DS925+で可
Plus neo+シリーズ(2026年)DS725neo+ / DS925neo+(2026/8発売)2・4ベイDS925neo+で可
※DS925neo+の対応RAIDタイプは、Synology公式のProduct Specifications(2026年8月6日版)でSHR・RAID 6を含む8種を確認済みです(2026年8月28日確認)。ただし「SHR-2」という表記自体は、neo+・従来Plusどちらの仕様表にもありません(公式は「Synology Hybrid RAID」とだけ記載)。本表の可否は、SHR-2に最低4台必要という一般要件とベイ数から整理しています

SHR非対応モデル

シリーズ代表モデル理由
1ベイモデルDS124 などRAIDが組めない(Basicのみ)
XS/XS+シリーズDS1823xs+ / DS3622xs+エンタープライズ向け、公式に非対応
SA / FS / HD / UCSA6400 / FS3410 等エンタープライズ向け、公式に非対応
一部RackStation上位機RS4021xs+ 等公式HCLで非対応と明記

最新の対応状況は Synology公式ナレッジセンター「SHRサポートモデル」 で確認できます。購入前に必ず自機のスペックシート「対応RAIDタイプ」欄にSHRが含まれるかをチェックしてください。

SHRと標準RAIDの総合比較表

比較項目SHR / SHR-2標準RAID(5/6等)
異容量HDD対応◎ 無駄なく使える△ 最小容量に揃えられる
容量拡張の柔軟性◎ 1本ずつ大容量化で自動拡張△ 同容量で揃える必要
設定の手軽さ◎ 自動構成△ RAIDレベルを自分で選ぶ
他社NASとの互換性× Synology専用◎ 標準規格のため移行しやすい
性能(速度)○ 標準RAIDとほぼ同等○ チューニング次第で最適化可
耐障害性SHR-1=1台 / SHR-2=2台選んだRAIDレベル依存
対応ファイルシステムBtrfs / ext4Btrfs / ext4
エンタープライズ用途一部シリーズで非対応全シリーズ対応

こんな人にはどちら?SHRと標準RAIDの選び分け

SHRが向いている人

  • NAS初心者でRAIDレベルを迷いたくない
  • 異容量HDDを混在させたい・段階的に容量アップしたい
  • Synology NASを長く使い続ける予定
  • 家庭用・SOHO用途で2〜4ベイNAS
  • 容量効率を最大化したい

標準RAIDが向いている人

  • 将来他社NAS(QNAP/UGREEN等)に移行する可能性がある
  • 同容量HDDで揃えて組める前提
  • RAIDレベルを自分で明示的に管理したい
  • エンタープライズ向けXS+/SA/FSシリーズを導入
  • 既存のRAIDナレッジをそのまま適用したい

▼ 標準RAIDで組む前提なら、NASはSynology以外も候補に入ります。下は「標準RAIDが向いている人」に挙げたUGREEN NASyncの2ベイ機(DXP2800・ディスクレス)。SHRはSynology専用のため使えず、構成はBasic / JBOD / RAID 0 / RAID 1から選びます(当サイトの実機レビューはUGREEN NASync DXP2800レビュー

おすすめ構成例と実売価格の目安

SHRを活かせる代表的な家庭用構成を、実売価格と合わせて紹介します。HDDはNAS向けCMRを前提にしています。

用途NAS本体HDD構成RAIDタイプ実売合計目安
写真・書類の家庭用バックアップDS223j(約3.6万円)WD Red Plus 4TB × 2(約6.5万円)SHR-1(≒RAID 1)約10.1万円
動画中心・容量重視DS225+(約6.4万円)IronWolf 6TB × 2(約8.7万円)SHR-1約15.1万円
4ベイで段階拡張DS425+(約10.5万円)WD Red Plus 4TB × 2 → 追加2本SHR-1(拡張前提)約17万円〜
大容量HDD 2台耐障害DS925neo+(約11.8万円)
ECC標準のDS925+なら約16.1万円
IronWolf 8TB(ST8000VN002) × 4(約22.3万円)SHR-2
※SHR・RAID 6対応は公式仕様書で確認済み(下の※)
約34.1万円
DS925+構成なら約38.5万円

