NAS用語集

NASの記事で出てくる用語を、初心者向けに1〜2文でやさしく解説します。気になった用語は、リンク先の記事でくわしく確認できます。

基本

NAS(ナス)

ネットワークにつないで使うファイル置き場です。家族のパソコンやスマホから同じデータを共有でき、外出先からのアクセスや自動バックアップにも使えます。くわしくはNASとは?をどうぞ。

ベイ

NASにHDDを入れる差し込み口のことで、「2ベイ」ならHDDを2本入れられます。ベイ数の選び方はNASの選び方5つのポイントで解説しています。

ディスクレス

HDDが入っていない状態で売られているNAS本体のことです。HDDは別に買って取り付けます。HDDがはじめから入ったモデルとの違いはHDD込みで買えるNAS一覧にまとめています。

実効容量

RAIDを組んだあとに実際に使える容量です。たとえばRAID 1(ミラー)では、2本入れても使えるのは1本ぶんになります。計算のしかたはNASの容量は何TB必要?をどうぞ。

DSM・UGOS Pro

NASを動かすOS(管理ソフト)の名前で、DSMはSynology、UGOS ProはUGREENのNASに入っています。ブラウザから設定やアプリの追加を行います。メーカーごとの違いはUGREENとSynologyの比較で解説しています。

ホットスワップ

NASの電源を入れたままHDDを差し替えられる機能です。対応していない機種では、電源を切ってから交換します。非対応機種での交換の流れはDS223jのHDD交換手順で紹介しています。

HDD

CMR・SMR

HDDの記録方式です。CMRは磁気トラックを重ねずに書く従来型で、SMRはトラックを瓦のように一部重ねて書く方式です。NASには長い書き込みに強いCMRが向いています(CMRとSMRの違い)。

NAS用HDD

24時間動かし続けるNASでの利用を想定して作られたHDDで、WD Red Plus・IronWolf・N300などがあります。PC用HDDとの違いはPC用HDDはNASに使える?、選び方はNAS用HDDのおすすめ比較をどうぞ。

TLER(ERC)

読み取りエラーが起きたとき、決まった時間で修復をあきらめてNASに報告する機能です。RAIDからHDDが切り離される事故を防ぎます。呼び名はメーカーで違い、WDはTLER、SeagateはERCと呼びます(PC用HDDはNASに使える?)。

MTBF

「平均故障間隔」のことで、HDDの信頼性の目安としてカタログに載る数値です。実際にその時間まで壊れないという意味ではありません(HDDの故障予兆と交換タイミング)。

年間ワークロード

HDDが1年間に読み書きできるデータ量の目安で、メーカーが用途に合わせて設定しています。24時間動かす前提のNAS用HDDは、PC用より大きめに設定されています(BarraCudaとIronWolfの違い)。

S.M.A.R.T.

HDDが自分の状態を記録・報告するしくみです。NASの管理画面から確認でき、故障の予兆をつかむ手がかりになります。読み方はNAS HDDの故障予兆を見抜く、買ってすぐの確認はNAS用HDDの初期不良チェックをどうぞ。

RAID・データ保護

RAID(レイド)

複数のHDDをまとめて1つのように使うしくみです。組み方(レベル)によって、速さ・使える容量・HDDが壊れたときの強さが変わります。全体像はRAIDレベルの違い、そもそも必要かどうかはNASにRAIDは必要か?をどうぞ。

RAID 0(ストライピング)

複数のHDDにデータを分けて書き、速さと容量を優先する組み方です。1台でも壊れると全部のデータが読めなくなるため、家庭のデータ保管には向きません(RAIDレベルの違い)。

RAID 1(ミラーリング)

2本のHDDに同じデータを書く組み方で、1台が壊れてももう1台でデータが残ります。使える容量は1本ぶんです。2ベイNASでよく使われます(RAIDレベルの違い)。

RAID 5・RAID 6

RAID 5はHDD 3本から組めて、1台の故障まで耐えます。RAID 6は2台の故障まで耐えますが、そのぶん使える容量が減ります。4ベイ以上で選ぶことが多い組み方です(RAID 5を組めるNASの選び方)。

