本レビューは、運営者が購入したDXP2800をClaude Code専用サンドボックスとして24時間連続稼働させている実運用と、当サイトの実測・公式スペックをもとに構成しています。Plexなど個別アプリの常用検証はしていません。

結論:メーカーを問わず処理性能と価格で選ぶならDXP2800。Synologyの中で選ぶならDS225+

項目 DXP2800の基本情報
発売(日本) 2025年6月3日
実売 約47,900円(HDD別売・価格.comの在庫あり最安と同額)
ベイ 3.5/2.5インチ×2+M.2 NVMe×2
LAN 2.5GbE×1
CPU Intel N100(4コア4スレッド・TDP 6W)
メモリ DDR5 8GB(スロット1本・最大16GB)

同価格帯のSynology・QNAP機種を性能面で上回りやすい2ベイNASです。Docker・メディアサーバー・写真のAI整理を自宅で動かしたい人、2.5GbEやM.2 SSDで速度を伸ばしたい人に向きます。
弱点は3つ:保証2年(DS225+は3年)、日本語情報がSynologyより少ない、メモリの16GB化はスロット1本なので足す増設はできず、8GBとの交換(第3章)。
別機種がいい人:Synologyの中で選ぶならDS225+(実売約64,600円・保証3年)、写真・書類の家族共有が中心ならDS223j、10GbEが要るならDXP2800 GT。

UGREEN公式は2026年9月3日にDXP2800を含む一部NASync製品の価格改定(値上げ)を告知し、改定後の定価は65,880円です。10月21日の再確認では価格.comの在庫あり最安が47,900円で、定価どおりに売る在庫あり店は確認できませんでした。出典:UGREEN公式「価格改定のお知らせ」/公式製品ページ/発売日はユーグリーン・ジャパンのプレスリリース

買う前に確かめる2点:楽天・Yahoo!の検索結果には上位機のDXP2800 GTも並ぶので、型番に「GT」が付いていないかを確かめてから選んでください。もう1点は、表示価格が改定後の定価65,880円より安いかです。HDDは別売です。

1. DXP2800の基本スペック

項目スペック
CPUIntel Processor N100(4コア4スレッド・Max 3.4GHz・TDP 6W)
メモリ8GB DDR5 SO-DIMM(スロット×1・最大16GB=交換で対応)
システムストレージeMMC 32GB(OS領域・公式値)
ドライブベイ3.5"/2.5" SATA ×2
最大ストレージ容量80TB(32TB×2+M.2 8TB×2・公式値)
M.2スロットNVMe M.2 2280 ×2(ストレージ/キャッシュ用)
ネットワーク2.5GbE ×1(RJ-45)
USB前面:USB-C 10Gb/s・USB-A 10Gb/s/背面:USB-A 5Gb/s・USB-A 2.0 ×2
映像出力HDMI ×1(4K出力)
RAID対応Basic / JBOD / RAID 0 / RAID 1
サイズ・重量231.1(奥行)× 109.2(幅)× 177.8(高さ)mm・約2.07kg(HDD無し)※公式値
消費電力アクセス時 16.38W/HDD休止時 5.24W(公式仕様)
OSUGOS Pro(Linuxベース)

出典:UGREEN NASync DXP2800 公式製品ページ(スペックは2026年8月31日に再確認)

見落とされやすいのがeMMC 32GBです。UGOS Proのシステム領域は本体内蔵のeMMCに置かれるので、OSのためにドライブベイやM.2スロットを埋める必要がありません。

UGREEN NASync DXP2800本体の正面。01・02と刻印された2つのドライブトレイ、電源ボタン、USB Type-CとType-Aポートが並ぶ
DXP2800の正面。2つのドライブトレイの下に電源ボタン・インジケーター・USB Type-C/Type-Aが並びます。筐体はマットなダークグレーです。
UGREEN NASync DXP2800(右・黒)の背面:2.5GbEのLANポート×1にLAN緑LED点灯・USB端子・電源端子と、Synology機(左・白)の背面を筆者宅のメタルラックで並べた実機写真
筆者所有のDXP2800(右・黒)の背面。2.5GbEポート×1を備え、2026年8月29日に2.5GbE化しました。左の白い機体は同じ棚のSynology NAS。

