本記事の価格データは AKIBA PC Hotline!の相場調査・価格.com・メーカー公式発表にもとづくもので、容量帯の判断は広告報酬の多寡ではなく、公表データと技術的根拠にもとづいて示しています。

「去年のつもりで見積もったら、HDDだけで2万円以上高くなっていた」——2026年のNAS購入・増設では、これが普通に起きています。数字にすると、WD Red Plus 6TBは秋葉原最安で24,200円(1月10日)→41,800円(7月18日)=1本あたり+17,600円。RAID1で2本そろえるなら、HDDだけで3万円以上の差です。

ただし、2026年9月1日に価格を調べ直したところ、全部が上がり続ける局面ではなくなっていました。同じWD Red Plus 6TBは7月23日の48,620円をピークに下げ、7月27日から9月1日まで約5週間、40,980円で横ばいです(価格.com最安・当サイト調べ)。

とはいえ「HDDが値下がりに転じた」とは書けません。8月に入ってからSeagate IronWolfは4TBが+18.5%・8TBが+13.9%(最安ベースでは+14.4%)と上げ直し、東芝N300 4TBは安かったバルク品が在庫切れになりました。さらに8月は外付けHDDにも波及し、バッファローの据え置き型は4TBが+41%です。銘柄と容量で動きがバラバラというのが、この2か月の相場です。

NAS本体はHDDほど一方向には動いていません(9月1日時点で値下がりしている機種もあります)。異常な動きをしているのはHDD側です。しかも、よく言われる「SSD(NANDフラッシュ)の高騰」とは原因がまったく別物です。

この記事では、秋葉原の最安値調査やメーカー公式資料といった一次寄りの情報だけを使って、どれだけ上がったのか/なぜ上がったのか/いつ値下がりするのか/どの容量を選べば損しにくいのかを整理します。どの製品を買うかという選定はNAS用HDDのおすすめ比較にまとめてあるので、この記事は「いつ・いくらで買うか」に絞ります。

この記事の結論(2026年9月1日時点)

  • 一本調子の値上がりは7月下旬で止まったままです。WD Red Plus 6TBは7月23日の48,620円をピークに、7月27日から9月1日まで約5週間40,980円で横ばい(ピーク比 -15.7%
  • ただし値下がりに転じたわけではありません。8月はIronWolfが4TB +18.5%・6TB +6.1%・8TB +13.9%(最安ベースでは+14.4%)と上げ直し、Synology HAT3300 4TBも7月末から反転上昇。値下がりトレンド入りしたと言える材料は、当サイトが確認した範囲ではありません
  • 8月の新しい動きは外付けHDDへの波及です。バッファローの据え置き型は8月5日→9月1日で4TB +41%・6TB +43%・8TB +33%。「内蔵が高いから外付けで凌ぐ」も、1か月前ほど安くはありません
  • 半年で見れば依然として高い水準です(WD Red Plus 6TBは秋葉原最安で24,200円〔1月10日〕→41,800円〔7月18日〕=+72.7%、8TBは+52.1%)
  • 原因はSSDの高騰とは別。AIデータセンター向けの大容量HDDに生産枠が移り、家庭向けの安い在庫から消えた
  • HDD全体の出荷台数はほぼ横ばいなのに、データセンター向けだけが増えている(総量が増えないまま配分が動いた)
  • 買うなら8TB以上が容量あたり単価で有利(WD Red Plus 8TBは6,100円/TB、4TBは8,125円/TB)。9月1日は「銘柄を選ぶ」より「容量を上げる」ほうが効きます(4TBのWDとIronWolfの差は1本500円=125円/TBまで縮小)
  • 安いBarraCuda 4TB/8TBはSMRなのでNAS常用は非推奨(Seagate公式一覧で確認)
  • 買わずに時間を稼ぐ具体策(棚卸し・一時退避・予兆監視)はHDDが高くて買えないときの選択肢

HDD相場の価格推移スナップショット(2026年9月1日時点)

価格調査日:2026年9月1日(WD Red Plus 4TBとIronWolf 4TB・8TBのみ2026年8月31日)/この節の数値は月1回を目安に見直しています。以降の節(値上がりの構造・容量の選び方)は時期を問わず読める内容です。

2026年9月1日時点の実勢価格(1本あたり)

まず、NAS用HDDとして定番の3シリーズとSynology純正の実勢価格です。いずれも1本あたり・税込・2026年9月1日時点(WD Red Plus 4TBとIronWolf 4TB・8TBのみ8月31日)の代表値で、在庫状況によって上下します。

製品 4TB 6TB 8TB 12TB
WD Red Plus 32,500円 40,980円 48,800円 72,800円
Seagate IronWolf 32,000円 43,500円 55,800円
東芝N300 40,000円(箱入り)
Synology HAT3300 43,136円

4TBの銘柄差は、ほぼ消えました。8月2日はIronWolf 27,000円・WD Red Plus 32,500円で5,500円ひらいていましたが、8月31日に確認した両者は32,000円と32,500円=差は500円です。「銘柄を変えれば4TBが5,500円安くなる」という状態は終わりました。逆に8TBはWD Red Plus 48,800円・IronWolf 55,800円で7,000円ひらいており、上の容量帯ほど銘柄差が大きいという、8月2日とは逆の並びになっています。

価格.comの掲載店・パソコン工房・ドスパラ・TSUKUMO等の在庫を当サイトが1件ずつ確認した代表値です。1店だけの最安値ではなく、複数店で在庫を持っている価格帯を採っています。表中の9商品のうちWD Red Plus 4TBとIronWolf 4TB・8TBは2026年8月31日、それ以外は2026年9月1日に確認しました。本記事に載せた価格タグのうち最も古い確認日は2026年8月19日(Synology DS225+本体1点のみ)です。表中の「–」は当サイトが現在価格を追えていない容量帯という意味で、未発売ではありません。

8月の値上がりと値下がり:銘柄で動きが割れた

前回スナップショット(2026年8月2日)から1か月で、どの銘柄がどれだけ動いたかを並べます。左右の列はどちらも同じ採り方(当サイトが在庫を確認した代表値)です。

製品 2026年8月2日 2026年9月1日 8月の動き
WD Red Plus 4TB(WD40EFZZ) 32,500円 32,500円 横ばい
WD Red Plus 6TB(WD60EFPX) 41,000円 40,980円 横ばい(7月27日から約5週間)
WD Red Plus 8TB(WD80EFPX) 50,000円 48,800円 −1,200円。8月中旬に最安48,000円まで下げて戻した
IronWolf 4TB(ST4000VN006) 27,000円 32,000円 +18.5%
IronWolf 6TB(ST6000VN006) 41,000円 43,500円 +6.1%
IronWolf 8TB(ST8000VN002) 49,000円 55,800円 +13.9%(最安ベースでは+14.4%)
東芝N300 4TB 30,000円(バルク) 40,000円(箱入り) バルクが在庫切れ=買える値段が変わった
Synology HAT3300 4TB 41,000円 43,136円 +5.2%(反転上昇)