SHR

Synology独自のRAID管理(Synology Hybrid RAID)です。容量の違うHDDを混ぜてもむだが出にくいのが特長で、SHR(SHR-1)は1台までの故障に耐えます。Synology専用のため、他社のNASでは使えません(RAIDとSHRの違い)。

リビルド

RAIDのHDDを交換したあと、新しいHDDにデータを作り直す処理です。HDDを長時間書き続けるため、その最中に別のHDDが壊れるリスクもあります(RAIDレベルの違い)。

Btrfs・スナップショット

Btrfsはファイルシステム(データの書き方のルール)の一つで、その時点のファイルの状態を記録しておく「スナップショット」が使えます。誤って消したファイルを前の状態に戻すときに役立ちます(ext4とBtrfsの違い)。

3-2-1ルール

「データのコピーを3つ持ち、2種類の媒体に分け、1つは別の場所に置く」というバックアップの基本ルールです。RAIDだけではバックアップの代わりになりません(NASのバックアップ方法【3-2-1ルール】)。

UPS

停電したときにしばらく電気を送り続ける無停電電源装置です。NASをつないでおくと、停電時に安全にシャットダウンできます(NAS用UPSの選び方)。

ネットワーク

1GbE・2.5GbE・10GbE

有線LANの速さの規格です。数字が大きいほど速く、2.5GbEのNASを活かすにはパソコンやスイッチングハブ側も2.5GbEに対応している必要があります(2.5GbE対応NASの比較、2.5GbE化の速度テスト)。

SMB

ネットワーク上でファイルやフォルダを共有するための通信のルールです。WindowsやMacからNASのフォルダを開くときに使われます(NASをWindowsのネットワークドライブに設定する方法)。

スイッチングハブ

有線LANのポートを増やす機器です。ルーターのポートが足りないときにNASやパソコンをまとめてつなげます(NASは有線でつなぐ)。

QuickConnect

Synologyの、外出先からNASにアクセスするためのしくみです。ルーターのポート開放をしなくても使えます(NASをiPhoneから使う方法)。

VPN・Tailscale

VPNは、外出先から自宅のネットワークに安全につなぐための技術で、Tailscaleはその手軽な一種です。一般的なVPNはルーターのポート開放が前提ですが、Tailscaleはポートを開けずに外から使えます(NASをiPhoneから使う方法、DXP2800×Tailscaleの構築記録)。

ソフト・機能

Docker・Container Manager

Dockerは、アプリを「コンテナ」という箱に入れて動かすしくみです。Container ManagerはSynologyのNASでDockerを扱うためのアプリです(SynologyのNASでDockerを使う方法、Docker対応NASのおすすめ)。

Hyper Backup

SynologyのNASのバックアップアプリです。外付けHDDやクラウドに、NASのデータを自動でバックアップできます(Hyper Backupの使い方)。

Time Machine

Mac標準のバックアップ機能です。NASをバックアップ先に指定すれば、外付けHDDをつながなくても自動でバックアップできます(Time MachineバックアップをNASで行う方法)。

メディアサーバー(Plex・Jellyfin)

NASに保存した動画や音楽を、テレビやスマホから再生できるようにするソフトです。PlexやJellyfin、Embyなどがあります(Plex・Jellyfin・Emby比較)。

トランスコード

動画を再生する機器に合わせて、その場で別の形式に変換することです。CPUの負荷が高いため、メディアサーバーで使うなら対応した機種を選ぶ必要があります(Plex・Jellyfin・Emby比較)。

録画

DTCP-IP

著作権保護のかかった録画番組を、家庭内LANでやり取りするための規格です。対応した機器どうしでないと、録画番組をNASに移したり再生したりできません(NASにテレビ録画を残す選択肢)。

ダビング・ムーブ

録画番組をDTCP-IP対応のNASなどへ送ることで、ダビングは複製、ムーブは移動(元の録画は消える)です。くわしい手順や対応機器はLinkStation LS220DG実機レビューで紹介しています。

nasne

テレビ番組を録画して、スマホやパソコン、ゲーム機から見られるネットワークレコーダーです。録画データの引っ越し先はnasneの録画データ移行先は?にまとめています。

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最終更新日:2026-10-16