2. DXP2800の7つの強み

① Intel N100という明確なアドバンテージ

2023年登場・TDP 6WのIntel N100は、Synology DS223j(Realtek ARM)や旧DS224+(Celeron J4125)より高性能です。日常的に触るブラウザUIのレスポンスは快適です(写真サムネイル生成・動画トランスコードは常用検証していません)。

UGOS Proのタスクマネージャー CPUタブ。使用率1%、温度46℃と表示されている
UGOS Proのタスクマネージャー(CPUタブ)。サンドボックスを24時間動かしたままで使用率1%・温度46℃(2026年8月31日・アイドル寄りの1枚で、負荷時の連続計測ではありません)。

② DDR5メモリ 8GB標準・16GBまで増設可能(交換式)

Synology DS225+はDDR4 2GB(最大6GB)。DXP2800は最初から8GBで、Docker運用・メディアサーバー・データベースの土台に余裕があります。上限は16GBですが、スロットが1本なので8GBを外して載せ替える「交換」になります(第3章)。

③ M.2 NVMe SSDスロット×2を標準搭載

NVMe SSDをストレージ用・キャッシュ用として使えます。HDDのキャッシュにすればランダムアクセスの改善が見込めます(一般論。当サイトはSSDの単独ボリュームのみ計測し、キャッシュ構成は未計測)。

④ 2.5GbE標準|当サイトの実測は読出148.5MB/s

2.5GbEの理論値は312.5MB/s(2,500Mbps÷8)で、1GbE(理論値125MB/s)の倍以上の帯域です。当サイトは2026年9月8日に、この実機で1GbEと2.5GbEを同条件で計測しました。

計測項目 2.5GbE 1GbE 倍率
SMB 書込(PC→NAS) 139.7MB/s 112.4MB/s 1.24倍
SMB 読出(NAS→PC) 148.5MB/s 108.4MB/s 1.37倍
iperf3(回線帯域) 2.38Gbps 953Mbps 2.50倍

条件:PC(Buffalo LGY-PCIE-MG2)─エレコム EHC-LQ01-8(2.5GbEハブ)─本機(WD Blue 4TB×2(容量表示3.6TB)・RAID 1・SMB)。乱数10GBファイルを3ラウンド転送した中央値、1GbEはPC側NICを1.0Gbps固定にした同条件です(2026年9月8日実測・iperf3は9月4日・1GB級は9月14日に追加実測)。

回線は2.5倍に広がるのに、10GB級のファイル転送は1.2〜1.4倍にしか増えません(NASのメモリに収まる1GB級は1本目が2倍超)。iperf3で2.38Gbps(約296MB/s)出ているので、頭打ちの原因は回線ではなくHDD 2本のRAID 1の側です。M.2 NVMe SSDの単独ボリュームでは2026年9月15日の実測で280MB/s前後(回線の95%)が出た一方、安い256GBのDRAMレスSSDは連続約50GBの書込で失速しています。計測データの全体は自宅NASを2.5GbE化したら何倍速くなる?にまとめています。

⑤ UGOS Proの標準機能で写真・同期・Dockerまで揃う

UGOS Pro標準機能内容
UGREEN PhotosAI顔認識・ペット認識・GPS位置情報
UGREEN SyncPC/Mac/スマホとのファイル同期
Docker対応Plex・Immich・Nextcloud・Home Assistant等
リモートアクセスmyUGREEN(QuickConnect相当)
バックアップクラウド・NAS間・外付けHDD・リモート
UGOS Proのストレージマネージャー。ストレージプール1がRAID 1・3.6TB、ボリューム1がBtrfs・使用済み59.2GBと表示されている
UGOS Proのストレージマネージャー。当サイトの実機はHDD 2本のRAID 1(3.6TB)・Btrfs(2026年8月31日確認)。DSMに慣れていれば迷いにくい画面構成でした。

HDMI出力もあり、テレビに直結してメディアプレイヤーとして使うこともできます。

⑥ 他のOSを試す余地がある(公式サポートではありません)

