更新日:2026年9月1日|カテゴリ:選び方・おすすめランキング
本記事のおすすめ・比較は、広告報酬の多寡ではなく、公表スペック・技術的根拠にもとづいて選定・評価しています。
NAS本体を買ったあとにHDDの値段を見て、そのまま手が止まった——2026年のHDD相場では、本体より中身のほうが高くつきます。そこで候補に挙がるのが、最初からHDDが入った状態で届く「HDD込みNAS」です。
ただし、「HDD込み」「ハードディスク付き」と書かれた商品や、HDDが内蔵された状態で届く商品は1種類ではありません。中のHDDの型番が分かる商品と、分からない商品があり、同じ土俵で比べられない場合があります。
結論:当サイトが比較した範囲で、使える容量あたり最も安いのはLS220DGの8TB・12TBモデル
- ⚠️まず前提です。「12TB」と書かれたモデルで実際に使えるのは6TB(2本のHDDに同じデータを書くRAID 1のため半分になります)。本記事はこの「使える容量」をそろえて比べます
- 本記事が取り上げるHDD同梱機は6系統です(BUFFALO LS220DG/LS720D、I-O DATA HDL2-LE/HDL2-TA、Synology DS223j+HAT3300セット、UGREEN DH2300+HDDセット)。別買いとの総額を実額で比べられたのはLS220DGだけで、UGREENのセットはHDD 1本=RAID 1を組めず実売も未確認です。1ドライブ機まで含めた範囲は次章の一覧にまとめました
- RAID 1で使える容量をそろえると、BUFFALO LS220DGは実額で比べられた3つの容量帯すべてで4万円以上安いです。実効4TBなら LS220D0802G が45,100円、DS223j+NAS用HDD 4TB×2の別買いが101,000円で、差は55,900円
- ただし「同梱だから安い」は同梱モデル全体には成り立ちません。同じHDD同梱でもLS720Dは別買いとほぼ同額、Synologyのセット品はむしろ割高です(NASメーカー徹底比較で実額を比較しています)
- 国内2社(BUFFALO・I-O DATA)とも、同梱HDDの型番は公式サイトに記載を確認できません。比べているのは「総額」であって、同じ部材の値段ではない点は差し引いてください
- 型番が公表されている Synology DS223j+HAT3300-4TB×2のセットは、掲載が1店のみ。その1店の掲示価格135,560円は、単品で別買いした122,272円より13,288円高く、「セットだから割安」は成立していません
- 総額比較に使った価格はすべて当サイトが価格比較サイトで確認した実売で、確認日は最も古いもので2026年8月19日です(希望小売価格を扱うのは「価格改定」の章だけ)
HDD込みで買えるNASの主要ラインナップ(2026年9月・当サイト確認分)
HDDが入った状態で買えるNASのうち、当サイトが公式情報で現行と確認できたものを容量別に並べます。総容量の表示と、出荷時設定で使える容量は違います(2本のHDDに同じ内容を書くため半分です)。
| シリーズ | 型番 | 総容量の表示 | 同梱HDD | 出荷時設定で使える容量 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| BUFFALO LS220DG | LS220D0202G | 2TB | 1TB×2 | 1TB | 現行・出荷時RAID 1 |
| BUFFALO LS220DG | LS220D0402G | 4TB | 2TB×2 | 2TB | 現行 |
| BUFFALO LS220DG | LS220D0602G | 6TB | 3TB×2 | 3TB | 公式サイトに「在庫限り」表示 |
| BUFFALO LS220DG | LS220D0802G | 8TB | 4TB×2 | 4TB | 現行 |
| BUFFALO LS220DG | LS220D1202G | 12TB | 6TB×2 | 6TB | 現行 |
| BUFFALO LS720D | LS720D0202 | 2TB | 1TB×2 | 1TB | 現行・出荷時RAID 1 |
| BUFFALO LS720D | LS720D0402 | 4TB | 2TB×2 | 2TB | 現行 |
| BUFFALO LS720D | LS720D0602 | 6TB | 3TB×2 | 3TB | 公式サイトに「在庫限り」表示 |