どちらの列も、価格.comの掲載店と各ショップの在庫表示を当サイトが1件ずつ確認した代表値です。1店の最安値ベースで見ると数値はずれます(例:IronWolf 8TBは最安48,780円→55,800円=+14.4%。HAT3300 4TBは9月1日の代表値が最安と同じ43,136円ですが、起点を7月30日の最安39,980円に取ると+7.9%です)。次節で使う秋葉原ショップ最安値(AKIBA PC Hotline!の調査)とも調査対象の店が違うため、同じ日でも数千円の開きが出ます。

読み取れることは3つです。

1. WD Red Plusはほとんど動いていません。6TBは7月27日から9月1日まで約5週間40,980円のままです。4TBも32,500円で横ばい、8TBは8月中旬にいったん最安48,000円まで下げてから48,800円へ戻しました。7月中旬までのような毎週上がっていく局面ではない状態が、5週間続いています。

2. 8月に上がったのはIronWolfです。4TBは最安26,980円→31,980円(+18.5%)、8TBは48,780円→55,800円(+14.4%)。8月2日時点で「そもそも高騰していない」と書いた4TBが、8月になって高騰側へ回りました。当サイトの8月2日時点の見立ては、この銘柄については外れています。

3. 「安い在庫が消えて基準が変わる」動きは続いています。東芝N300 4TBは、8月2日に29,980円で買えたバルク品(HDWG740UZSVC)がパソコン工房で在庫切れになり、9月1日に買えるのは箱入りのN300A04(40,000〜44,800円)だけです。値札が上がったというより、安いほうの選択肢が消えた結果、実際に払う額が1万円増えました。

外付けHDDの値上がりも同時に起きている(1か月で+33〜43%)

「内蔵HDDが高いから、当面は外付けHDDで凌ぐ」という代替も、8月で条件が変わりました。バッファローの据え置き型外付けHDD(HD-SGDA U3シリーズ)を9月1日に調べ直した結果です。

製品 2026年8月5日 2026年9月1日 変化
HD-SGDA4U3-B(4TB) 19,500円 27,500円 +41%
HD-SGDA6U3-B(6TB) 23,000円 32,980円 +43%
HD-SGDA8U3-B(8TB) 32,000円 42,700円 +33%

価格.comの掲載店と各ショップの在庫表示を当サイトが確認した最安値です。4TBと8TBは在庫が不安定で、掲載店・在庫数とも絞られています(8TBはメーカー表記で在庫限定・特定販売店向け)。購入時はご自身でも在庫をご確認ください。出典:バッファロー HD-SGDA4U3-B 製品ページ

1か月の上げ幅は、ほぼ同じ期間の内蔵HDD(IronWolf 4TBの+18.5%)より大きくなっています。内蔵HDDで7月に起きたことが、外付けHDDでは8月に起きたという形です。

在庫が細っている4TBと8TBは、表示されている価格で買えるとは限りません。買うと決めているなら、価格を比べるより先に販売ページで在庫表示を確認し、実際に在庫がある店の値段で判断してください。まだ迷っている段階なら、在庫が不安定な容量帯を急いで押さえる理由は薄く、一時退避が目的なら在庫のある容量帯・型番から選ぶほうが確実です。

ただし容量あたり単価で見れば、外付けはまだ内蔵NAS用HDDより安い側です(4TBで6,875円/TB・8TBで5,338円/TB)。データの一時退避先としては引き続き選択肢になります。一方で、外付けを分解して中身をNASに入れる使い方は当サイトでは勧めません(理由は後述のやってはいけない節約)。外付けを一時退避に使う手順はHDDが高くて買えないときの選択肢にまとめています。この値上がりを踏まえて外付けHDDそのものを選び直すなら、容量換算・フォーマット・NASのバックアップ先としての条件まで整理した外付けHDD/SSDの選び方をご覧ください。

ハードディスクの価格推移:半年でどれだけ上がったのか

次が本題です。秋葉原のショップ最安値を定期的に追っている AKIBA PC Hotline!「HDD価格の月次動向レポート」から、WD Red Plusの推移を並べます。過去の日付つきの数値なので、以下は記録としてそのまま固定しています。

調査日 2TB 4TB 6TB 8TB 12TB
2026年1月10日 24,200円 31,350円 54,780円
2026年5月23日 23,980円 33,980円 38,000円 59,500円
2026年6月20日 33,480円 43,980円 66,980円
2026年7月18日 22,580円 29,980円 41,800円 47,690円 69,000円

上昇率にすると、こうなります。

容量 起点 2026年7月18日 上昇率
6TB(WD60EFPX) 24,200円(1月10日) 41,800円 +72.7%
8TB(WD80EFPX) 31,350円(1月10日) 47,690円 +52.1%
12TB(WD120EFGX) 54,780円(1月10日) 69,000円 +26.0%
4TB(WD40EFZZ) 23,980円(5月23日) 29,980円 +25.0%(約2か月)

出典:AKIBA PC Hotline! 相場調査 2026年1月14日公開同 5月27日公開同 6月24日公開同 7月22日公開(調査期間 7月11日〜18日)。4TBは1月号に掲載がないため5月23日を起点としています。

他社も同じ方向です。Seagate IronWolf 8TB(ST8000VN002)は33,779円(1月10日)から48,736円(7月18日)へ+44.3%。ただしこちらは月ごとに±8,000〜9,000円の上下動を繰り返しており、「毎月じわじわ」ではなく在庫が切れると跳ね、入荷すると戻るという動き方をしています。

東芝N300はさらに急で、18TBが79,800円(7月4日調査)→94,800円(7月18日調査)と2週間で+18.8%。同レポートの7月8日公開号は「一層の品薄化」と表現しており、この号では24TBが品切れでした。

出典:AKIBA PC Hotline! 2026年7月8日公開号(調査期間 6月27日〜7月4日)

「値札が上がった」のではなく「安い店から在庫が消えた」

体感に近いのは、この言い方だと思います。8月2日に4TBクラスの掲載店数と在庫を1件ずつ確認したところ、同じ「WD Red Plus 4TB」でも、買える型番が入れ替わっていました

型番(いずれも4TB) 2026年8月2日に確認した状況
WD40EFPX(Red Plus・キャッシュ256MB) 価格.comの掲載が0店。当サイトが確認した範囲(価格.com掲載店・ツクモ・ドスパラ)では在庫が見つからず、主要通販では実質的に入手困難です。ツクモ38,500円・ドスパラ20,080円の表示は残っていますが、どちらも在庫なしのまま据え置かれた値です
WD40EFZZ(Red Plus・キャッシュ128MB・CMR・5400rpm) 掲載20店超で在庫あり。Amazon 29,300円、複数店で32,500円前後。いま「WD Red Plus 4TB」として買えるのはこちら
ST4000VN006(IronWolf) 掲載13店・うち3店が在庫あり、最安26,980円。4TBでは最も安く手に入ります
HDWG740UZSVC(東芝N300・バルク) パソコン工房29,980円が当日出荷の在庫あり
N300A04-HDWG740UZSVC(東芝N300・箱入り) 掲載が3店まで減り、7月22日29,800円 → 7月28日以降41,800円(+40%)

価格.comの掲載店数・在庫表示と、各ショップの通販ページを当サイトが2026年8月2日に1件ずつ確認した結果です。在庫は時間単位で動くため、購入時はご自身でもご確認ください。