標準のUGOS Proの代わりにTrueNAS SCALE・Unraid・自作Linuxを導入している事例があります。ただし公式が保証しないコミュニティの実践で、TrueNAS公式フォーラムには失敗報告もあります。上級者向けです。

⑦ 24時間つけっぱなし前提の省電力設計

公式仕様の消費電力はアクセス時 16.38W/HDD休止時 5.24W。この低さがそのまま電気代に効きます(目安はFAQのQ5)。

UGOS Proのタスクマネージャー概要画面。CPU温度47℃・CPU使用率3%・デバイスファン548RPM、ハードドライブ1が39℃、ハードドライブ2が37℃と表示されている
タスクマネージャーの概要画面(2026年8月31日)。24時間稼働の状態でCPU 47℃・使用率3%・ファン548RPM、HDDは39℃/37℃。騒音計での測定はしておらず、温度は室温・設置場所・HDDの種類で変わります。
UGREEN NASync DXP2800の背面に、付属の磁石式防塵メッシュフィルターを装着した状態。下部にHDMI・USB・LAN・リセット・電源の各端子が並ぶ
背面ファンに付属の磁石式防塵メッシュフィルターを装着した状態。工具なしで着脱できます。

3. メモリ増設|8GB→16GBは「増設」ではなく交換

スロットは1本。16GBにするなら8GBを外して載せ替える

公式製品ページのメモリ仕様はDDR5 8GB標準・最大16GB・SO-DIMMスロット×1。16GBにするには標準の8GBを外して16GB 1枚に載せ替えることになり、外した8GBを残して足すことはできません。

ネット上の「DDR4」「最大64GB」は上位モデルDXP2800 GT(公式取扱説明書の仕様表で確認)の仕様です。注文前に自分の機種を確かめてください(GTと無印の比較)。

自分の個体に何が載っているかは、UGOS Proのコントロールパネル →「本機について」で分かります。当サイトの実機は Samsung M425R1GB4BB0-CQKOL・8GB・4800MHz。動作周波数は公式ページに記載がなくネット上の記述も割れているので、自分の個体の表示を見るのが確実です。

UGOS Proのコントロールパネル「本機について」画面。型番DXP2800、CPU Intel N100 4コア4スレッド47℃、メモリ Samsung M425R1GB4BB0-CQKOL 8GB 4800MHz、LAN1 2.5Gbps全二重と表示されている
実機のコントロールパネル「本機について」(UGOS Pro 1.18.2.0100・2026年8月31日)。メモリ M425R1GB4BB0-CQKOL|8GB|4800MHz、LAN1は2.5Gbps 全二重。デバイス名・シリアル番号・IP/MACはマスキングしています。

16GBにしたほうがいい人/8GBのままでいい人

判断材料は実機のメモリ使用状況です。サンドボックス(Docker)とファイル共有を動かしたまま24時間稼働させた状態で、合計7.51GB中、使用済み1.77GB・キャッシュ5.28GB(使用率23.63%)でした。

UGOS Proのタスクマネージャー メモリタブ。合計7.51GB、使用率23.63%、使用済み1.77GB、キャッシュ5.28GB、残り463.36MBと表示されている
タスクマネージャーのメモリタブ(2026年8月31日)。標準の8GBのまま使用済み1.77GB・キャッシュ5.28GB・使用率23.63%。負荷はDockerコンテナとファイル共有で、Immich等は動かしていません。

「残り463.36MB」は逼迫を意味しません。Linux系のOSは空きメモリをファイルキャッシュに回すため、アプリが必要とすればキャッシュ側(5.28GB)は解放されます。判断の軸は使用済みの1.77GBです。

  • 8GBのままで足りる:ファイル共有、写真・動画のバックアップ、スマホの自動バックアップ、Dockerコンテナ1〜2個
  • 16GB化を検討:Immichのように機械学習を含むコンテナを常駐させる、コンテナを3つ以上同居させる、仮想マシンを動かす