| BUFFALO LS720D | LS720D0802 | 8TB | 4TB×2 | 4TB | 現行 |
| BUFFALO LS720D | LS720D1202 | 12TB | 6TB×2 | 6TB | 現行 |
| BUFFALO LS720D | LS720D1602 | 16TB | 8TB×2 | 8TB | 現行 |
| I-O DATA HDL2-LE | HDL2-LE02 | 2TB | 非公表 | 1TB | 現行・出荷時RAIDeX |
| I-O DATA HDL2-LE | HDL2-LE04 | 4TB | 非公表 | 2TB | 現行 |
| I-O DATA HDL2-LE | HDL2-LE08 | 8TB | 非公表 | 4TB | 現行 |
| I-O DATA HDL2-LE | HDL2-LE12 | 12TB | 非公表 | 6TB | 現行 |
| I-O DATA HDL2-LE | HDL2-LE16 | 16TB | 非公表 | 8TB | 現行 |
| I-O DATA HDL2-TA | HDL2-TA2 | 2TB | 非公表 | 1TB | 現行・出荷時RAIDeX |
| I-O DATA HDL2-TA | HDL2-TA4 | 4TB | 非公表 | 2TB | 現行 |
| I-O DATA HDL2-TA | HDL2-TA6 | 6TB | 非公表 | 3TB | 現行 |
| I-O DATA HDL2-TA | HDL2-TA8 | 8TB | 非公表 | 4TB | 現行 |
| Synology セット品 | DS223j+HAT3300-4TB×2 | 8TB | HAT3300-4T×2 | 4TB(RAIDは自分で設定) | 代理店取扱のセット・在庫が薄い |
| UGREEN セット品 | DH2300+東芝N300 4TB | 4TB | N300 4TB×1本 | RAID 1は組めない | HDDが1本のみ |
出典:BUFFALO LS220DGシリーズ/LS720Dシリーズ/I-O DATA 個人・家庭向けNAS ラインアップ/HDL2-LEシリーズ/HDL2-TAシリーズ(いずれも2026年9月1日確認)。セット品2つは販売ページの商品名の構成にもとづきます。
BUFFALOの2シリーズは出荷時からRAID 1に設定済みで、公式製品ページに「出荷時は大切なデータを守ることに優れている『RAID 1』設定になっています」と明記されています。当サイトも8TBモデル(LS220D0802G)を2026年8月に45,100円で購入しましたが、箱から出して電源を入れた時点でRAID 1、設定画面の初期表示は3982.8GBでした。ミラーにする操作は不要です。

出典:BUFFALO LS220D0802G 製品ページ(引用した文言はこちら)/LS720D0802 製品ページ(LS720Dは「※出荷時はRAID 1に設定されています」と記載。いずれも2026年9月1日に当サイトが確認)。対応モードはRAID 1/RAID 0/通常の3種類です。開封から初期画面まではLS220DG実機レビューにまとめました。
I-O DATAの2ドライブ機(HDL2-LE/HDL2-TA)も出荷時から冗長化済みですが、設定はRAID 1ではなく同社独自の「RAIDeX」です。使える容量が半分になる点はRAID 1と同じで、ミラーリングはファイル単位、2本の稼働時間に差をつけて同時故障を避ける仕組みだと公式が説明しています。RAID 1・RAID 0への変更もできます。
出典:I-O DATA Q&A「RAIDモードの違い/RAIDeXのメリット」/RAIDeXへのリニューアル告知(2026年9月1日確認)。
一方、Synologyのセット品は本体とHDDが同じ箱に入っているだけで、RAIDの設定は自分で行います(DSMの初期設定でSHRやRAID 1を選びます)。
1ドライブのHDD同梱機は「冗長化なし」の別枠
HDDが1本しか入らない同梱機も現行で売られています。HDDが壊れた時点でデータは失われるため、上の表とは別枠にしました。BUFFALOはLS210DG(1〜6TB)とLS710D(1〜8TB)、I-O DATAはHDL1-LE(1〜8TB)とHDL1-LA(2・4TB)です(BUFFALOの3TBモデルは在庫限り表示)。家族の写真やPCのデータを預けるなら、2ドライブ機を前提に選んでください。