前回(7月25日)の記述を訂正します。当サイトは前回「WD Red Plus 4TBは価格.comの掲載が2店のみで、どちらも在庫なし」と書きました。この2店はWD40EFPX(キャッシュ256MB)のもので、その型番についてはいまも品切れです。ただしこの書き方だと「Red Plusの4TBはもう買えない」と読めてしまいます。実際には同じRed Plusシリーズのキャッシュ128MB版・WD40EFZZが20店超で在庫を持っており、買える型番に置き換わっただけでした。IronWolf 4TBについても「在庫切れ」と書きましたが、8月2日時点では3店が在庫を持っています。

WD Red PlusはシリーズとしてCMRなので、EFPXとEFZZのどちらでもNAS用途で困ることはありません。ただし型番まで見ないと「同じ商品の価格が乱高下している」ように見えます。20,080円(買えない)と38,500円(買えない)と32,500円(買える)が同じ「WD Red Plus 4TB」として並んでいるのが、いまの検索結果です。

東芝N300 4TBの二極化も同じ現象です。バルク品は29,980円で在庫があるのに、価格.comに登録された箱入りのN300A04は掲載が3店まで減り、41,800円まで上がりました。安い在庫から順に消え、残った在庫の値札だけが見えている——これが「HDDが高い」の中身の一部です。

そして9月1日の再確認で、その安いほうの在庫が消えました東芝N300 4TBのバルク品(HDWG740UZSVC)はパソコン工房で在庫切れになり、29,980円の表示は買えない値になっています。買えるのは箱入りのN300A04(40,000〜44,800円・8店掲載)だけです。二極化していた4TBは、安いほうが落ちて1本に戻りました。WD Red Plus 4TBは8月31日時点でWD40EFZZが18店掲載・最安32,500円(3店)で在庫があり、IronWolf 4TB(ST4000VN006)は12店掲載・最安31,980円です。掲載0店だったWD40EFPXについては、9月1日に再確認していません

つまり「最安値」として表示されている数字が、もう買えない店の売り切れ表示であるケースが増えています。価格.comの最安値だけを見て予算を組むと、実際にカートに入れられる価格との差でつまずきかねません。購入前に、その店舗ページで型番と在庫表示まで確認するのが2026年の必須動作です。型番ごとの回転数・保証・実売価格を1つの表にまとめたものはNAS用HDDのおすすめ比較(定番9モデルの早見表)にあります。

▼ この節で在庫を1件ずつ確認した4TBのうち、2026年8月31日時点で最も安い Seagate IronWolf 4TB(ST4000VN006・CMR)— この最安値は価格.com掲載店のもので、リンク先の価格・型番・在庫はご自身でご確認ください。ただし8月に+18.5%上がり、WD Red Plus 4TBとの差は1本500円まで縮んでいます

なぜ上がっているのか(SSDの高騰とは原因が違う)

ここが記事の核心です。「AIのせい」で終わらせず、何がどう動いたのかを順番に見ます。急ぐ方向けに、先に3行でまとめます。

  1. AIデータセンターの需要で、ニアラインHDDの納期が52週超まで延びた
  2. メーカーは工場を増やしておらず、台数ベースの生産能力を増やしていない
  3. HDD全体の出荷台数は横ばいのまま、配分だけがデータセンター向けへ動いた

なお、SSD(NANDフラッシュ)の高騰とHDDの高騰は、原因も供給構造も別物です。今回の調査ではNAND価格がHDD価格を押し上げたという一次情報は確認できませんでした。SSD側の事情はNAS用HDDとSSDの比較で別途扱っています。

AI向け「ニアラインHDD」の待ち時間が52週超になった

引き金はデータセンターです。調査会社TrendForceは2025年9月15日の発表で、データセンター向けニアラインHDDのリードタイム(納期の待ち時間)について「数週間から52週超に膨れ上がった」と説明しました。あわせて「HDDメーカーはここ数年、生産能力を拡大していない」とも指摘しています。

出典:TrendForce プレスリリース(2025年9月15日)。同リリースにHDDの価格数値は含まれていません(掲載されている価格予測はエンタープライズSSDのものです)。

AIの学習・推論で生まれた大量のデータを安く保存する先として、HDDの需要が跳ね上がった——というのが出発点です。

メーカーは「台数」を増やしていない

重要なのは、メーカーが減産したわけではないという点です。実態は「増やしていない」です。

Western Digitalのアービング・タンCEOは2025年10月31日の四半期決算説明で「we are not adding any unit capacity to our portfolio right now(現時点でポートフォリオに台数ベースの生産能力を追加していない)」と述べたと報じられています。同四半期の出荷容量は204EB(1EB=100万TB)で、前年同期比+23%でした。

出典:Blocks & Files(2025年10月31日)。発言は決算説明会でのもので、当サイトが確認できたのは専門メディア経由の引用です(原典のトランスクリプトは未確認)。

新しい工場を建てるのではなく、1台あたりの容量を上げて需要に応える——というのが業界の基本戦略です。その結果、台数は増えないまま、限られた枠の取り合いになります。

総量は横ばいなのに、配分だけがデータセンターへ動いた

この記事でいちばんお伝えしたい数字です。PC Watchの連載「福田昭のセミコン業界最前線」(2026年4月28日公開)が、テクノ・システム・リサーチと日本HDD協会の資料をもとに次のデータを紹介しています。

指標 2024年(実績) 2025年(実績)
HDD全体の出荷台数 1億2,390万台 1億2,375万台(ほぼ横ばい)
ニアライン(データセンター向け) 5,846万台 6,762万台(+916万台)
3.5型ATA(コンシューマ系) 3,573万台 3,094万台(-479万台)
出荷金額に占めるニアライン比率 79.8% 85.6%

出典:PC Watch「福田昭のセミコン業界最前線」(2026年4月28日公開)。出典元はテクノ・システム・リサーチ/日本HDD協会の2026年4月セミナー資料。なお、NAS用HDDがこの統計分類のどこに含まれるかは資料からは特定できないため、断定は避けています。

パイ全体は増えていません。増えたのはデータセンター向けの取り分だけで、その分コンシューマ系が減っています。「AIがHDDを食べている」のではなく、「同じ量のHDDの配り先が変わった」というのが数字で見える形です。

では、NAS用HDDはこの配分変化の外側にいられるのか。 WD Red Plus・IronWolf・東芝N300は、ニアラインHDDと同じメーカーの同じ3.5型の製造ラインで、同じプラッタとヘッドを分け合って作られる製品です。だからこそ、前節のWD CEOの「台数ベースの生産能力は追加していない」という発言が効いてきます。統計上どの分類に計上されるかは特定できませんが、枠を奪い合う相手が同じであることは、メーカー自身の説明から言えます。家庭用NASの棚に並ぶHDDが減り、値札が上がるのは、この配分変化の下流で起きている出来事だと考えられます。

生産枠は長期契約で先まで押さえられている

Seagateは2026年1月時点で「ニアラインの生産能力は2026年分がすべて割り当て済みで、2027年上半期分の受注が今後数か月で始まる」と説明しています。大手クラウド事業者との長期契約により2027年までの需要見通しを確保しており、2028年の増加計画についても複数顧客と協議中、としています。

生産枠の説明はTrendForce(2026年1月28日)、売上高は各社の公式リリースによります。出典:TrendForce(2026年1月28日)Seagate FY26 Q3 決算リリース(2026年4月28日発表)Western Digital FY26 Q3 決算リリース(2026年4月30日発表)