※ 価格は税込の実売相場(キャンペーン除く)の目安で、4構成とも2026年8月19日〜9月1日に再確認した値です(本体=DS223j・DS225+は8月19日、DS425+は8月22日、DS925neo+は8月23日、DS925+は9月1日/HDDは8月31日〜9月1日)。記事内の価格の最も古い確認日は2026年8月19日です。NAS本体・NAS向けHDDは2026年に入って値上がりが続いており、DS925+本体は7月25日の約12.5万円から約16.1万円へ上がりました。ただし2026年8月6日に、DS925+と同じAMD Ryzen V1500B・4ベイ・2.5GbE×2・M.2×2で標準メモリをnon-ECCにしたDS925neo+が併売開始されています(DS925+の後継ではありません)。対応RAIDタイプはSynology公式のProduct Specifications(2026年8月6日版)でSHR・RAID 6を含む8種を確認済みで(※「SHR-2」という表記自体は、neo+・従来Plusどちらの仕様表にもありません=公式は「Synology Hybrid RAID」とだけ記載。2026年8月28日確認 → neo+と従来Plusは何が違うのか)、ECCが必要でなければ同じ構成を43,500円安く組めます。購入前に最新価格を必ず確認してください。

上の4構成はいずれもSynology機です。本体をもっと比べてから決めたい場合は、2ベイなら初心者におすすめのNASランキング【2ベイ厳選】、SHR-2を組める4ベイなら4ベイNASのおすすめと選び方で、価格帯別に候補を絞れます。

SHRとBtrfsを組み合わせるとさらに強くなる理由

SHRは「容量管理レイヤー」、Btrfsは「ファイルシステム」。この2つは独立した階層で、組み合わせるとSynology NASのデータ保護が最大限になります

Btrfs × SHR の組み合わせで得られるもの

  • スナップショット:ランサムウェアや誤削除から即復元できる
  • 自己修復:ディスク上のサイレント破損(ビットエラー)を自動検出・修復
  • 共有フォルダ単位の容量管理(Quota)で家族ごとに容量を分けられる

Plusシリーズ以上は標準でBtrfs対応、DS223jなどJシリーズでもBtrfsを選択可能です。詳しくは ext4とBtrfsの違い で解説しています。

まとめ:RAIDとSHRの選び方

  • 初心者・家庭用・段階拡張したい → SHR-1
  • 8TB以上のHDDを4台以上で運用 → SHR-2(2台同時故障に耐える)
  • 他社NASへの移行可能性あり → 標準RAID(5/6)
  • SHR ⇔ 標準RAIDの変換、SHR-2 → SHR-1はデータ消失=最初の選択が肝心
  • Btrfsと組み合わせるとスナップショット&自己修復で更に強い

よくある質問(FAQ)

SHRで組んだNASから他社NASにデータ移行できる?

ディスクをそのまま差し替える形での移行はできません。SHRはSynology独自形式のため、他社NASでは認識されないのが前提です。移行の際はネットワーク経由(rsync・SMB等)でデータをコピーしてください。

SHR-1で運用中に「もっと耐障害性が欲しい」と思ったらどうする?

空きベイ+追加ドライブがあればSHR-2へ変換できます。たとえば4ベイで3台運用中なら、4台目を追加してSHR-2へ変換する流れ。Storage Managerから「RAIDタイプの変更」で実行でき、データは保持されます。

1ベイモデル(DS124など)でSHRは使える?

DS124は公式仕様の「対応するRAIDタイプ」がBasicのみなので選べません。SHRそのものはSynology公式のRAIDタイプ一覧で最小1台から構成でき、ドライブが1台のときは許容ドライブ障害0台=冗長性がありません。1台の故障に耐えられるのは2台以上で組んだときです。冗長性が必要なら2ベイ以上のモデルを選んでください。

SHRとRAID 5は性能(速度)でどちらが速い?

同容量のHDDを揃えた場合はほぼ同等です。SHRは内部で標準RAIDと同じアルゴリズムを使っているため、「SHRだから遅い」ということはありません。性能はNAS本体のCPU・メモリ・ネットワーク速度の方が支配的です。

SHR-2を最低4台で組んだあと、ディスクを5台・6台と増やすとどうなる?

容量は拡張されますが、耐障害性は「2台同時故障まで」のまま維持されます。SHR-2の耐障害数は台数が増えても変わらない点に注意してください(台数を増やすほど「まだ壊れていない残り台数」は増えます)。

2026年に新しく買うなら、DS224+とDS225+どちらがいい?

2026年6月時点ではDS224+は終売となり、新規購入はDS225+(2025/6発売・実売約64,000円)が基本です。主な違いは2.5GbE+1GbEポート搭載とUSB-C化で、CPU(Celeron J4125)など本体性能は概ね同等。中古や在庫処分でDS224+が安く手に入る場合は、用途が軽めならDS224+でも十分実用的です。

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