本記事のおすすめ・ランキング・比較は、広告報酬の多寡ではなく、公表スペック・技術的根拠にもとづいて選定・評価しています。

Synologyの2ベイNASを検討すると、最後まで残る候補が DS225+DS223j です。本体だけで価格差は28,000円。この差で何が変わるのかを、7つの観点で比べます。

⚠ DS224+をお探しの方へ:DS224+は販売を終了しています
Synology国内正規代理店であるアスクのDS224+製品ページには「本製品は販売を終了いたしました」と記載されています(2026年9月1日に当サイトが確認)。Synology公式サイトでも、DS225+とDS223jは製品ページが表示されるのに対し、DS224+のURLはダウンロードセンターへ転送されます(同日確認)。終売の時期を告知した公式情報は当サイトでは確認できていないため、書けるのは「2026年9月1日時点で販売を終了している」という事実までです。
DS224+と同じ2ベイのPlusシリーズで、いま新品で買えるのがDS225+です。Synologyは公式にDS225+を「DS224+の後継」とは呼んでいないため、本記事では実質的に入れ替わる形の現行モデルとして扱います。在庫品・中古のDS224+を検討している方は、記事後半のチェックリストもあわせてどうぞ。

結論から言うと、家族数人で同時に使う・Dockerや仮想マシンを試す・PC側も2.5GbEにするつもりなら DS225+、ファイルの保存とバックアップが主目的なら DS223j で足ります。差額の28,000円をHDDの容量に回す、という選び方も成立します。

スペック比較表

項目 DS225+ DS223j
発表 2025年6月 2023年
CPU Intel Celeron J4125(4コア・2.0/2.7GHz・x86) Realtek RTD1619B(4コア・1.7GHz・ARM)
メモリ 2GB DDR4(スロット1・最大6GB) 1GB DDR4(公式仕様に拡張の記載なし)
ドライブベイ 2(3.5インチHDD/2.5インチSSD・ホットスワップ対応) 2(3.5インチHDD/2.5インチSSDは別売ディスクホルダーが必要)
M.2 SSDスロット 非搭載 非搭載
LANポート 2.5GbE×1 + 1GbE×1 1GbE×1
公称スループット 最大282MB/s(読み)/217MB/s(書き)※メーカー社内テスト値 データシートに記載なし
USBポート USB 3.2 Gen 1 ×2 USB 3.2 Gen 1 ×2
ファイルシステム(内蔵) Btrfs/ext4 Btrfs/ext4
対応RAID SHR・Basic・JBOD・RAID 0・RAID 1 SHR・Basic・JBOD・RAID 0・RAID 1
消費電力(アクセス時) 16.98W 16.31W
保証 3年(有償のEW201等で最大5年) 2年(4年への延長は欧州・北米向けサービス/Q4参照)
実売価格(本体のみ) 64,000円 36,000円

※スペックはSynology公式データシートおよび公式製品ページで当サイトが確認しました(2026年9月1日)。価格は2026年8月19日時点の実勢で、販売店・時期によって変動します。

DS224+から何が変わったのか

DS224+の在庫品・中古と迷っている方のために、確認できた範囲で違いを並べます。

項目 DS224+ DS225+
CPU Intel Celeron J4125 Intel Celeron J4125(同じ)
メモリ 2GB DDR4(最大6GB) 2GB DDR4(最大6GB・同じ)
LANポート 1GbE×2 2.5GbE×1 + 1GbE×1
消費電力(アクセス時) 14.69W 16.98W
保証 2年 3年(有償のEW201等で最大5年)

CPUとメモリは据え置きで、変わったのはネットワークと保証、そして消費電力です。「新しい世代だからCPUが速くなった」機種ではありません。処理性能を理由にDS224+からDS225+へ買い替える動機は薄く、DS225+を選ぶ理由は2.5GbEと保証期間のほうにあります。