両社とも2026年4月発表の四半期決算(FY26 Q3)で、売上が前年同期比40%超の増加でした。作れば売れる状態で、なおかつ売り先が先まで決まっている——この状況で、家庭向けの安いモデルに枠が回る理由はありません。

AIだけが理由ではない

「全部AIのせい」と片づけると見落とします。日本経済新聞は2026年6月12日、HDDの大口取引価格が4〜6月期に前四半期比で10%高くなったと報じ、その背景として「中国のPC向けの需要が好調」であることと、「HDDメーカーがデータセンター向けの生産を優先し汎用的な製品が品薄になっている」ことを挙げています。

出典:日本経済新聞(2026年6月12日)(会員限定記事のため、当サイトが確認できたのはリード部分のみです)

加えて、HDDはドル建てで調達される輸入品です。2026年7月下旬の円相場は1ドル160円台で推移しており、円建て価格には逆風になります。ただし「円安が何%押し上げた」と定量的に言える根拠は持っていないため、要因のひとつとして挙げるにとどめます。

で、いつ買えばいいのか

ここからは見通しの話になります。確定していることあくまで予測であることを分けて読んでください。

確定していること:一本調子の上昇は7月下旬で止まった(値下がりに転じた確証はまだない)

この記事に多く届く検索が「HDDの高騰はいつまで続くのか」です。2026年9月1日時点の当サイトの答えは、次のとおりです。

一本調子の高騰は7月下旬で止まりました。ただし値下がりトレンドに入ったという確証はありません。

  • 止まった側の事実:WD Red Plus 6TBは7月27日から9月1日まで約5週間40,980円で横ばい。4TB(WD40EFZZ)も32,500円で横ばい、8TBは8月中旬に最安48,000円まで下げて48,800円
  • 止まっていない側の事実:IronWolfは8月に4TB +18.5%・6TB +6.1%・8TB +13.9%(最安ベースでは+14.4%)。Synology HAT3300 4TBは7月30日の39,980円から43,136円へ反転上昇。バッファローの外付けHDDは1か月で+33〜43%
  • したがって「HDDが値下がりし始めた」と一般化はできません。横ばいなのはWD Red Plusで、同じ期間に上げた銘柄が複数あります
  • 横ばいの期間は、いちばん長いWD Red Plus 6TBで約5週間。7月下旬時点の「まだ5〜9日」からは伸びましたが、5週間の横ばいを「底」と判断できる材料は当サイトにはありません
  • 価格の最終確認:2026年9月1日(WD Red Plus 4TBとIronWolf 4TB・8TBは8月31日/本記事の価格タグのうち最も古い確認日は2026年8月19日=Synology DS225+本体1点)。相場の動きが速いので、購入前にご自身で最新価格をご確認ください

前章で見た供給の構造は、7月から何も変わっていません。にもかかわらず横ばいの銘柄と上げた銘柄が並ぶのは、構造ではなく在庫の巡りで説明できる範囲の動きだからです。7月中旬は「安い店から在庫が消えて最安値が跳ねた」局面、7月下旬は「在庫が戻って最安値が落ち着いた」局面で、8月のIronWolfと東芝N300 4TBは前者がもう一度起きた形——そう読むのが、当サイトが確認できたデータに最も近い解釈です。だとすれば、次に在庫が薄くなった銘柄からまた跳ねます。

当サイトが「下がった」と判定する基準(予測ではなく、判定の物差しです)

次回以降の月次更新で、当サイトは以下の3つが同時に満たされたときに「値下がりに転じた」と書きます。ご自身で価格.comを見るときの目安にもお使いください。

  1. WD Red Plus 6TBが40,980円を下回り、それが2週間以上続く(1日だけの最安表示は在庫の巡りで戻ります)
  2. その価格で在庫を持つ店が3店以上ある(1店だけの安値は、本記事で繰り返し書いたとおり売り切れ表示のことがあります)
  3. 同じ期間に、IronWolfか東芝N300のどちらかも下げている(1銘柄だけの下げは在庫の巡りで説明できてしまいます)

2026年9月1日時点では、1つ目が未達です(40,980円で5週間横ばい=下回っていません)。そのため当サイトは、この記事で「値下がりに転じた」とは書いていません。

確定していること:メーカー希望小売価格の改定は続いている(9月3日・UGREENのNAS本体で実施)

バッファローは2026年7月23日、105型番の希望小売価格を改定すると発表しました。対象は外付HDD・ポータブルHDD・内蔵/交換用HDDNAS・Wi-Fiルーターなど。改定日は2026年8月3日(実施済み)、改定率は5.8%〜42.5%です。同社は2026年6月1日にも改定を実施しており、これが2回目でした。

出典:バッファロー 価格改定のお知らせ(2026年7月23日発表)。改定率は同社の公式表記に合わせています。なお同社は改定理由を明記していません。

NAS本体側でも次の日付が出ています。UGREENは公式サイトで、2ベイNAS「NASync DXP2800」の定価を2026年9月3日に65,880円へ改定しました。8月31日時点の実売は51,000円前後で、9月3日時点のAmazonは改定後と同じ65,880円(割引なし・販売元 Ugreen Japan)、価格.comには改定前の価格帯の在庫を持つ店も残っています(この機種の中身はUGREEN NASync DXP2800のレビューにまとめています)。

出典:UGREEN 公式製品ページ(NASync DXP2800)UGREEN公式 価格改定のお知らせ。改定の告知は2026年8月31日に、改定後の価格(Amazon公式出品・UGREEN公式ストアとも通常価格65,880円)は2026年9月3日に当サイトが確認したものです。

I-O DATAも2026年1月14日付で165型番(改定率2.8%〜54.8%)、7月1日付で98型番の価格を改定しました。1月の改定について同社は「原材料価格、エネルギー、物流などの関連費用の高騰が長期に継続している」ことを理由に挙げ、現価格の維持が困難になったと説明しています。

出典:I-O DATA 価格改定のお知らせ(2025年12月10日発表・2026年1月14日実施)同社2026年の価格改定一覧

まず、改定が効くのは「そのメーカーの製品を買う人」だけです

バッファローの改定対象は同社の105型番、UGREENの告知は同社のNAS本体です。この記事で扱っているWD・Seagate・東芝の内蔵HDD単体の店頭価格が、これらの日付に連動して動くわけではありません(内蔵HDDは為替と流通在庫で日々動きます)。LinkStation・TeraStationや外付HDD、UGREENのNASを検討中の方にだけ効く日付として扱ってください。

そのうえで、希望小売価格・定価の改定=実売価格が必ず同じだけ上がる、でもありません

改定されるのはメーカー希望小売価格や定価です。店頭の実売価格は在庫や競合状況で決まるため、当日に一斉に上がるとは限りません。「締切があるから今すぐ買え」ではなく、すでに買うと決めている人にとっては、日付が判明している数少ない材料として扱うのが妥当です。

予測であること:不足は2027〜2028年まで続くという見立て

米モルガン・スタンレーは2026年6月15日付のレポートで、HDDの需給逼迫が「少なくとも2028年まで」続くと予測しています。報道によれば、需要が年40〜50%のペース(台数ではなく容量ベース)で伸びるのに対し供給の伸びは30〜35%にとどまり、この差が不足の要因だとしています。供給不足の規模(エクサバイト数)は報道によって数値が食い違うため、当サイトでは採用しません。

