本記事のおすすめ・ランキング・比較は、広告報酬の多寡ではなく、公表スペック・技術的根拠と、一部機種の実機レビューにもとづいて選定・評価しています。

家族の写真・動画の置き場を、クラウドの月額ではなく自宅に持ちたい人向けに、家庭用NAS 10機種を本体+HDDの総額で比べました。

この記事の結論

  • 初めてで迷ったらSynology DS223j。写真のバックアップと家族の共有が目的なら、この1台で足ります(HDD 4TB×2込みで約97,780円)
  • 総額は本体+HDDで考える。HDD別売の機種は4TB×2込みで約89,760円から、HDD込みの完成品なら3位が約74,299円です
  • 次の一歩は、いまの写真・動画の使用量を確かめてHDDの容量を決めること(総額の目安へ)

目的別に見るべき4台です。

目的 見るべき1台 HDD込みの総額
写真・書類を家族で保管する DS223j(1位) 約97,780円
本体の出費を抑えて始める DH2300(2位) 約89,760円
HDDを選ばずに始める・テレビ録画を残す LS220D0802G(3位) 約74,299円(HDD内蔵)
Dockerや4K動画まで使う DXP2800(4位) 約111,860円

価格は本体が2026年10月9日(DH2300・DXP2800は10月16日)、HDDが10月16日に価格.comで確認した税込の実売(在庫のある店で安い順に3店目)。HDDはWD Red Plus 4TB(1本約31,980円)で計算しています。

家庭用NASの選び方と順位の決め方:迷わないか・総額・長く使えるか

  • ① 初めてでも迷わないか(最重視):設定の分かりやすさと、日本語の解説・トラブル事例の多さ
  • ② 本体+HDDの総額(重視):HDDが2本で約63,960円かかるため、本体だけで比べない
  • ③ 長く使えるか(補助):メモリ・LAN・保証

総合で並べ、僅差なら①で決めています(点数化はしていません・選び方の全体)。候補は2ベイ以上です(HDDが1本だと、壊れた時点でデータが消えるため)。実機はDS223j・DXP2800・LS220D0802G(3台とも運営者が購入)で、ほかは公式の公表値で比べています。

Synology DS223j(右・白)とUGREEN NASync DXP2800(左・黒)を筆者宅のメタルラック上に並べた実機写真
筆者宅で稼働中のDS223j(右)とDXP2800(左)。

家庭用NASおすすめランキング10選

1位 Synology DiskStation DS223j|NASが初めてならこれ

本体約33,820円

運営者の家では家族4人で1年以上使っています。初期設定から写真の同期・PCのバックアップまで、管理画面DSMの指示どおりに進めば終わります。途中でHDDの劣化警告が出たときも、そのHDDを1本交換するだけでデータを失わずに戻せました。

  • 向く人:写真・書類のバックアップが主目的で、設定に時間をかけたくない人
  • 気をつける所:メモリ1GBで増設できません
  • 詳しく:DS223j 実機レビュー

本体は2位DH2300より約8,020円高くても、日本語情報の多さと実績で1位です。

▼[PR]DS223j(リンクは本体):4TB×2込みで約97,780円。Docker・仮想マシン・4K変換には不向きです。

2位 UGREEN NASync DH2300|本体の出費をいちばん抑えられる

本体約25,800円/HDD 4TB×2込み約89,760円

HDD別売の9機種で本体がいちばん安く、メモリは4GB。管理画面のUGOS Proは日本語表示とスマホの写真バックアップに対応します。

  • 向く人:初期費用を抑えて、写真・書類中心で始めたい人
  • 気をつける所:日本語の解説記事やトラブル事例はDS223jより少なめです(LANは1位と同じ1GbE)

3位 BUFFALO LinkStation LS220D0802G|HDD込みで届く国内メーカー機

約74,299円(4TB×2を内蔵)

10機種で唯一の完成品です。HDD選びも組み立ても要らず総額もいちばん低いため、①と②で上位に入り3位です。実機は出荷時RAID 1(2本に同じ内容を書く構成)で、使える容量は3982.8GBでした。テレビ録画のDTCP-IPムーブにも対応します。

  • 向く人:HDDを選ばずに始めたい人、録画番組を移したい人
  • 気をつける所:1GbE・保証1年。CPU・メモリは非公表です(③)
  • 詳しく:LS220D0802G 実機レビュー