出典:BUFFALO LS210DGシリーズ/LS710Dシリーズ/I-O DATA HDL1-LEシリーズ/HDL1-LAシリーズ(2026年9月1日確認)。
一覧に入れなかった製品と、その理由
- I-O DATA RECBOX(HVL-RSシリーズなど):テレビ録画をDTCP-IPで残すことに特化した1ドライブ機で、本記事の比較軸である「RAID 1で使える容量あたりの総額」を定義できないためです(PCの文書を置く共有フォルダーは持っています)。現行表示があるのはHVL-RS8のみ(RS2・RS3は2026年7月15日に生産終了、RS4・RS6は在庫限り、RS12・RS16は受注生産)。録画が主目的なら録画をNASに残す道と家庭用NASおすすめランキングへ
- I-O DATA HDL2-AAX:公式ラインアップ表で2TBが店頭在庫限り、4TB以上は生産終了の表示です
- 法人・SOHO向け(末尾N・NB・SOHO)と特定販路専売(末尾/E):家庭向け無印とは保証年数も取扱店も違う別ラインです。通販では並んで表示されるので、型番の末尾まで確認してください
- エレコム・ロジテックのNAS:当サイトが確認した範囲では法人・SOHO向けと案内されている製品のため扱いません
出典:I-O DATA HVL-RSシリーズ/Q&A(RECBOXのフォルダー)/家庭向けNASラインアップ(2026年9月1日確認)。
型番選びで間違えやすい「LS220D」と「LS220DG」
BUFFALOの製品には、末尾にGが付かないLS220Dシリーズもあります。こちらは全4モデルが販売終了で、中古や在庫処分品を除いて新品では買えません。古いレビュー記事を見たときは、型番の末尾まで確認してください。
出典:BUFFALO LS220Dシリーズ(2026年9月1日に当サイトが確認)
「HDD込み」は2種類ある——中身の型番が分かるセットと、分からない一体型
同じ「HDD込み」でも、中のHDDの正体が分かるかどうかで性質が変わります。当サイトが各社の公式情報を当たった結果です。
| 製品 | 同梱HDDの型番 | 記録方式 | 分かること |
|---|---|---|---|
| BUFFALO LS220DG/LS720D | 公式サイト・公式FAQのいずれにも記載を確認できず | 同左 | 総容量とRAID構成のみ |
| I-O DATA HDL2-LE/HDL2-TA | 製品ページ・仕様ページ・公式直販のいずれにも記載を確認できず(HDL2-TAは2020年の速度測定の脚注に1件あるのみ=出荷品の公表ではない) | 同左 | 総容量と出荷時のRAIDモードのみ |
| Synology DS223j+HAT3300セット | HAT3300-4T(商品名に明記) | CMR | 回転数・MTBF・保証年数まで公表 |
| UGREEN DH2300+HDDセット | 東芝 N300(HDWG740UZSVC)(商品名に明記) | CMR | 回転数・バッファ容量まで公表 |
Synologyの HAT3300 は公式データシートで5,400rpm・MTBF 120万時間・年間ワークロード180TB・保証3年、東芝 N300 は7200rpm・512MBバッファ・CMR方式と公表されています。どちらもNAS向けラインで、買う前に耐久性の数値を確認でき、故障時に同じ型番を買い足せます。
出典:Synology Plusシリーズ HDD/HAT3300 データシート(PDF)/東芝 N300 製品情報(いずれも2026年9月1日に当サイトが確認)
対して国内2社(BUFFALO・I-O DATA)の一体型は、製品ページにも仕様ページにも公式FAQにも搭載HDDのメーカー・型番の記述が見つかりませんでした。これは「品質が低い」という意味ではありません。当サイトが確認できたのは「公式に記載を確認できない」という一点だけで、記録方式がCMRかSMRかも、記事執筆時点では断定できません。SMRだった場合はRAIDの再構築(故障したHDDを入れ替えたあとの復旧処理)に時間がかかりやすい、という違いがあります。CMRとSMRの違いはCMRとSMRの違いで解説しています。
なお両社とも、故障時の交換用HDDは公式に用意されています(BUFFALOはOP-HD1.0T/LSなど、I-O DATAはHDLA-OP1BGなど)。中身の型番が分からなくても、交換の手段はあります。