16GBに増設する前に知っておきたい4つのこと

当サイトの実機は購入時の8GBのままで、16GBへの増設(交換)は実施していません。以下は公式の記載と公開されている報告から整理した注意点です。

  1. 分解に起因する故障は保証対象外:公式の保証ページは「分解に起因する故障または損傷」を対象外に挙げています。筐体を開ける行為が該当するかは明示されていないため、保証を重視するなら事前にサポートへ確認してください(保証期間は2年)。
  2. 公式の互換性リストにメモリは無い:対象はHDDとSSDで、SO-DIMMの項目はありません。「非対応」ではなく型番選びは自己責任ということです。
  3. 外した純正8GBは保管する:Crucial CT16G48C40S5(16GB DDR5-4800)で電源断が繰り返し起き、純正へ戻して再発しなくなったという個人の報告(note・2025年6月26日)があります。交換後に再起動・電源断が始まったらまずメモリを疑うのが早道です。
  4. 32GBは公式の上限外:最大は16GBで、32GB 1枚が動作した確かな記録は当サイトでは確認できていません。

型番選びの軸は実機の純正モジュールの表示(DDR5 SO-DIMM・8GB・4800MHz)です。同じ規格・同じ動作周波数の16GB 1枚を候補にしてください。当サイトは交換していないため型番は推奨せず、開け方も案内しません。

出典:UGREEN NAS 製品保証/UGREEN 互換性リスト(いずれも2026年8月31日確認)

4. DS225+・TS-264との比較|性能はDXP2800、保証3年は競合側

項目UGREEN DXP2800Synology DS225+Synology DS224+QNAP TS-264
実売価格約47,900円
※店で価格差あり(冒頭の注記)
約64,600円約52,000円※終売約84,800円〜
CPUIntel N100Celeron J4125Celeron J4125Celeron N5095
標準メモリ8GB DDR52GB DDR42GB DDR48GB DDR4
最大メモリ16GB6GB6GB16GB
LAN2.5GbE×12.5GbE×1+1GbE×11GbE×22.5GbE×2
M.2スロットNVMe×2非搭載非搭載NVMe×2
Docker○○○○
4Kトランスコード○(CPU仕様上・未検証)※×※○○
保証2年3年2年3年

※DXP2800の4Kトランスコード:CPU(Intel N100)はQuick Syncを内蔵しますが、UGREEN公式は4Kトランスコード対応を明言しておらず、当サイトでも未検証です。※DS225+の4Kトランスコード:CPU(Celeron J4125)はQuick Syncを内蔵しますが、2025年世代のSynologyはグラフィックドライバ対応が外され、Plex・Jellyfin・EmbyのハードウェアトランスコードがDSM標準状態では効きません(DS224+は外される前の世代のため有効)。写真管理・ファイル共有・Dockerには影響しません(Plex・Jellyfin・Embyの比較)。

価格は執筆時点の実勢。QNAP TS-264(TS-264-8G)は価格.com掲載の最安84,800円(2026年10月21日確認)です。

💡 性能・価格ならDXP2800、Synologyの中ならDS225+
メモリ(8GB vs 2GB・最大16GB vs 6GB)とM.2スロットでDXP2800が優位、保証と日本語情報量ではSynologyが勝ります。メーカーを問わず性能・価格で選ぶならDXP2800、Synologyの中で選ぶならDS225+です。
メタルラックに並べた2ベイNAS 3台。左からUGREEN NASync DXP2800、Synology DS223j、Synology DS216j(2025年8月撮影)
運営者宅の2ベイNAS 3台(2025年8月撮影)。左が本機DXP2800(黒)、中央がSynology DS223j、右がDS216j(現在は保管中)。DXP2800は幅109.2mm・高さ177.8mm(公式値)とDS223j(幅100mm・高さ165mm)よりひと回り大きくなります。

5. 活用シーン(スペックから見る適性)

以下は公式スペックとN100の一般的な能力から見た目安で、各アプリは当サイト未検証です。Dockerで動かすアプリ別に必要なメモリと他の機種を比べるならDocker対応NASの比較へ。

Immich(OSS写真管理)は8GBで動く?公式要件と突き合わせ

DockerでImmichを動かせば、写真のAI整理を月額課金なしで自宅完結にできます。Immich公式の要件はメモリ最小6GB・推奨8GB、CPU最小2コア・推奨4コア。DXP2800はDDR5 8GB・4コア4スレッドで推奨要件をちょうど満たす構成です。余白は大きくないので、他のコンテナと同居させるなら第3章の16GB化が視野に入ります(実機は8GBのままで、Immichの常用は未検証)。