▼[PR]LS220D0802G:HDD 4TB×2内蔵で、この約74,299円が総額です。アプリを足して使いたい人には不向きです。

4位 UGREEN NASync DXP2800|Dockerや4K動画まで使うなら

本体約47,900円

②で上の3台に、①でDS223j・LS220D0802Gに譲り4位です。Intel N100+メモリ8GB(最大16GB)、2.5GbE、4K出力HDMI。実機の10GBファイル書き込みは2.5GbEで139.7MB/s(1GbEは112.4MB/s)でした。

  • 向く人:写真の保管に加え、Dockerやメディアサーバーも使いたい人
  • 気をつける所:DH2300と同じUGOS Proで、日本語の運用情報は少なめです
  • 詳しく:DXP2800 実機レビュー

▼[PR]DXP2800(リンクは本体):4TB×2込みで約111,860円。写真の保管だけなら1位で足ります。

5位 QNAP TS-216G|4万円台で2.5GbEとメモリ4GB

本体約44,183円/総額約108,143円。メモリは増設不可。DXP2800との本体差が小さく、QTSは設定項目が多く迷いやすいため5位です。

6位 Synology DiskStation DS225+|DSMのまま性能を上げる

本体約61,700円。DS223jと同じDSMで、メモリ2GB(最大6GB)・2.5GbE・保証3年。ただしPlex等の4K動画のハードウェア変換が2025年世代のSynologyでは標準で効かず、DXP2800より本体が約13,800円高いため6位です(DS225+とDS223jの比較)。

▼[PR]DS225+(リンクは本体):4TB×2込みで約125,660円。Plexの4K動画変換には不向きです。

7位 UGREEN NASync DH4300 Plus|4ベイの入口

本体約48,800円/2本で始めた総額約112,760円。メモリ8GB・2.5GbEで、いま2本・あとで4本と容量を伸ばせます。2ベイで足りる家庭が多いため7位です(4ベイNASの選び方)。

8位 QNAP TS-433-4G|QTSで4ベイを組む

本体約73,570円/総額約137,530円。DH4300 Plusより本体が高く、メモリも4GBと少ないため8位です。

9位 UGREEN NASync DXP4800 Plus|10GbEまで用意された4ベイ

本体約89,157円/総額約153,117円。唯一10GbEを持ちますが、ハブとPCも10GbE対応が要ります。

10位 Synology DiskStation DS925neo+|長く使う前提の4ベイ

本体約118,600円/総額約182,560円。メモリは最大32GBに伸ばせますが、初めての1台には金額が大きすぎます(neo+と従来Plusの違い)。

10機種の比較表

順位・機種 メーカー ベイ HDD込み総額 おすすめの人
1 DS223j Synology 2 約97,780円 初めての人
2 DH2300 UGREEN 2 約89,760円 費用を抑えたい人
3 LS220D0802G BUFFALO 2 約74,299円(HDD内蔵) HDDを選びたくない人
4 DXP2800 UGREEN 2 約111,860円 Docker・4K動画
5 TS-216G QNAP 2 約108,143円 4万円台で2.5GbE
6 DS225+ Synology 2 約125,660円 DSMで性能も欲しい人
7 DH4300 Plus UGREEN 4 約112,760円 後で容量を足す人
8 TS-433-4G QNAP 4 約137,530円 QNAPで4ベイ
9 DXP4800 Plus UGREEN 4 約153,117円 10GbEを使う人
10 DS925neo+ Synology 4 約182,560円 長く拡張する人

総額はWD Red Plus 4TB×2込みの概算(4ベイ機も2本で始める前提)。スペックは各社の公式データシート・製品ページ(BUFFALO・QNAPほか)によります。

▼[PR]DH2300(2位・リンクは本体):4TB×2込みで約89,760円。日本語の解説の多さを重視する人には不向きです。

用途別のおすすめ:写真のバックアップ・自宅サーバー・4K動画・容量の拡張

用途 第1候補 第2候補
スマホの写真を自動バックアップし、家族で共有する DS223j(1位) DH2300(2位)
自宅サーバーを構築する(Dockerでアプリを動かす) DXP2800(4位) DS225+(6位)
Plex・Jellyfinで4K動画を変換する DXP2800(4位) DXP4800 Plus(9位)
あとからHDDを足して容量を伸ばす DH4300 Plus(7位) TS-433-4G(8位)