7つの観点で徹底比較

① CPU:x86かARMか——差の筆頭はここ

DS225+はIntel Celeron J4125(x86)、DS223jはRealtek RTD1619B(ARM)です。どちらも4コアですが、動かせるソフトの幅が違います。x86はSynologyの追加パッケージやDockerイメージの対応が広く、DS225+のデータシートにはVirtual Machine Manager(推奨仮想マシン2台・Virtual DSM 2台/うち1つは無償ライセンス)の項目があります。DS223jのデータシートにVMMの項目はありません。

ファイルをコピーする、PCを自動バックアップする——この範囲なら体感の差は出にくいです。差が出るのは家族が同時にアクセスしたとき、Dockerでアプリを常駐させたとき、写真を大量に取り込んでサムネイルを作らせたときです。

② ネットワーク:2.5GbEは「PC側も替えて初めて効く」

DS225+は2.5GbE×1と1GbE×1、DS223jは1GbE×1です。1GbEの実効速度はおおむね110MB/s前後が上限で、DS225+の公称282MB/s(読み)はこの上限に頭を押さえられます。

ただし2.5GbEを活かすには、PC側のLANポート(またはUSB LANアダプター)とハブも2.5GbE対応にする必要があります。ここを替えないなら、DS225+を選んでもネットワーク速度は1GbEのままです。予算を組むときは本体代だけでなく、この追加費用も同じ場所に置いて比べてください。ハブとケーブルのどこまでを買い替える必要があるかは、NASは有線でつなぐ(スイッチングハブの選び方)に実機と価格帯を出してまとめています。

なお2つのポートについて、公式データシートの記載は「フェイルオーバーサポート」です。速度の異なる2ポートを束ねて速くする使い方(リンクアグリゲーション)ができるかどうかは、当サイトでは公式の記載を確認できていないため書きません。

③ メモリ:増設できるかどうか

DS225+は2GB DDR4でスロットが1つあり、最大6GB(2GB+4GB)まで増設できます。DS223jは1GB DDR4で、公式仕様にメモリスロットも最大メモリ容量も項目がありません(=増設の手段が案内されていない)。

写真と書類のバックアップが中心なら1GBでも実用上の不足は感じにくい一方、あとから足せるかどうかは購入時にしか選べません。Dockerでアプリを増やす、Synology Photosに数万枚を入れる、といった将来が視野にあるならDS225+側に寄ります。

④ 同時利用の上限:家族何人で使うか

公式データシートに書かれた上限値には、はっきりした差があります。

項目 DS225+ DS223j
ローカルユーザー最大数 512 256
共有フォルダ最大数 128 64
共有フォルダ同期タスク最大数 4 2
Synology Drive 最大ユーザー数 10 5
VPN Server 最大接続数 4 2
Surveillance Station(1080p H.264) 25チャンネル/750 FPS 12チャンネル/360 FPS

家庭で使う分にはユーザー数や共有フォルダ数の上限に当たることはまずありません。現実に効いてくるのはSynology Driveの同時ユーザー数(10と5)とVPN接続数(4と2)、そしてNASを防犯カメラのレコーダーにする場合のチャンネル数です。カメラ用途を考えているならNASで防犯カメラ映像を録画するもあわせてどうぞ。

⑤ ハードウェアトランスコード(両機共通の注意):どちらも標準では効きません

以前の本記事は「ここが両者の最大の差」と書いていましたが、DS225+ではこの差がなくなりました

DS225+のCPU(Celeron J4125)はIntel Quick Syncを内蔵しています。それでも、2025年世代のSynology(DS225+・DS425+)ではPlex・Jellyfin・EmbyでのハードウェアトランスコードがDSMの標準状態では効きません。Synologyがカーネル側のグラフィックドライバ対応を外したためとされています。DS223jはARMでiGPUを持たず、こちらも非対応です。

「では2023年世代のDS224+なら効くのか」は、当サイトでは実機で確認していません。ドライバ対応が外れたという情報は2025年世代についてのもので、DS224+が同じ扱いになるかは公式の記載も確認できていません。トランスコードを目的に中古のDS224+を狙うのは、可否が確かめられないためおすすめしません。