出典:BUFFALO 公式FAQ「LinkStation内の交換用ハードディスクの型番」(回答は自社の交換用HDD型番の一覧で、搭載ドライブの型番の記述はありません)/I-O DATA NAS交換ハードディスク対応表(いずれも2026年9月1日確認)。
実効容量をそろえた総額比較:LS220DGは別買いより4万円以上安い
RAID 1で使える容量をそろえて、LS220DGの総額と、NASキット+NAS用HDD 2本の総額を並べます。別買い側の本体はSynology DS223j(36,000円)、HDDはWD Red Plusで統一しました。
| RAID 1で使える容量 | LS220DGの総額 | 別買いの総額(DS223j+WD Red Plus×2) | 差額 |
|---|---|---|---|
| 2TB | LS220D0402G 38,830円 | 81,400円 | 同梱が42,570円安い |
| 3TB | LS220D0602G 44,770円(在庫限り) | 同じ構成を組めません(後述) | 比較不可 |
| 4TB | LS220D0802G 45,100円 | 101,000円 | 同梱が55,900円安い |
| 6TB | LS220D1202G 68,900円 | 117,960円 | 同梱が49,060円安い |
差が開いている理由はHDDの実売が上がっているためです。WD Red Plusの12TBは1本72,800円で、6TB×2を積んだNAS一式(LS220D1202G)より3,900円高くなっています。HDD 1本の値段で、HDD 2本入りのNASが1台買える状態です。値上がりの背景と買い時の考え方はNAS用HDDが高騰している理由にまとめています。
この表をLS220DGに絞ったのは、ほかの同梱モデルでは総額の優位が出ないためです。LS720Dは2026年の値上げで別買い構成とほぼ同額になりました(実額はNASメーカー徹底比較にあります)。I-O DATAのHDL2-LE08(実効4TB)は79,898円で、LS220D0802Gより3万円以上高くなります。ただしHDL2-LEは2.5GbE対応で、価格だけの比較は公平ではありません。1GbE同士でそろえると、実効2TBは LS220D0402G 38,830円 に対して HDL2-TA4 が53,800円です(いずれも2026年9月1日時点の実売)。
ここでいう「総額」は購入時の支払額だけで、電気代・保証期間・故障時の交換HDD代は含みません(保証はLS220DGが1年、HAT3300が3年)。当サイトがLS220D0802Gで実測したアイドル消費電力は10.4〜11.2W=24時間稼働で年およそ2,820〜3,040円(目安単価31円/kWh・NASの電気代)で、4万円の差を埋める規模にはなりません。
ただし、この安さは機能差の裏返しです。LS220DGは2018〜2020年に発売された1GbE機で、スナップショットやDocker、アプリ追加といったSynology DSMの機能はありません。足りるのは「家族の写真やPCのデータを、HDD 1本の故障に耐える形で家に置く」用途までです。DTCP-IPサーバーに対応しているので、レコーダーやnasneの録画の受け皿にもなります。逆にNAS上でアプリを動かす・スナップショットで世代管理をするなら、この価格差は機能を捨てた対価です。「安いから買う」のではなく「必要な機能がこれで足りるから買う」という順序で見てください。
出典:BUFFALO LinkStation機能比較表(公式FAQ 15533)(LS220DGの「DTCP-IPサーバー」「自動ダウンロードムーブ」はいずれも〇。2026年9月1日に当サイトが確認)
実効4TBでいちばん安かったのが、この LS220D0802G(8TB=4TB×2・実効4TB)です。価格と在庫は購入直前に販売ページで確認してください。
機種ごとの総合評価はNASメーカー徹底比較と初心者におすすめのNASランキングで扱っています。
3TB×2だけは、別買いで同じ構成を組めない
3TBの行だけ「比較不可」としたのは、NAS用の3TB HDDがほとんど流通していないからです。当サイトが2026年9月1日に価格比較サイトを確認したところ、WD Red Plus 3TB(WD30EFZX)の掲載は実質1店だけでした。2021年発売の旧型番で、大容量化に押されて品数が絞られています。