出典:Immich 公式ドキュメント Requirements(2026年8月31日確認)

Plex・Nextcloud・動画素材置き場

  • Plex:N100はQuick Sync Video対応で、4K H.264・H.265のトランスコードを処理できる想定です(同時配信数はビットレートしだい)。選び方はPlex・Jellyfin・Embyの比較へ
  • Nextcloud:8GBメモリ+2.5GbEなら家族規模のプライベートクラウドの土台になります
  • 動画素材置き場:共有・バックアップ用途なら成立しますが、第2章④の実測どおり読出148.5MB/sが上限で、4K編集はローカルSSDとの併用が現実的です

実機で確かめている用途:Claude Code専用サンドボックス

筆者はこのDXP2800を、Claude Codeのフル権限運用を隔離する専用サンドボックスとしてDocker上で24時間連続稼働させています(数か月・アップデート時の再起動はあり)。動作は安定し、発熱・動作音も許容範囲です。構築手順はClaude Code専用サンドボックスを構築した実録へ。

6. 弱点:保証2年・日本語情報・RAID 5非対応

⚠ DXP2800の弱点・注意点
  • 日本語情報が少ない:UGOS Proマニュアルは英語主体、YouTubeも海外勢中心
  • RAID 5/6非対応:2ベイのため選択肢はRAID 0/1/JBOD/Basic
  • UGOS Proがまだ発展途上:機能追加は速いが一部アプリは英語UI。バックアップアプリもSynology Hyper Backupほど成熟していません
  • HDD互換性リスト(HCL)が限定的:基本WD Red Plus・IronWolfを推奨
  • 保証は2年:DXP2800・DXP4800 Plusは2年、3年保証は上位のDXP6800 Pro・DXP8800 Plus(最新条件は公式で要確認)

保証・日本語サポートの違いはUGREENとSynologyの比較へ。

7. 推奨HDD・SSD

製品容量実売価格用途
WD Red Plus WD40EFZZ4TB約31,980円メインストレージ
Seagate IronWolf ST8000VN0028TB約52,280円大容量メインストレージ
Toshiba N300 4TB(箱入りN300A04)4TB約39,980円メインストレージ
WD Red SN700 500GB500GB35,047円(実質1店・2026年9月10日確認)NVMe キャッシュ(品薄・高値が続く)
Samsung 990 PRO 1TB1TB約34,980円高速ストレージ・キャッシュ

HDDは別売で、まずは定番のWD Red Plus 4TBが失敗しにくい選択です。表の価格は現行品のWD40EFZZ(キャッシュ128MB・CMR・5400rpm)と箱入りN300A04のものです。

UGREEN NASync NASの外箱。持ち手が付いたクラフト紙のアウターボックス
届いたときのアウターボックス。持ち手付きで、そのまま提げて運べます。
UGREEN NASync DXP2800の付属品一式。ACアダプタ、電源コード、LANケーブル、HDD固定ネジ、ドライバー、トレイキー2個
付属品一式。ACアダプタ・電源コード・LANケーブル・HDD固定ネジ・ドライバー・トレイキー2個。別に用意するのはHDDだけです。
UGREEN NASync DXP2800のツールレストレイに3.5インチHDDを装着する様子。使用しているのはPC向けのWD Blue 4TB
ツールレストレイへのHDD装着。写真は動作確認用のWD Blue 4TB(PC向けモデル)で、常用するなら上表のWD Red PlusなどNAS向けHDDを選んでください。

M.2 NVMeの追加は急がなくて構いません。上表のとおり500GBのSSD 1枚がWD Red Plus 4TB 1本より高い水準です。HDD 2本では読出148.5MB/sで頭打ちなので速度を伸ばす余地はSSD側にありますが、まずはHDD 2本で始めて相場が落ち着いてから足すほうが無駄がありません(NAS用SSDの選び方)。

※上表はWD Red Plus 4TB・IronWolf 8TB・N300 4TBが2026年10月21日、SN700 500GB・990 PRO 1TBが2026年9月10日の実勢です(記事内の価格の確認日は最も古いもので2026年9月10日)。最新価格は各ストアでご確認ください。