4K変換の欄は、両機のCPUがIntel Quick Syncに対応することからの想定です(Plexの常用は未検証)。

おすすめのNASメーカーは?Synology・QNAP・UGREEN・BUFFALOの違い

  • Synology:管理画面と日本語情報が最も充実。2025年モデルもDSM 7.3以降は他社のNAS用HDDを使えます(HDD互換性の現状)
  • UGREEN:同じ価格で性能が上の機種が多い反面、日本語の運用情報は少なめ
  • QNAP:ポートとアプリが多く、設定項目も多い
  • BUFFALO:唯一の日本のメーカーで、HDD込みで届く(「日本製」かは製品ページで製造国を確認)

4社の比較は家庭用NASのメーカー比較へ。

NASはいくらかかる?HDD込みで完成品約7.4万円、キットは約9万円から

見出しの金額は10機種での下限で、完成品(HDD内蔵)は3位のLS220D0802G、キット(HDD別売)はDH2300+4TB×2です。

構成 使える容量 DS223jと合わせた総額
4TB×2(RAID 1) 4TB 約97,780円
6TB×2(RAID 1) 6TB 約119,780円
8TB×2(RAID 1) 8TB 約133,420円
4TB×1+コピー用の外付けHDD 4TB 4TB 約91,540円

写真中心なら4TB、動画やPC全体のバックアップなら6〜8TB、迷ったら「いまの使用量×2」が目安です(HDD容量の決め方)。

いちばん安いのは最終行です。HDDが壊れるとその日は使えませんが、外付けHDDのコピーから戻せます。RAID 1でも誤って消したファイルは戻らないので、コピー先も用意してください(3-2-1ルール)。予算3万円までなら、最安構成から逆算した4つの方法を予算3万円のNASで比べています。

電気代は2ベイ機の連続稼働で月約240〜370円です(NASの電気代)。2TB超の保管ならクラウドよりNASが有利になりやすいです(NASとクラウドの比較)。

HDD単価で比べるならHDD 1TB単価計算機、質問から構成を決めるならNAS構成診断へ。

よくある質問(FAQ)

Q1. 1万円以下でNASは買えますか?
A. この10機種では買えません。HDD込みの下限は完成品LS220D0802Gの約74,299円です。1万円前後なら、PCにつなぐ外付けHDDで足りるかを先に確かめてください(外付けHDDとNASの違い)。
Q2. HDD内蔵の完成品と、HDD別売のキットはどちらがいいですか?
A. HDDを選ぶのが不安なら完成品、容量や銘柄を自分で決めたいならキットです。10機種では完成品はLS220D0802Gだけです(HDD内蔵NASという選択肢)。
Q3. NAS初心者におすすめの機種はどれですか?
A. 初めての1台ならDS223j、費用優先ならDH2300、HDD選びを避けるならLS220D0802Gです(初心者向け2ベイNASの選び方)。
Q4. NASに入れるHDDは何を何本買えばいいですか?
A. NAS用のCMR方式HDDを、同じ容量で2本そろえるのが基本です。デスクトップ用の安いHDDはSMR方式(書き込みが遅くなりやすい記録方式)のことがあり、故障後の再構築に時間がかかります(NAS用HDDのおすすめ)。
Q5. 2ベイと4ベイはどちらを選べばいいですか?
A. 写真・書類・PCバックアップなら2ベイで足ります。4ベイは、あとからHDDを足して容量を伸ばす前提があるときに選びます(4ベイNASの選び方)。
Q6. 自宅にNASを構築するには、何を用意すればいいですか?
A. NAS本体・NAS用HDD 2本・LANケーブルと、ルーターの空きLANポートです。手順はNASの初期設定ガイドへ。
Q7. NASの欠点は何ですか?
A. 初期費用と月数百円の電気代がかかること、管理を自分で行うこと、NAS 1台だけではバックアップにならないことです(NASとクラウドの比較)。

まとめ

  • 初めての1台ならDS223j(総額約97,780円)。写真の保管と家族の共有なら、困るのはDockerや4K変換をしたくなったときだけです
  • 費用を抑えるならDH2300、HDDを選びたくないならLS220D0802G、性能まで欲しいならDXP2800
  • 買う前に写真・動画の使用量からHDDの容量を決めてください。総額に使ったWD Red Plus 4TBは下のリンク、ほかの銘柄はNAS用HDDのおすすめへ

購入前に現在価格で総額を計算し直してください(最も古い確認日は2026年10月9日)。

更新履歴2026年10月12日: 全機種の価格を10月9日に再調査し、LS220D0802Gを4位→3位、DXP2800を5位→4位、TS-216Gを3位→5位に変更。