この予測の読み違いに注意

これは証券会社が投資家向けに出した、データセンター向けHDDの需給見通しです。家庭用NAS向けHDDの店頭価格が2028年まで下がらない、という予測ではありません。当サイトも「2028年まで高いままです」とは書けません。

出典:報道経由(Yahoo Finance / Investing.com 2026年6月16日)。原レポートは非公開で、当サイトは直接確認していません。

供給側の増強も動いてはいます。TrendForceが2026年7月22日に報じた内容は、次の3点です。

  • レゾナック:磁気記録メディアの年産を1.6億枚から2.1億枚へ増強中
  • HOYA:ベトナムに約500億円を投じてガラス基板の新工場を建設予定(2028年稼働予定
  • TDK:HDDヘッドの生産能力の拡大を表明

出典:TrendForce(2026年7月22日)。各社の一次リリースは未確認です。

読み方はシンプルです。部材の増強は始まっているが、効いてくるのは数年先。2026年内に供給が緩む材料にはなりません。

結論:状況で答えが変わります

あなたの状況 判断の目安 次にやること
今すぐ容量が必要(空き容量が逼迫・NAS導入予定が決まっている) 待つ根拠が弱いので、買うなら容量帯を間違えないことに集中する 下の買うなら、いまは8TB以上が合理的で容量帯を決め、型番はNAS用HDDのおすすめ比較で確認
既存NASが問題なく動いていて、増設は「そろそろ」程度 急ぐ必要はない。まず棚卸しと空きベイの確認で時間を稼ぐ 買わずに時間を稼ぐ3つの手を実行し、この記事をブックマークして次の相場更新(月1回)で再判断
故障したHDDの交換 選択の余地なし。RAIDが縮退している(1本壊れて予備がない)状態は放置しない 同容量帯・CMRの1本を最短で確保。在庫のある型番はNAS用HDDのおすすめ比較、記録方式の確認はCMRとSMRの違い

「今すぐ必要」「故障交換」に当てはまった方が最後に決めるのは型番です。型番・CMR・保証・実売価格で並べた一覧は型番別のおすすめ比較にあります。

RAIDが縮退したまま運用を続けると、リビルド(再構築)前にもう1本が壊れた時点でデータを失います。値上がりを理由に交換を先延ばしにする判断だけは、金額に見合いません。

「今が底です」とも「まだ天井ではありません」とも、当サイトは言えません。WD Red Plusが5週間横ばいなのは事実、同じ8月にIronWolfが+18.5%上がったのも事実で、どちらか一方だけを取り出せば都合のよい結論はいくらでも作れてしまいます。相場を当てにいくより、上の分岐で「自分がどの状況か」を決めるほうが確実です。

買うなら、いまは8TB以上が合理的

値上がりを前提にすると、「どの容量を買うか」の答えが変わります。

容量あたり単価で見ると、8TB以上でプラトーに入る

2026年7月18日時点の秋葉原最安値から、当サイトで容量あたり単価(円/TB)を算出しました(1円未満四捨五入)。

容量 WD Red Plus Seagate IronWolf 東芝N300
2TB 11,290円/TB
4TB 7,495円/TB 6,745円/TB
6TB 6,967円/TB 6,467円/TB
8TB 5,961円/TB 6,092円/TB 5,475円/TB
12TB 5,750円/TB 5,415円/TB
18TB 5,267円/TB

上表はAKIBA PC Hotline! 2026年7月22日公開号(調査期間 7月11日〜18日)の最安値をもとに当サイトが計算した値で、出典記事に掲載されている数値ではありません。銘柄どうしの単価の優劣は調査時点で入れ替わります(前掲の実勢表とは調査日も出所も違います)。ここで判断していただきたいのは銘柄ではなく容量帯です。

読み取れることは3つです。

1. 2TB・4TBが極端に割高になった(7月18日時点)。 2TBは8TBの約1.9倍の単価です。この「4TBは割高」という関係は、9月1日の実勢でも成立しています(すぐ下の再計算をご覧ください)。

2. 8TB以上で、おおむね5,000〜6,000円台/TBのプラトーに入る。 8TB→12TB→18TBの単価改善はゆるやかです。つまり8TBまで上げれば、そこから先の「もっと大きく買う」お得感は薄いといえます。

3. 6TBが中途半端な位置に落ちた。 かつては4TBとの価格差が小さくお買い得でしたが、7月18日時点では6TB(6,967円/TB)と8TB(5,961円/TB)の差が開いています。予算が届くなら8TBです。

参考までに、2026年1月10日のWD Red Plus 8TBは31,350円=3,919円/TBでした。半年で単価が5割増しです。「HDDの容量単価は毎年下がる」という前提は、少なくとも今は成り立っていません。

9月1日の実勢で計算し直しても、8TB以上という結論は変わりません

上の表は7月18日の秋葉原最安値がもとです。その後に相場が動いたので、前掲の9月1日の実勢価格(複数店で買える代表値)でも計算し直しました。全銘柄を同じタイミング(9月1日/WD Red Plus 4TBとIronWolf 4TB・8TBは8月31日)でそろえた計算です。

容量 WD Red Plus Seagate IronWolf 東芝N300 Synology HAT3300
4TB 8,125円/TB 8,000円/TB 10,000円/TB 10,784円/TB
6TB 6,830円/TB 7,250円/TB
8TB 6,100円/TB 6,975円/TB
12TB 6,067円/TB

前掲の実勢表の代表値を容量で割った、当サイトの計算値です(1円未満四捨五入)。最安値ベースの上表とは前提が違うため、数値もずれます。WD Red Plus 4TBとIronWolf 4TB・8TBは8月31日、それ以外は9月1日の確認値です。

8TB以上がいちばん単価が良いという結論は変わりません(WD Red Plusで6,100円/TB)。ただし、8月2日時点の計算からは2点が入れ替わりました。

ひとつは、8月2日に「どの6TBよりも安い」と書いたIronWolf 4TBが、8,000円/TBまで上がって逆転したことです。9月1日はどの4TBよりも6TBのほうが単価が安く、7月18日時点と同じ「4TBは割高」という並びに戻りました。

もうひとつは、銘柄の差が容量の差より小さくなったことです。4TBのWDとIronWolfの差は125円/TB(1本500円)しかないのに対し、4TB→6TBの単価改善は1,295円/TB、6TB→8TBは730円/TBあります。8月2日に書いた「容量を上げるより銘柄を選ぶほうが効く」は、9月1日の計算では成立しません。効くのは容量を上げるほうです

8TB帯だけは事情が違い、WD Red Plus(6,100円/TB)とIronWolf(6,975円/TB)に875円/TB=1本7,000円の差がついています。8TBで単価を優先するならWD Red Plusが安い側です(IronWolfは3年保証に加えてRescueデータ復旧サービスが付く点が違います)。

12TBまで上げても単価は6,067円/TBで、8TBの6,100円/TBとほぼ同じです。単価だけを理由に12TB(1本72,800円)まで上げる根拠はありません。7月18日の最安値ベースで見えていた「8TB以上でプラトー」は、9月1日の実勢でもそのまま確認できました。