どこまで確認できたかを分けて書きます。CPUの型番は公式データシートで確定しています(当サイトが2026年9月1日に確認)。いっぽうドライバの方針についてはSynology公式サイト上の一次文書を当サイトでは確認できておらず、海外メディアやユーザーコミュニティで引用されているサポート回答が根拠です。また、両機のデータシートにはそもそもトランスコード可否の記載がないため、不記載を非対応の根拠にはしていません

出典:NAS Compares「Synology DS225+ Review」XDA「I brought back hardware transcoding on my Synology NAS」(2026年9月1日確認)

写真管理・ファイル共有・Docker・Synology純正アプリでの再生には影響しません。Plexなどで4K動画を変換再生することが主目的なら、この2機種の比較自体が用途に合っていません。Intel N100搭載のUGREEN NASync DXP2800(本体約51,000円)やQNAP TS-264が候補になります(詳しくはPlex・Jellyfin・Embyの比較)。

DXP2800の実勢はDS225+より13,000円ほど安い水準です(本体の実勢どうしの比較・2026年9月1日時点。店舗ごとの下限・上限どうしなら約11,000〜12,100円差/2ベイNASおすすめ)。ただしUGREEN公式は2026年9月3日からの定価改定(65,880円)を告知しています(2026年8月31日確認)。改定されるのは定価で、現在の実売はそこから割り引かれた価格です。改定後に実売がどこへ動くかは当サイトでも確認できていないため、9月3日以降に検討する方は必ず最新価格を確かめてください。DXP2800を選ぶ理由は価格ではなく、Intel N100でハードウェアトランスコードが動く点です。DS225+を選ぶ材料は、動画変換の性能ではなくDSMというOSと保証・サポート体制です。DS225+は国内正規代理店のアスクが扱い、保証は3年(DXP2800はUGREEN公式表記で2年・2026年8月14日確認)。

⑥ Docker・仮想マシン

DS225+はx86 CPUでContainer Manager(Docker)とVirtual Machine Manager(VMM)の両方が使えます。Pi-hole・VPN・ホームオートメーションなどを常駐させる用途はここが本命です。

DS223jもDSM 7.2以降はContainer Manager(Docker)に対応します。当サイトのDS223j実機でも、パッケージセンターにContainer Managerが表示され、動作することを確認しました(2026年8月・実機の詳細はDS223jの実機レビュー)。「ARM機ではDockerが動かない」は古い情報です。ただしメモリ1GB・arm64イメージ限定という制約があり、常時動かすコンテナは1〜2個までが現実的です。VMMについてはDS223jのデータシートに項目がなく、当サイトでも動作を確認していません。DS223jでのDocker導入手順はSynologyでDockerを始めるにまとめています。

⑦ 費用:本体・HDD・電気代をまとめて見る

本体の差は28,000円です。NAS用HDDのWD Red Plus 4TB(1本約32,500円)を2本足すと、初期費用は次のようになります。

構成 本体 HDD(2本) 合計
DS225+ + WD Red Plus 4TB×2 64,000円 65,000円 129,000円
DS223j + WD Red Plus 4TB×2 36,000円 65,000円 101,000円
DS223j + WD Red Plus 8TB×2(差額を容量に回す案) 36,000円 97,600円 133,600円

冒頭で書いた「差額をHDDの容量に回す」を金額にすると、こうなります。WD Red Plus 8TBは1本48,800円で、4TB×2から8TB×2へ上げる上乗せは32,600円。本体差の28,000円を丸ごと回しても4,600円足りません。容量を倍にする振り替えは、差額でぴったり賄えるわけではないと見ておいてください。同じ13万円前後でも、中身は2つに分かれます。保存できる容量を優先するならDS223j+WD Red Plus 8TB×2。家族の同時利用やDocker・2.5GbEに備えるならDS225++4TB×2です。