8. こんな人にDXP2800はぴったり

  • Dockerでの自宅サーバー運用やメディアサーバーを動かしたい
  • 写真・動画をAI管理したい(Immich・PhotoPrism等)
  • 16GBメモリまで拡張して長く使いたい
  • 英語情報でも自分で調べられ、性能と価格を優先したい

1つでも当てはまるなら、DXP2800は用途に応えてくれます。HDDは別売で、購入リンクは冒頭の結論の下に置いています。

✗ 合わない人
  • 初心者で日本語マニュアル・日本語サポートを最優先
  • Synologyブランドの安心感を重視 → DS225+推奨
  • RAID 5/6冗長構成が必要 → 4ベイのDXP4800 Plus推奨

9. よくある質問(FAQ)

Q1. DXP2800とSynology DS225+、どちらを選ぶべき?
A. メーカーを問わず処理性能と価格で選ぶならDXP2800(Intel N100・メモリ8GB標準・M.2×2)、Synologyの中で選ぶならDS225+(日本語情報の多さ・保証3年・2.5GbE+1GbE)です。
Q2. DXP2800のメモリは増設できる?
A. スロットが1本なので、足す「増設」はできません。16GBにするには標準の8GBを外して16GB 1枚に交換します(公式の上限は16GB)。当サイトの実機は8GBのままで、Docker+ファイル共有の24時間稼働で使用済みは1.77GBでした(第3章)。
Q3. UGOS ProからSynology DSMのようにデータ移行は可能?
A. 両OS間の直接移行は不可ですが、SMBファイルコピーまたはrsyncでデータ移動は可能。メタデータ(アクセス権・タイムスタンプ)もrsyncで引き継げます。所要時間は当サイトの2.5GbE実測(書込139.7MB/s)から換算して1TBあたり約2時間で、小さなファイルが大量にあると数倍かかります。
Q4. DXP2800はいくらなら買い?
A. 2026年9月3日の改定で定価は65,880円になりましたが、10月21日の確認では在庫ありの店で約47,900円から買えました。この価格ならDS225+(約64,600円)より16,700円ほど安くなります。定価に近い価格で売る店ではDS225+より高くなるので、保証年数(2年と3年)も含めて比べ直してください。M.2 SSDは品薄・高値なので、まずはHDD 2本で始めるのが無駄がありません(第7章)。
Q5. 消費電力・騒音は?
A. 公式仕様の消費電力はアクセス時 16.38W、HDD休止時 5.24W。24時間365日つけっぱなしでも電気代の目安は年間4,000〜5,000円程度です。騒音はHDD依存で、WD Red Plus 4TBのメーカー公称値はアイドル23〜24dB・シーク27dB(当サイトの実測ではありません)。

まとめ:DXP2800は「性能・拡張性・価格」で選ぶ2ベイNAS

この記事の要点

  • Intel N100・DDR5 8GB標準で、第4章のDS225+・DS224+・TS-264より性能面で有利
  • M.2 NVMeスロット×2、2.5GbE、システム領域はeMMC 32GB
  • 2.5GbEの当サイト実測は読出148.5MB/s(1GbE比1.37倍)。壁はHDD 2本のRAID 1
  • メモリはスロット1本。16GB化はスロットを足せず8GBとの交換(実機はSamsung製8GB・DDR5-4800)
  • Synologyの中で選ぶならDS225+、日本語情報もDS225+が優位。保証は2年(上位のDXP6800 Pro・DXP8800 Plusは3年)
参考・出典:
・UGREEN NASync DXP2800 公式製品ページ(2026年8月31日確認)
・UGREEN公式「価格改定のお知らせ」(2026年9月3日確認)
・ユーグリーン・ジャパン プレスリリース(NAS 4機種・発表2025年6月2日/国内一般発売6月3日)
・UGREEN NAS 製品保証/互換性リスト/Immich Requirements(2026年8月31日確認)
・Intel Processor N100 公式仕様
・2.5GbE/1GbEの転送速度は当サイト実測(2026年9月8日・SMB 10GB×3ラウンド中央値/iperf3は9月4日)