それでも当サイトが8TB以上を勧める理由は単価だけではありません。次に説明する「増設までの年数」がもう半分の理由です。銘柄ごとの型番選定は、この章の最後で比較記事に案内します。

在庫の動きが速い時期です。価格を見るときは、最安表示だけでなくその店舗の在庫表示までご確認ください(前述のとおり、最安表示が売り切れというケースが増えています)。

▼ この節で「単価がいちばん良い」とした1本:WD Red Plus 8TB(CMR・3年保証)— 9月1日時点で48,800円=6,100円/TB、上の再計算表で最良だった容量・銘柄です。リンク先の型番表記と在庫はご自身でご確認ください

8TBを選ぶと何が変わるか

数字の話を生活の話に戻します。8TBを選ぶ実利は、次の増設までの年数を稼げることです。

家族の写真・動画を貯める用途なら、年間の増加ペースは数百GB〜1TB程度が一般的です。今1TB使っている2ベイNAS(RAID1)で試算すると、こうなります。

構成 実効容量 空き 年+500GBなら 年+1TBなら
4TB×2(RAID1) 約4TB 約3TB 約6年 約3年
8TB×2(RAID1) 約8TB 約7TB 約14年 約7年

現在の使用量1TB・RAID1・実効容量から単純計算した当サイトの試算です。実際はスナップショットやゴミ箱、空き容量の余裕(8割で運用するのが安全)で前後します。

差額32,600円(WD Red Plusで比較)で、次にHDDを買う日を4年前後うしろにずらせる——これが8TBを選ぶ実利です。この差額は8月2日時点の35,000円から2,400円縮んでおり、8TBへ上げるハードルは1か月前より少し下がりました。4TBで組んで2〜3年後に足りなくなると、その時点の相場でもう一度HDDを買うことになります。今の相場が続いた場合、その買い直しは今回より高くつく可能性があります。

一方で、8TB×2本は初期費用が97,600円前後になります。ここはトレードオフです。これから本体ごと新調するなら、2ベイのエントリー機(Synology DS225+で64,000円前後)と合わせて約16.2万円が目安になります。容量の見積もり方はNASのHDD容量の選び方にまとめてあります。

なお、東芝N300は8TB以上では容量あたり単価が最も良い一方、7月18日調査で最も値動きが激しかった銘柄でもあります(18TB・22TBはいずれも2週間で+15,000円)。4TBは安いバルク品が9月1日に在庫切れとなり、箱入りだけが残って10,000円/TB=サードパーティ製の4TBではいちばん高い位置になりました(純正のHAT3300 4TBは10,784円/TBでさらに上です)。単価の良さと値動きの大きさはセットで考えてください。

予算優先なら4TB×2という選択も残る

「8TBは予算的に無理」という場合、4TB×2という構成は今も現実的です。円/TBでは割高ですが、初期費用の絶対額は8TB×2より約32,600円低くなります。現在の使用量が1TB前後で、増え方が年0.5TB程度なら、上の試算どおり約6年もつ計算です。4TBで組んで次の値動きを見るのは、十分に合理的な判断といえます。

ただし、銘柄を選んで浮く金額はほとんど残っていません。9月1日時点で4TBのいちばん安い銘柄はIronWolf(32,000円)ですが、WD Red Plus(32,500円)との差は2本で1,000円です。8月2日は同じ比較で11,000円ありました。IronWolfが8月に+18.5%上がった結果、4TBは価格でなく在庫と型番で選ぶ容量帯になりました(IronWolfの3.5型は、Seagate公式の一覧に載る容量がすべてCMRと記載されており、NAS用途の条件は満たしています)。

4TBは型番によって在庫の有無が分かれる容量帯でもあります。前述のとおり、WD Red Plus 4TBはWD40EFPX(キャッシュ256MB)が8月2日時点で価格.comの掲載0店=実質品切れで、8月31日に18店の在庫を確認できたのはWD40EFZZ(キャッシュ128MB)のほうです。在庫表示のある店の価格を、型番まで見てご判断ください。

容量帯が決まったら、次は型番です。同じ「8TB」でも記録方式(CMR/SMR)・保証年数・想定ワークロードが違い、NAS常用に向かない型番が混ざっています。買う型番がCMRかどうかは型番ごとのCMR一覧で公式資料の記載を確認できます。当サイトで条件ごとに整理したNAS用HDDのおすすめ比較と、判断基準そのものを解説したNAS用HDDの選び方もあわせてどうぞ。この記事では「いくらで、どの容量帯を」に絞りました。

やってはいけない節約

高いときほど、危ない近道が魅力的に見えます。3つだけ止めておきます。

安いBarraCudaは、NASに入れてはいけない

2026年7月8日公開のアキバ相場調査では、Seagate BarraCuda 8TBが25,980円で特売されていました。同じ時期のWD Red Plus 8TBは47,690円ですから、ほぼ半額です。

出典:AKIBA PC Hotline! 2026年7月8日公開号(調査期間 6月27日〜7月4日)

しかしSeagate公式のCMR/SMR一覧によれば、BarraCudaの4TBと8TBはSMRです(12TB以上はCMR)。SMRはデータを瓦のように重ねて書き込む方式で、大量書き込みやRAIDの再構築時に速度が大きく落ちることがあります。

出典:Seagate 公式「CMR/SMR一覧」。同一覧のIronWolfの行は、CMR欄に2/4/6/8/10/12/16TBが並びSMR欄はN/Aです(3TB・18TBは同一覧に記載がありません)。

RAIDのリビルド中に想定外の時間がかかると、その間にもう1本が壊れるリスクに晒され続けます。2万円の節約と引き換えにするものとしては割に合いません。詳しくはCMRとSMRの違いをご覧ください。

中古・リファービッシュ品は「別の商品」だと理解して買う

Seagateは公式にリファービッシュ品(Recertified Drives)を扱っています。ただし公式ページには次のように書かれています。

  • 保証は6か月(NAS用HDDの新品は3年保証が一般的)
  • 製品は「used, reconditioned, or repurposed(使用済み・再調整・再利用)」されたもの
  • 新品向けの仕様書と保証はリファービッシュ品には適用されない

出典:Seagate 公式 Recertified Drives(米国サイト)。日本国内で正規流通しているかは当サイトでは確認できていません。

メーカー認定品でこの条件です。フリマやオークションの個人出品品は、通電時間も使用環境も分かりません。RAIDを組むためにまとめ買いした中古が同時期に壊れるという事態は、バックアップ設計ごと崩します。

参考値として、Backblazeの2026年第1四半期のドライブ統計(2026年7月9日公開・対象341,263台)を挙げます。四半期の年換算故障率は1.24%、生涯故障率は1.39%と報告されています。これは新品を含むデータセンター運用の数値で、中古の故障率を示すものではありません

出典:Backblaze Drive Stats for Q1 2026(2026年7月9日公開)

外付けHDDの分解(殻割り)は当サイトでは推奨しません

外付けHDDを分解して中身のHDDを取り出す方法がネットで紹介されていますが、当サイトでは勧めません。メーカー保証を失いますし、中身の型番・記録方式が保証されないためです。加えて外付け製品に入るドライブは、NASのような24時間連続稼働を前提にした仕様とは限りません。高騰時ほど「安く見える外付け」に手が伸びますが、NASの中身は数年動き続ける部品ですから、ここは節約しどころではありません。その外付けHDD自体も、前掲のとおり1か月で+33〜43%上がっています。分解のリスクを負って浮く金額は、8月より小さくなりました。

現実的に効く節約と、買わずに時間を稼ぐ方法

止める話ばかりでは片手落ちなので、実際に効く手を挙げます。

Synologyの2025年モデルは、サードパーティHDDが使えるようになった

Synologyは2025年、Plusシリーズに厳しいドライブ互換性ポリシーを導入しましたが、2025年10月8日公開のDSM 7.3で方針を変更しました。公式のニュースには次のように記載されています。

"25 model year DiskStation Plus, Value, and J series running DSM 7.3 will support the installation and storage pool creation of non-validated third-party drives."