市販のHDDを使えるか(純正縛りはDSM 7.3でほぼ撤回)

2025年モデルのSynologyには当初「自社ブランドと認証済みドライブ以外ではストレージプールを作れない」という制限がありましたが、2025年10月8日公開のDSM 7.3でほぼ撤回されました。DS225+でも、DSMが7.3以降であればWD Red Plusのような市販のNAS用HDDでストレージプールを作れます(「未検証」表示は残ります)。出荷時期によってはDSM 7.2系のまま届くことがあり、その場合は先にDSMを更新してください。線引きの詳細はSynology純正HDD縛りはほぼ撤回にまとめました。

電気代の差は年間約180円

電気代は、DS225+のほうがわずかに高くつきます。公式値はアクセス時でDS225+が16.98W、DS223jが16.31W。31円/kWhで24時間365日動かすと年間で約4,610円と約4,430円、差は約180円です(アクセス時の消費電力のまま回し続けた場合の上限で、実際はHDDが休止する分だけ下がります。1Wあたり年間約272円で計算。単価の根拠と実測値はNASの電気代)。DS223jが省エネ側ですが、この差で機種を決める意味はありません。ランニングコストは互角、判断材料は初期費用の28,000円のほうだと考えてください。


両機種とも本体のみの販売でHDDは別売です。組み合わせるなら、24時間の連続稼働を前提に設計されたNAS用HDD「WD Red Plus」が定番で、家庭のNASの長期運用に向いています。容量ごとの価格と選び方はNAS用HDDのおすすめ比較に、DS223jでの取り付け・交換手順はDS223jのHDD交換にまとめています。

用途別おすすめ

用途 おすすめ機種
写真・書類のバックアップと共有が中心 DS223j(コスパ重視)
家族3〜4人で同時に使う・Synology Driveを人数分使う DS225+(同時利用の上限が2倍)
Dockerを常用したい・仮想マシンを試したい DS225+(メモリ増設可・VMM対応)
PC側も2.5GbEにして大きなファイルを転送したい DS225+(2.5GbEポート搭載)
Plex等で4K動画をハードウェアトランスコード再生したい どちらも標準では効かないため、UGREEN DXP2800・QNAP TS-264
予算を抑えてNASを始めたい DS223j(本体 約34,000円〜・実勢は36,000円前後)

保存とバックアップが主目的でDS223jに決めた方は、下のリンクから在庫と最新価格を確認できます。DS225+を選ぶ場合は、記事末のリンクが対応します。


FAQ(よくある質問)

Q1. DS223jでもSynology Photosは使える?

使えます。写真の取り込み・閲覧・共有・スマホの自動バックアップはDS223jでも動作します。ただしSynologyの製品仕様には、物体認識機能を使うにはシステムメモリを4GB以上にアップグレードする必要があるという注記があります(DS224+の公式仕様PDFに記載)。DS225+・DS223jのデータシートにはこの項目自体がないため同じ条件かは確認できていませんが、メモリを増やせないDS223jでは、この条件を満たす手段がありません。人物や被写体の自動分類まで使いたいなら、増設できるDS225+側になります。

Q2. DS225+のRAMを増設する必要はある?

一般的な家庭用途(ファイル共有・写真管理・バックアップ)では標準の2GBで足ります。Dockerでコンテナを複数常駐させる、仮想マシンを動かす、Synology Photosで大量の写真を扱う——このあたりに進むなら4〜6GBへの増設を検討してください。あとから足せるので、購入時に無理に増設する必要はありません。

Q3. DS223jからDS225+に、あとで乗り換えられる?