つまり LS220D0602G(3TB×2同梱)には、同じ容量構成の別買いという比較対象が存在しません。総額比較は「同じものを2つの買い方で比べる」ことで成り立ちますが、その前提が崩れる容量帯があります。2TBは複数店で買えるため(WD Red Plus 2TBで22,700円)、表では2TB・4TB・6TBの3行を実額で比較しました。
型番が分かるSynologyのセットは、いま1店しか在庫がない
「中身の型番が分かるほうが安心」と考えると、Synology DS223j+HAT3300-4TB×2のセットが第一候補になります。しかし2026年9月1日時点の在庫と価格を確認したところ、購入をおすすめできる状況ではありませんでした。
- 価格比較サイトの掲載は1店のみ(135,560円)。同額を出していた別の通販は「在庫ございません」、さらに別の店は「販売終了」の表示でした
- 本体とHDDを単品で別買いすると122,272円(DS223j 36,000円+HAT3300 4TB 43,136円×2)で、セットのほうが13,288円高い計算になります
在庫の注意:このセットは掲載店が1店に絞られており、価格・在庫とも短期間で変わる可能性があります。買う場合は在庫と価格を購入直前に確認してください。当サイトとしては、同じ構成なら単品での別買いをおすすめします(型番は同じHAT3300-4Tで、支払いは13,288円少なくて済みます)。
参考までに、同じDS223jにWD Red Plus 4TBを2本入れる構成は101,000円なので、HAT3300で組むと21,272円上乗せになります(Synology純正で統一する場合の追加費用)。
単品で組む場合の本体がこちらです。HDDは入っていないので、別に2本必要です(WD Red Plus 4TB×2込みの支払い総額で101,000円前後です)。その代わり、入れるHDDの型番・記録方式・保証年数を自分で確認してから買えます。
HDD選びの基準はNAS用HDDのおすすめで整理しています。
2026年8月の希望小売価格の改定で、LS220DGは据え置かれた
BUFFALOは2026年7月23日に価格改定を告知し、8月3日に105型番の希望小売価格を改定しました。公式が公開した価格改定表を読むと、同じ「HDD同梱のLinkStation」でもシリーズによって扱いがはっきり分かれています。
| 型番 | 改定前(税込) | 改定後(税込) | 改定率 |
|---|---|---|---|
| LS720D0202(2TB) | 64,900円 | 85,800円 | +32.2% |
| LS720D0402(4TB) | 73,480円 | 98,120円 | +33.5% |
| LS720D0802(8TB) | 87,010円 | 110,440円 | +26.9% |
| LS720D1202(12TB) | 110,440円 | 141,130円 | +27.8% |
| LS720D1602(16TB) | 135,080円 | 176,880円 | +30.9% |
| LS220D0202G〜LS220D1202G(5型番) | — | — | 改定表に記載なし |
出典:BUFFALO ニュースリリース(2026年7月23日)/商品価格改定表(PDF)(2026年9月1日に当サイトが確認)。改定後の金額はLS720Dシリーズの現在の表示とも一致しています。LS720D0602(6TB)は「在庫限り」で、今回の改定表には含まれていません。
読み取れるのは2点です。LS720DとLS710Dは各5型番が改定対象で、上がり幅はLS720Dが+26.9〜33.5%(4TBモデルのLS720D0402で約1.34倍)、1ドライブのLS710Dが+21.9〜29.0%です。一方LS220DGは105型番の改定リストに1機種も入っていません。HDD同梱のLinkStationで値上げを受けたのは2.5GbE機だけで、買う側から見ると据え置きの1GbE機LS220DGが相対的に有利になりました。
なお、当サイトが入手したカタログ vol.239(2026年8月22日入手)の記載とも比べましたが、2026年は改定が複数回あり、差を8月3日の改定だけに帰属させられないため表には載せていません。
ここに挙げたのはメーカー希望小売価格であって、店頭の実売ではありません。前の章の総額比較は、すべて当サイトが価格比較サイトで確認した実売にもとづいています。2つを混ぜて読まないでください。