(2025年モデルの DiskStation Plus・Value・J シリーズは、DSM 7.3上で未検証のサードパーティ製ドライブの取り付けとストレージプール作成をサポートする)

対象は限定されています。DSM 7.3を導入した「2025年モデル」の DiskStation Plus / Value / J シリーズ(DS925+・DS725+・DS425+ など)が対象で、2024年以前のモデルや他シリーズ、DSM 7.2以前のままの機種は含まれません。また記載は「インストールとストレージプールの作成ができる」という内容であり、Synologyが個々のサードパーティ製ドライブの動作を検証・保証したという意味ではありません

出典:Synology 公式ニュース「DSM 7.3」(2025年10月8日公開)。同ページの脚注には「Creation of M.2 based storage pool and cache still requires drives on the HCL.」とあり、M.2 SSDについては引き続き互換性リスト掲載品が必要です。導入前に、お使いの機種の対応状況を公式の互換性情報でご確認ください。

金額のインパクトはあります。9月1日時点でSynology純正 HAT3300 4TBが43,136円前後なのに対し、WD Red Plus 4TB(WD40EFZZ)は32,500円前後です。1本あたり約10,636円、2ベイなら約21,272円の差になります。

この差は、いったん縮んでから8月に再び開きました。当サイトの確認では1本あたり7月25日 約12,000円 → 8月2日 8,500円 → 9月1日 10,636円という動きです。8月2日にいったん詰まったのは純正のHAT3300が下げたため(価格.com最安で47,200円→39,980円)でしたが、そのHAT3300が8月に反転し、9月1日は43,136円まで戻しました。WD Red Plus 4TB側は32,500円で動いていません。純正を選べばSynologyの検証済みドライブとして扱われ、トラブル時の窓口が一本化されるという利点があります。2ベイで21,272円の差をどう見るかは、その安心をどう評価するか次第です。

一方、9月1日時点で4TBの最安であるIronWolf(32,000円)と比べても、差は1本あたり11,136円です。8月2日は「銘柄しだいで8,500円にも14,000円にもなる」状態でしたが、9月1日はどのサードパーティ製を選んでも10,636〜11,136円でほぼ同じになりました。サードパーティ側の銘柄選びより、純正を選ぶかどうかのほうが金額を左右します。

▼ 上の比較で「市販でいく」側にあたる1本:WD Red Plus 4TB(WD40EFZZ・CMR・WDがNAS用途を明記)。4TB帯で在庫のある最安は本文中ほどで挙げたIronWolf 4TBで、こちらのRed Plusは約500円差です(5,400rpm・キャッシュ128MB。500円をどちらに置いても実額はほぼ変わりません) — 本文の32,500円は2026年8月31日に価格.com掲載店で確認したRed Plus 4TBの価格です。最安表示が売り切れの店のものになっているケースがあるため、リンク先で在庫表示までご確認ください

買わずに時間を稼ぐ3つの手

既存NASが動いていて、増設が「そろそろ」程度なら、次の手で数か月〜1年は稼げることがあります。

  1. 容量の棚卸し:重複した写真・見返さない動画・古いISOを整理する。数百GB単位で戻ることが珍しくありません
  2. 空きベイを先に使う:4ベイ機で2本しか使っていないなら、増設は1本で足ります。全交換より費用を抑えられます
  3. 一時的にクラウドへ退避:ただし月額が発生し続けます。仮に月1,000円なら年1万2,000円で、数年続けばHDD 1本ぶんに届きます。総コストの比較はNASとクラウドの比較を参考にしてください

棚卸しをどう進めるかは別記事にまとめました。Synology公式ツールでの洗い出し・外付けへの一時退避・予兆監視で買う日を自分で決める方法まで、HDDが高くて買えないときの選択肢で手順にしています。

RAID構成の組み替え(RAID1→RAID5など)は、データを預けたまま構成を変える操作になるため、節約目的で安易に手を出さないでください。実行する場合は、必ず事前に別媒体へバックアップを取り、自己責任で行ってください。

よくある質問(FAQ)