HDDを挿し替えれば設定もアプリもそのまま引き継げる、とは考えないでください。Synologyは、世代(パッケージのアーキテクチャ)が違う組み合わせを「そのまま安全」とは扱っていません。DS223j(armv8)からDS225+(x86_64)は、まさに世代が違う組み合わせです。渡せるのは主にボリューム上のデータで、設定やインストール済みパッケージが同じ状態で移るとは限りません。

ネットワーク越しに丸ごと移す公式ツール「Migration Assistant」は、移行先のNASに入れて使うツールです。当サイトが確認した時点での公式配布はarmv7x86_64向けです。移行先になるDS225+はx86_64なので、パッケージ自体は移行先に入れられます(逆に移行先がDS223j側だと、armv8向けが配布されておらず入れられません)。ただし移行元と移行先の組み合わせが対応するかは公式の対応モデル一覧で決まり、当サイトではこの一覧を確認できていません。Synology公式も、ドライブを差し替える移行は「互換性のあるNASモデル、あるいは、同じモデルの更新版バージョンでのみ可能」と案内しています。手順と注意点はNASの買い替え・データ移行に、移行方法3つの比較と当日の段取りまでまとめてあります。乗り換えるつもりがあるなら、先にバックアップを取ってから着手してください。

出典:Synology公式「NASの移行」(2026年9月1日に当サイトが確認)

Q4. 保証はどちらも同じ?

違います。DS225+(Plusシリーズ)は3年、DS223j(Jシリーズ)は2年です。参考までに、DS224+の保証は公式仕様・代理店ページとも2年でした。

延長は地域の条件を先に見てください。延長保証は有償のアドオンで、Synology公式は「延長保証の対象となるのは一部の地域、および特定のモデルのみです」と案内しています(申し込みは本体購入と同時・購入から30日以内の登録が条件)。データシートの記載はこうです。

  • DS225+:3年保証を「EW201 または 延長保証 Plus」で5年まで延長可能。EW201/EW202はアジア・アフリカ・オセアニアで提供とあり、日本はEW201が該当し得ます
  • DS223j:2年保証を「延長保証 Plus で4年まで延長可能」。ところが同じデータシートに、延長保証 Plusはヨーロッパおよび北米でのみ利用可能と書かれています。日本で2年→4年にできるかは、当サイトでは確認できていません

DS223jの「最大4年」は、日本の購入者がそのまま受け取れる条件とは限らないということです。延長を前提に選ぶなら、購入前に販売店とSynologyの提供地域を確認してください。

出典:Synology公式「延長保証」(2026年9月1日に当サイトが確認)

Q5. DS223jのメモリは増設できる?

公式に案内された増設手段はありません。公式仕様にメモリスロット数も最大メモリ容量も項目がなく、Synologyは増設の手段を案内していません(分解による増設の可否は当サイトでは確認していません)。写真・書類のバックアップ中心なら1GBでも実用上の不足は感じにくいですが、Dockerや複数アプリを同時に動かして余裕を持たせたいなら、最大6GBまで増設できるDS225+が手堅い選択です。「メモリ不足で動作が重い」という将来の不満は、機種選びの段階でしか避けられません。増設の有無を含めた用途別の線引きは用途別おすすめにまとめています。

Q6. M.2 SSDキャッシュは使える?

どちらもM.2スロットは非搭載です。SSDキャッシュを使いたい場合は、M.2スロットを備えたDS425+やDS925+が対象になります。ただしSSDキャッシュが効くのは写真のサムネイル表示のような小さなファイルへの頻繁なアクセスで、大容量ファイルの転送速度はHDDとネットワークの上限で決まります。この2機種を比べている段階では、優先度の高い機能ではありません。

Q7. DS223jの後継機は出ている?