同梱モデルは容量が固定なので、買う側がHDDの値動きを避けて容量を選び直すことができません。別買いなら「いまは6TBが落ち着いているから6TBで組む」と逃げられますが、同梱モデルはメーカーの値付けをそのまま受け取ることになります。
買う前に確認したい3つの落とし穴
① UGREEN DH2300のHDDセットは4TB×1本=RAID 1が組めない
通販で見かける「UGREEN DH2300+HDDセット」は、商品名を読むと HDDが1本だけの構成です(東芝 N300 4TB×1)。2ベイのNASにHDDが1本なのでRAID 1は組めず、HDDが壊れればデータは失われます。
同梱HDDの型番が公表されているのは利点ですが、RAID 1で使うなら買った時点でもう1本足りない状態です。2本目を買い足す前提の商品だと理解して選んでください(RAIDの要否はNASにRAIDは必要かで解説)。販売店による価格差が大きく、当サイトでは代表的な実売価格を確認できていません。価格は販売ページで直接確認してください。
② 6TBモデル(LS220D0602G・LS720D0602)は公式サイトに「在庫限り」表示
LS220D0602G(3TB×2)とLS720D0602は、BUFFALO公式のシリーズページで「在庫限り」と表示されています。在庫が切れれば買えなくなり、後から同じ型番を買い足すこともできません。
価格の面でも、6TBモデル(44,770円)と8TBモデル(45,100円)はほぼ同額です。同じ支払いで使える容量が3TBと4TBに分かれるため、在庫限り表示がなくても8TBモデルを選ぶ理由が大きくなります。
③ UGREEN DH2300は2026年9月3日に定価改定の告知がある
HDDを自分で選ぶ場合の本体候補として、UGREEN NASync DH2300(2ベイ・HDD別売)があります。2026年9月1日時点の実売は27,800円ですが、公式直販ページに「2026年9月3日より定価を改定する」旨の告知が出ています(32,880円→36,880円)。実売が追随するかは9月3日を過ぎてみないと分かりません。9月3日以降は、購入前に各販売ページで最新の価格・在庫を確認してください。
出典:UGREEN 公式直販 NASync DH2300(2026年9月1日確認)。公式ページでは、DH2300の最大容量は32TB×2の64TB、対応RAIDはJBOD/Basic/RAID 0/RAID 1です(販売ページ側では最大60TBと表記される場合があります)。
よくある質問(FAQ)
まとめ
- 本記事が取り上げたHDD同梱機は6系統(BUFFALO LS220DG・LS720D、I-O DATA HDL2-LE・HDL2-TA、Synology DS223j+HAT3300セット、UGREEN DH2300+HDDセット)で、別買いとの総額を実額で比べられたのはLS220DGだけです。1ドライブのLS210DG・LS710D・HDL1-LE・HDL1-LAは冗長化なしの別枠です
- 総容量の表示と実際に使える容量は違います。「12TB」のLS220D1202Gで使えるのは6TBです
- 使える容量をそろえると、LS220DGは実額で比べられた3つの容量帯すべてで別買いより4万円以上安い(実効4TBで55,900円の差)。ただしこれはLS220DGに限った話で、LS720D・Synologyのセットには当てはまりません
- 国内2社(BUFFALO・I-O DATA)とも同梱HDDの型番を公式に確認できません。比べているのは総額であって、同じ部材の値段ではありません
- 型番が分かるSynologyのセットは掲載1店で、単品の別買いより13,288円高い。同じ構成なら単品買いが安く済みます
- UGREEN DH2300のHDDセットは4TB×1本でRAID 1を組めず、2本目の買い足しが前提です
- 迷ったら8TB(実効4TB・45,100円)が基準です。写真や書類の置き場、これから録る番組の受け皿ならこれで足ります(当サイトはnasne 3台を登録し、1台ぶんの手動ムーブと8月23日夜〜26日の自動ムーブで8月26日時点1278.3GB=実効4TBの約3割。録画は以後も積み上がります)。3台ぶんの録画をまとめて移す・4K動画を残し続けるなら12TB(実効6TB)です
- 「在庫限り」表示の6TBモデルは8TBモデルとほぼ同額です。現行の8TB・12TBから選ぶのが無難です
下のリンクは12TBモデル(LS220D1202G・実効6TB)です。8TBモデル(LS220D0802G・実効4TB)は本文中盤のリンクから確認できます。