Q1. NAS用HDDの値上がりは、いつまで続きますか?
A. 「いつ収まる」と断定できる材料はありません。事実として言えるのは、一本調子の値上がりが2026年7月下旬でいったん止まったことです(WD Red Plus 6TBは価格.com最安で7月23日48,620円→7月27日から9月1日まで約5週間40,980円で横ばい)。ただし同じ8月に、Seagate IronWolfは4TBが+18.5%・8TBが+13.9%(最安ベースでは+14.4%)と上げ直しました。全体が値下がりに転じたと判断できる材料は、当サイトにはまだありません。証券会社(米モルガン・スタンレー)はデータセンター向けHDDの供給不足が少なくとも2028年まで続くと予測していますが、これは投資家向けの見通しであって、家庭向け小売価格を保証するものではない点にご注意ください。
Q2. HDDはいつ安くなりますか?値下げの見通しはありますか?
A. 「この時期に値下がりする」と言える根拠は、当サイトでは確認できていません。供給側の材料を並べると、①ニアラインHDDの生産枠は2026年分が長期契約で埋まっている、②部材メーカー(レゾナック・HOYA・TDK)の増強は始まっているが新工場の稼働予定は2028年、③HDDメーカーは台数ベースの生産能力を増やしていない——となり、2026年内に供給が緩む材料は見当たりません。実際、8月はWD Red Plusが横ばいだった一方でIronWolfと外付けHDDが上がり、値下げ方向へそろって動くことはありませんでした。一方で7月下旬には一部の銘柄が下げており、在庫が戻れば店頭価格は下がることも実際に起きています。値動きは「構造」ではなく「在庫の巡り」で数千円単位で動く、と考えるのが実態に近いです。
Q3. 2026年のHDD価格はどう推移しましたか?
A. NAS用HDDの代表格であるWD Red Plus 6TBは、秋葉原ショップ最安で1月10日24,200円→5月23日33,980円→6月20日33,480円→7月18日41,800円と推移しました(AKIBA PC Hotline!の月次相場調査)。さらに価格.comの価格推移では7月23日に48,620円のピークをつけ、7月27日から9月1日までは40,980円で横ばいです。上半期は上昇、7月中旬に急騰、7月下旬に反落してその後は横ばい、というのが2026年のここまでの形です。ただし同じ期間にIronWolf 4TBは26,980〜29,980円のレンジを往復したあと8月に31,980円へ上がっており、銘柄によって推移はまったく違います
Q4. HDDの価格が下がらないのはなぜですか?
A. 生産の配分がデータセンター向けに移ったまま戻っていないためです。HDD全体の出荷台数は2024年1億2,390万台→2025年1億2,375万台とほぼ横ばいなのに対し、ニアライン(データセンター向け)は+916万台、コンシューマ系の3.5型ATAは-479万台でした。総量が増えないまま配分だけが動いたので、家庭向けの棚に並ぶ数が減っています。Seagateは2026年分の生産枠がすべて割り当て済みと説明しており、家庭向けの安いモデルに枠が戻る材料は当サイトが確認した範囲ではありません。
Q5. SSDが高騰しているのと同じ理由ですか?
A. 別の理由です。SSDの高騰はNANDフラッシュの需給によるもので、HDDの高騰はデータセンター向けへの生産配分の移動が主因です。今回の調査では、NAND価格の上昇がHDD価格を押し上げたという一次情報は確認できませんでした。
Q6. 今買うのと、待つのはどちらが得ですか?
A. 状況によります。今すぐ容量が必要な方や故障交換の方は、待つ根拠が弱いため容量帯の選択に集中するのが現実的です。既存NASが問題なく動いている方は、容量の棚卸しや空きベイの活用で時間を稼ぐ選択肢があります。当サイトは「今が底」とも「待てば下がる」とも断定できません。5週間横ばいの銘柄と、同じ8月に+18.5%上げた銘柄が両方あるためです。
Q7. 秋葉原の特売で見たBarraCudaの8TBが半額近いのですが、NASに使えますか?
A. 常用はおすすめしません。Seagate公式のCMR/SMR一覧では、BarraCuda 3.5型の4TBと8TBはSMRと記載されています。SMRはRAIDの再構築や大量書き込みで速度が大きく落ちることがあり、NAS用途には向きません。
Q8. 中古やリファービッシュ品で安く済ませるのはアリですか?
A. リスクを理解したうえでなら選択肢ですが、新品と同じものではありません。Seagate公式のリファービッシュ品は保証6か月で、新品向けの仕様書と保証は適用されないと明記されています。フリマ等の個人出品品は使用履歴が不明で、RAIDで同時期に故障が重なる懸念もあります。
Q9. NAS用に2本まとめて買う場合、同じ店で同時に買っても大丈夫ですか?
A. 問題はありませんが、RAIDを組むなら製造ロットが揃いすぎることを気にする方もいます。同一ロットは特性が近く、故障時期が重なる可能性を指摘する意見があるためです。当サイトはこれを裏づける公開データを確認できていないため断定はしませんが、在庫が薄い2026年の状況では、そもそも同一店舗で2本揃わないケースが増えています。1本ずつ在庫のある店で確保する形でも問題ありません。
Q10. 少しでも安く買うには、どこを見ればいいですか?
A. 特効薬はありません。現実的には、(1) 価格.comの価格推移グラフで直近の底値を把握する、(2) AKIBA PC Hotline!の相場調査で秋葉原の最安値の動きを追う、(3) 通販サイトのセールやポイント還元を含めた実質価格で比較する——の3つです。加えて2026年は型番の確認が効きます。WD Red Plus 4TBのように同じ製品名でキャッシュ容量違いの型番が並ぶことや、東芝N300 4TBのように安いバルク品が在庫切れになって箱入りだけが残る(9月1日時点)ことがあるためです。最安表示の店に在庫がないケースも多いので、実際にカートに入れられるかまで必ず確認してください。当サイトも本記事の価格スナップショットを月1回を目安に見直しています。
Q11. HDDが高いなら、いっそSSDで組むべきでしょうか?
A. 2026年時点ではSSD側も高騰しており、容量あたり単価の差は依然として大きいままです。用途別の比較は当サイトのNAS用HDDとSSDの比較記事をご覧ください。
Q12. 外付けHDDも値上がりしていますか?
A. しています。バッファローの据え置き型外付けHDD(HD-SGDA U3シリーズ)を当サイトで調べたところ、8月5日→9月1日で4TBが19,500円→27,500円(+41%)、6TBが23,000円→32,980円(+43%)、8TBが32,000円→42,700円(+33%)でした。ほぼ同じ期間の内蔵NAS用HDDより上げ幅が大きく、内蔵の高騰が外付けにも届いています。容量あたり単価では外付けのほうがまだ安い(4TBで6,875円/TB)ので一時退避先としては選択肢に残りますが、分解して中身をNASに入れる使い方は当サイトでは勧めません(保証・型番・24時間稼働前提の3点が担保されないため)。

まとめ

  • 一本調子の高騰は7月下旬で止まったままです。WD Red Plus 6TBは7月23日の48,620円をピークに、7月27日から9月1日まで約5週間40,980円で横ばい(ピーク比-15.7%)
  • ただし値下がりトレンド入りの確証はありません。8月はIronWolfが4TB+18.5%・6TB+6.1%・8TB+13.9%(最安ベースでは+14.4%)、Synology HAT3300 4TBも反転上昇と、銘柄で動きが割れています
  • 8月の新しい動きは外付けHDDへの波及(バッファロー据え置き型は1か月で+33〜43%)。内蔵を避けて外付けへ、という逃げ道も1か月前より高くなった
  • 半年で見れば依然として高い水準(秋葉原最安でWD Red Plus 6TBは1月→7月で+72.7%、8TBは+52.1%/2026年7月18日調査時点)
  • 原因はSSDの高騰とは別。HDD全体の出荷台数は横ばいのまま、データセンター向けに配分が移ったことが統計で確認できる
  • 実感としては「値札が上がった」より「安い店から在庫が消えた」。東芝N300 4TBは9月1日にバルク品が在庫切れとなり、箱入り(40,000円〜)だけが残りました。買う前に型番と在庫表示まで確認する
  • 買うなら8TB以上が容量あたり単価で有利(WD Red Plus 8TBで6,100円/TB)。予算優先なら4TB×2も選択肢だが、銘柄を変えて浮く金額は2本で1,000円まで縮んだ
  • 安いBarraCuda 4TB/8TBはSMR。半額の誘惑には乗らない
  • Synologyの2025年モデル(DSM 7.3稼働のPlus・Value・Jシリーズ)はサードパーティHDDに対応。純正との差額は1本あたり約10,636円で、8月2日より約2,100円広がった

次の一手

  • 買うと決めた方NAS用HDDのおすすめ比較で型番・CMR・保証を確認し、NASのHDD容量の選び方で必要本数を確定してください
  • まだ待てる方:今日は「容量の棚卸し」と「空きベイの確認」だけで十分です。数か月〜1年は稼げます
  • 故障交換の方CMRとSMRの違いだけ先に確認して、同容量帯のCMR機を手配してください

価格・在庫はいずれも執筆時点(2026年9月1日/WD Red Plus 4TBとIronWolf 4TB・8TBは8月31日)に確認したものです。相場の動きが速いため、購入前に必ずご自身で最新価格と在庫をご確認ください。この記事の価格スナップショット節は、月1回を目安に見直します。

▼ 8TB帯のもう一方:Seagate IronWolf 8TB(ST8000VN002・CMR)— 2026年8月31日時点では55,800円で、WD Red Plus 8TB(48,800円)より7,000円高い側です。Rescueデータ復旧サービスの有無まで含めて比べたい方向けの1本として、リンク先の価格・在庫をご確認ください