2026年9月1日時点で、Synology公式サイトのDS223j製品ページは現行機として表示されており(販売終了の告知もダウンロードセンターへの転送もありません)、当サイトではDS223jの後継機の発表を確認できていません。DS224+のように製品ページが消えている状態とは異なります。「1GBメモリでは足りない」という理由で次の世代を探しているなら、後継を待つより、メモリを最大6GBまで増設できるDS225+が現実的な選択肢です。

DS224+の在庫品・中古を買うときのチェックリスト

販売終了後は、中古市場やショップの在庫品が主な入手経路になります。中古NASは中身のデータごと取引される特殊な商品で、個体差・状態差も大きく、購入は自己責任が前提です。トラブルを避けるため、購入前に次の5点を確認してください。

  1. メーカー保証の残り:DS224+の保証は購入日から2年です(Plusシリーズですが、DS225+の3年とは異なります)。2023年発売の機種なので、2026年9月時点では保証期間が終わっている個体が多くなります。購入証明(レシート・納品書)がない中古品は、期間内でも保証を受けられない場合があります。
  2. HDD付きの個体は避ける:前の所有者が24時間稼働させていたHDDは寿命を消費しており、いつ故障してもおかしくありません。本体のみの個体を選び、HDDは新品のNAS用(WD Red Plus 4TBなら約32,500円)を組み合わせるほうが、故障リスクと交換費用の読みやすさで有利です(容量別の価格比較はNAS用HDDのおすすめ比較)。
  3. 初期化されているか:前所有者のDSMアカウントやデータが残っている個体は、リセット(Mode 2=DSMを再インストールする初期化。ネットワーク設定と管理者パスワードだけを戻すMode 1とは別物です)を実行してから使います。ボリューム上のデータがどう扱われるかは、操作前にSynology公式の手順で確認してください(手順はNASの電源が入らないときの対処に公式KBのリンクつきでまとめています)。引き継ぎたいデータがある個体は、実行前に必ずバックアップを取ってください。前所有者のデータが残っていたら、中身を開かずに初期化するのが安全です(他人の個人情報に触れずに済みます)。出品写真にDSMのログイン画面が写っている場合は、初期化済みかを出品者に確認しましょう。
  4. 付属品の欠品:ACアダプター・LANケーブル・HDD固定ネジが揃っているか。特にACアダプターの欠品は純正品の単品入手が面倒で、互換品の使用は故障リスクもあるため避けたいところです。
  5. 価格の妥当性:判断の目安は上下2つの新品価格です。新品のDS225+が64,000円(保証3年・2.5GbE)、新品のDS223jが36,000円(保証2年)。中古のDS224+がDS225+に近い価格なら、保証と2.5GbEを捨てる理由がありません。当サイトの目安は「DS225+より2万円以上安く、かつ本体のみの個体」で、そこに届かないなら新品のどちらかを選ぶほうが分かりやすい買い物になります(新品に切り替えるなら用途別おすすめへ戻ってどちらかを選んでください)。

まとめ:この比較の要点

  1. DS225+とDS223jの本質的な差は「CPU(x86 vs ARM)・ネットワーク(2.5GbE+1GbE vs 1GbE×1)・メモリ増設の可否(最大6GB vs 公式に増設手段の案内なし)」の3点。2.5GbEはPC側とハブも替えて初めて効きます
  2. ハードウェアトランスコードは、もう両者の差ではありません。2025年世代のSynologyはDSMの標準状態でPlex・Jellyfin・Embyのハードウェアトランスコードが効かないため、その用途はUGREEN DXP2800・QNAP TS-264が候補になります
  3. 費用は本体差28,000円、HDD 4TB×2込みの総額で129,000円と101,000円。電気代の差は年間約180円(DS223jがわずかに省エネ)で、判断材料にはなりません。用途が写真・書類のバックアップ中心ならDS223j、家族での同時利用やDocker・仮想マシンが視野にあるならDS225+です

DS225+に決めた方は、下のリンクから在庫と最新価格を確認できます。DS223jに決めた方は、用途別おすすめの下のリンクが対応します。

仕様の出典:Synology公式 DS225+ 製品ページ同 DS223j/各機の公式データシート(日本語版・DS225+は2025年7月31日更新、DS223jは2025年8月5日更新)/Synology公式 DS224+ 製品仕様(PDF)アスク DS224+ 製品ページ(いずれも2026年9月1日に当サイトが確認)